あんな紙切れ一枚で「解決済み」にできると思ってるなんて、本気で思っていたとしたら…。
あんな紙切れ一枚で支援してもらった人が納得し、国民に祝福されると思っていたとしたら…。
昨年のお誕生日会見で、「声明責任」を果たすよう苦言を呈された秋篠宮殿下。
「まだ婚約前ですので、他人の家のことについて何か言うのは憚(はばか)られますけれども」
「やはりそれ相応の対応をするのは大事だと考えています。二人にも伝えましたが、 問題をクリアにして、多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ 、婚約にあたる納采の儀を行うことは できません 」
このお言葉に対する答えが突然、マスコミにより、「小室文書」として発表されました!
・秋篠宮殿下に事前に連絡もせず
・マスコミに発表することの承諾も得ず
・支援してもらった(お金をせびった?借りた?)元婚約者にも連絡せず
・でも眞子さんは両親には相談せず、マスコミから発表されることは承知で
・自分勝手な言い訳を一方的に垂れ流した、なんだこの文書
小室圭氏曰く
「元婚約者の方から母に対して婚約を解消したいというお申し入れがありました。 母は 、突然の一方的な申し入れであり、また婚約を解消したい理由について明確なご説明をいただけなかったことから憔悴した様子 を見せていました 」
「母が婚約期間中に受けた支援については清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者の方から「返してもらうつもりはなかった」という明確なご説明 がありました。支援や慰謝料の点を含めて金銭的な問題はすべて 解決済み であることを二人は確認 したのです。」
「母も私も元婚約者の方からの支援については解決済み の事柄であると理解してまいりました。そのため平成29年12月から元婚約者の方のコメントだとされるものが連日報道される事態となり、私も母もたいへん困惑 いたしました。」
「報道されている問題に関する母と私の認識は以上のとおりですが、私も母も元婚約者の方からご支援を受けたことには今も感謝しておりますので、今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたい と考えております。」
(゚Д゚ )ハァ?
・一方的な婚約解消のせいで、母は憔悴・・・
・元婚約者からは、「返してもらうつもりはなかった」という明確な説明
・「借金問題は解決済み」、大事なことだから二回書いたよ
・それなのに、元婚約者のせいで、私も母もたいへん困惑している
・今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたい
関係者によると、
「小室さんがコメントを発表するのは今回が初めてで、眞子さまも把握されている 」
( ゚Д゚)ハァ? (゚Д゚ )ハァ?
βακα..._〆(゚▽゚*)?
..._〆(゚▽゚*) ・・・逝ってよし!
なんだ? この被害者意識。
「解決済み」って勝手に言ってるけど、相手は全く納得してないのになぜ言い切れる?
この「小室文書」発表が逆効果だって、なぜ思わない?気づかない?周囲の人は止めないの?
わたしだけじゃない。
日本中の多くの人も『理解不能』『不快感いっぱい』な小室圭氏とその母・佳与氏。
その謎に迫る記事が、何人かの専門家によって発表されています。
今回は、 精神科女医・片田珠美先生によるBusiness Journal での連載をご紹介。
さすが、専門家の先生。精神医学的心理学的な分析に、(そうなのかも…)と、もやもやが解消。
片田珠美「精神科女医のたわごと」
小室圭さん見解発表、一般大衆と「認知のずれ」か…母親の影響の可能性
Business Journal
2019.01.22
秋篠宮家の長女眞子さまとの婚約が延期されていた小室圭さんが、週刊誌などで報じられてきた母親の400万円以上の「借金トラブル」について文書を公表し、「母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました」と主張した。それに対して、母親の元婚約者は
「トラブルは解決していない」と反論 し、「生活費や学費などは貸したつもりでいた。返済して欲しい気持ちは変わらない」と話している(「朝日新聞デジタル」1月22日配信)。
これでは、「今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたい」と小室さんが文書で述べたことが実現するかどうか、疑わしい。むしろ、母親の元婚約者の「貸したのだから返して欲しい」という以前からの要求と、小室さん母子の「贈与だと認識している」という主張の間の溝は埋めがたいように私の目には映る。
この文書の公表は、秋篠宮さまが昨年お誕生日に際しての会見で、「現状では納采の儀を行えない」と明言され、今でも2人が結婚したいという気持ちがあるのならば「相応の対応をするべき」と条件を示されたことに対して行われたと考えられる。
だが、母親の元婚約者の理解を得るために「借金トラブル」をどのように解決するのかという
具体的な対応を小室さんは示さなかった 。そのうえ、
双方の間の溝がいかに深いかを改めて印象づけた のだから、国民を納得させるのは難しそうだ。
むしろ、反感を買うのではないか。
「認知」のずれ
今回の文書でも感じたのだが、これまでの経緯を振り返ると、母親の「借金トラブル」をめぐる小室さんの
「認知( cognition )」は、 母親の元婚約者とも一般大衆とも
相当ずれている という印象を受ける。
それでは、「認知」とは何かという話になる。精神医学的には、外界の情報を何らかの処理過程を通して内部に取り入れる機能的な活動全般を指す(ちなみに、哲学では「認識」と訳される場合が多い)。
この処理過程が、いわゆる“普通の人”とかなり違うと、
「認知」のゆがみ が生じる。そのため、同じものを見聞きしても、周囲には理解しがたい反応をすることが多い。こうした「認知」のゆがみは、
持って生まれた素質と育った環境によって生じる が、小室さんの場合は
母親の影響が大きい ように見える。
もちろん、「認知」が“普通の人”と違うからといって、必ずしも病気というわけではない。天才的な作家や芸術家の中には、「認知」が“普通の人”とかなりずれている人が少なくなく、このずれが優れた作品を生み出す原動力になりうる。
また、“普通の人”というのは、通常その社会で大多数を占める人であり、そういう人の「認知」を基準にすると、どういう「認知」が適切なのかを多数決で決めることになりかねない。だから、さまざまな「認知」があってしかるべきであり、「認知」の多様性を認めるべきだとは思う。
ただ、一般社会で組織の中で生きていくには、「認知」が他人とあまりにもずれていると、困ったことになる。だから、通常は、自分の「認知」にもとづいて外部に発信した言動が他人からどう受け止められるか、どう見られるかを気にしながら、徐々に微調整していく。これを「フィードバック ( feedback )」と呼ぶ。
われわれは、周囲の反応を見ながら、自分自身の言動に「フィードバック 」をかけている。 ところが、小室さんの場合、この
「フィードバック」機能がうまく作動していない ように見える。だから、「認知」のずれを修正できず、「一体、何を考えているのか」と国民がいぶかるような反応をするのではないか。
もしかしたら、自分自身の「認知」のずれに薄々気づいてはいたものの、
修正する必要はないと思っていた のかもしれない。あるいは、
「認知」のずれに気づいた人が周囲にいなかった わけではないが、
「ずれている人に何を言っても無駄」とあきらめて、何も言わなくなった のかもしれない。
「認知」のずれがあっても、これまでは何とかやってこられたのかもしれない。だが、天皇陛下の初孫と結婚するには、母親の元婚約者だけでなく国民の理解も得なければならない。そのためには、「認知」のずれに気づいて修正しなければ
前途多難 だなあと思う次第である。
ニュースサイトで読む:
https://biz-journal.jp/2019/01/post_26368.html
それにしても、何度見ても、小室圭氏の顔の大きさに・・・。
片田珠美「精神科女医のたわごと」
天皇へ直談判要求報道の小室圭さん母、「自己の過大評価」「視野狭窄」で「認知」のずれか
Business Journal
2019.01.24
秋篠宮家の長女眞子さまとの婚約が延期になっている小室圭さんの母親、佳代さんが、宮内庁に直接連絡をして「両陛下にお会いして、お話をさせて頂けませんか」などと要求していると、複数の週刊誌で報じられた。昨年11月に秋篠宮さまがお誕生日に際しての会見で、「(小室さん側が金銭トラブルについて)それ相応の対応をするべきだと思います。(そうでなければ)婚約にあたる納采の儀は行えません」と明言されてから、この直談判したいという要求が始まったらしい。
先日この連載で私は小室圭さんの一般大衆との「認知」のずれを指摘したが、一連の報道が事実とすれば、
母親の佳代さんのずれ方は息子以上で、半端ではない 。こんなにずれているのは一体なぜなのか?
主に次の3つの要因によると考えられる。
(1)自分自身の過大評価
(2)視野狭窄
(3)想像力の欠如
自分自身の過大評価
まず、自分は、天皇陛下の初孫である眞子さまの“婚約内定者”の母親なのだから、祖父母である両陛下と直接面会する権利があると思い込んでいる とすれば、自分自身の立場を過大評価している。
本来は小室家が抱えているとされる金銭トラブルについて、ご両親の秋篠宮ご夫妻に誠意を尽くして説明し、理解を求めるのが筋 だ。だが、先の会見での秋篠宮さまのご発言が“最後通牒”とも取れるほど厳しかったので、これではわかってもらえないと考え、両陛下と直談判しようとしたのではないか 。
常識的に考えると、両陛下と直談判するのは難しそうだが、もし報道が事実であれば、それができると佳代さんは思ったからこそ、こんな要求をしたのだろう。そう思うこと自体、佳代さんが自分自身と息子を過大評価している表れ だ。こうした過大評価は、昨日今日始まったものではない 。だからこそ、息子を学費の高い学校に通わせるとか、留学させるという教育投資をしたのである。
自分自身を過大評価していると、目の前の現実を見すえることができず、「~だったらいいのに」という願望があたかも実現するかのように思い込みやすい。こうした思い込みを精神医学では「幻想的願望充足」 と呼ぶ。この「幻想的願望充足」ゆえに、佳代さんは「秋篠宮ご夫妻にはわかってもらえないけれど、両陛下に直接お目にかかってお話したらわかってもらえるはず」と思い込んだのではないだろうか。
視野狭窄
秋篠宮さまの厳しいお言葉を聞いた佳代さんが、「破談になったら大変なので、眞子さまとの結婚にこぎ着けるためなら何でもする」という心境になり、周囲が見えなくなった 可能性も考えられる。つまり、視野狭窄に陥った わけである。
以前から佳代さんは「息子のためなら何でもする」と口にしていたと報じられている。これは、美談に聞こえるかもしれないが、その結果周囲が見えなくなって暴走したら、モンスターペアレント になりかねない。
佳代さんは、芥川龍之介の「子供に対する母親の愛は最も利己心のない愛である。が、利己心のない愛は必ずしも子供の養育に最も適したものではない。この愛の子供に与える影響は―少くとも影響の大半は暴君にするか、弱者にするかである」 (『侏儒の言葉』)という言葉を肝に銘ずるべきである。
想像力の欠如
本来、交渉すべき相手はご両親の秋篠宮ご夫妻のはずなのに、それを差し置いて両陛下と直接交渉したいと要求したことが、秋篠宮ご夫妻のお耳に入ったら、どう思われるか、ちょっと考えればわかりそうなものだ 。秋篠宮ご夫妻では交渉相手として役不足なので、より上位にいらっしゃる両陛下と交渉したいと要求しているとすれば、気を悪くされるに違いない。
そのことに考えが及ばない想像力の欠如 は、小室さん母子のほとんどの言動に認められる。その最たるものが、先日母親の「借金トラブル」は「解決済み」であるとする文書を公表 したことだろう。
母親の元婚約者はすぐに反論したが、こういう反応が返ってくることを想像できなかったのは、「認知」のずれ以上に深刻 だと私は思う。したがって、元婚約者との協議が始まっても、両者の間の溝はなかなか埋まらないのではないかと危惧せずにはいられない。
(文=片田珠美/精神科医)
ニュースサイトで読む:
https://biz-journal.jp/2019/01/post_26402.html
なるしすと・・・ ぷぷっ
片田珠美「精神科女医のたわごと」
米国留学の小室圭さん、裏返しの「特権意識」か…例外を求める「例外者」の可能性
Business Journal
2018.07.06
秋篠宮家の長女、眞子さまの婚約者である小室圭さんが、ニューヨーク州の弁護士資格取得を目指し、今年8月から3年間フォーダム大学のロースクールに留学するという。
小室さんは、秋篠宮家から結婚の条件として
「安定した収入を得られる職に就くこと」と「母親が抱えている金銭トラブルの解決」 を提示されていたらしいので、前者の条件を満たすための留学なのだろう。もっとも、留学費用をどうするのかと心配になるが、3年間で2000万円近くかかる授業料については奨学金を活用し、生活費については勤務先の法律事務所が支援するようだ。
それでは、400万円を超す母親の金銭トラブルはどうなのかといえば、返済を求めている母親の元婚約者に連絡は一切ないらしい。この元婚約者からすれば、アメリカに留学する資金があるのなら、
貸した金を早く返してほしい というのが本音だろうが、小室さん母子はあくまでも
「贈与」だと主張 しているので、そういう理屈は通じないのかもしれない。
また、
借金を抱えたまま婚約者を日本に残して3年間留学し 、しかも
その費用を他人から引き出すことが周囲の目にどう映るかに考えが及ばないし、そんなことを考える必要などないと思っている からこそ、こういう決断ができるのだともいえる。その意味では、
自分には特権が与えられて当然で、義務を果たす必要もないと思っているのではないか と疑いたくなる。
<例外者>
このような性格傾向を持つ人をフロイトは
<例外者> と名づけている。<例外者>とは、自分には「例外」を要求する権利があるという思いが確信にまで強まっているタイプである。もちろん、フロイトが指摘しているように、
「人間が誰でも、自分はそのような『例外』だと思い込みたがること、そして他人と違う特権を認められたがるものであることには疑問の余地がない」 。
こうした思い込みは、
自己愛 による。そして、自己愛は誰にでもあるので、誰でも「自分だけは『例外』として特権を認めてほしい」という願望を多かれ少なかれ抱く。もっとも、そういう願望が心の中にあるからといって、実際に自分は「例外」だと広言し、「例外」として振る舞うことはなかなかできない。第一、社会では許されない。
しかし、この
思い込みが<例外者>は人一倍強い 。ただ、自分の思い込みを正当化するには特別な理由が必要なので、それを
子どもの頃に味わった体験や苦悩に求めがち である。
本人は、自分には責任のないことで「もう十分に苦しんできたし、不自由な思いをしてきた」と思っている。そのため、「不公正に不利益をこうむったのだから、自分には特権が与えられてしかるべきだ」と考える。 さらに次のような思考回路に陥りやすい。
「人生は私に損害賠償をする義務がある。私は賠償を取り立てても許される。私には自分が<例外者>であることを要求する権利がある。普通の人が遠慮するようなことでも、実行する権利があるはずだ」
何を「不公正」と感じるかは人それぞれである。容姿に恵まれなかった、貧困家庭に生まれた、親に愛されなかった、虐待を受けた……など、本人が不利益をこうむったと感じ、運命を恨む権利があると考えれば、それが自分は<例外者>だという思い込みにつながりやすい。
小室さんの場合は、やはり父親の死だろう。一部では自殺とも報道されているが、父親の死は、小室さんには責任がないにせよ、それによって受けた衝撃も、その後母親と息子が背負った苦労も、はかりしれない。その結果、「不利益をこうむったのだから、あらゆる損害賠償を求める権利を持っている」と思い込むようになったとしても不思議ではない。
裏返しの特権意識
問題は、<例外者>がしばしば特権を要求し、義務からも免除される権利があるはずだと確信していることだ。 いわば
裏返しの特権意識が強い わけで、それがしばしばトラブルを引き起こす。あくまで精神科医の立場から見た印象だが、小室さん母子が、母親の婚約者が用立ててくれたお金を婚約解消後も「贈与」とみなし、返済の義務などないと主張したのも、<例外者>特有の裏返しの特権意識によるのかもしれない。
もちろん、<例外者>が<例外者>であることを要求する理由として挙げる体験や苦悩には、同情すべきものが多い。しかし、だからといって
裏返しの特権意識が目立つと反感を買う 。小室さんへの世間の風当たりが強いのも、この反感のせいなのだろうが、
そのことに本人は気づいていないように見える 。風当たりへのセンサーの感度が低いのか、それとも風当たりなど気にしなくてもいいと思っているのか。
天皇陛下の初孫を妻として迎えるには国民から祝福されたほうが望ましい。当然、風当たりはマイナスになるはずだが、それを歯牙にもかけないのは、ニューヨーク州の司法試験に合格して国際弁護士になれば、世間など見返せるという自信があるからだろうか。ただ、たとえ留学の目的を果たせても、世間の風当たりも反感も相変わらず強いのではないかと危惧せずにはいられない。
(文=片田珠美/精神科医)
参考文献
ジークムント・フロイト「精神分析の作業で確認された二、三の性格類型」(中山元訳『ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの 』光文社古典新訳文庫)
ニュースサイトで読む:
https://biz-journal.jp/2018/07/post_23980.html
(・∀・。(-∀-。(・∀・。(-∀-。(・∀・。(-∀-。(・∀・。(-∀-。)ぅんぅんぅんぅんぅん
この母子。どこかの国の人たちとメンタリティが似てる・・・。やっぱり、日本人じゃないね。
↓ 皇族も平民も、もれなく理解不能な小室一座に、この曲をプレゼント!
VIDEO
♪貸した金 返せよ 貸した金 返せよ
あした 金 返せよ おう! 貸した金 はした金なんでしょ
※小室家は 「借りた金 返せよ」version ですね
片田珠美先生によると、同じような例として、
カルロス・ゴーン容疑者 にも
「例外者的な特権意識」 があてはまるようです。
ああ、そう云えば、「働かなくてもいい」と思い込んでいる
「例外者的な特権意識」 を持つ
次期皇后 もいらっしゃいますね。
勝戦国でもなければ戦争もしていない、元は日本の一部だったのに被害者ヅラをしつづけ、レーダー照射を低空飛行にすり替えて謝罪と賠償を請求し続ける
「例外者的な特権意識」 を持ち続ける
迷惑な隣国 もありますね。
片田珠美「精神科女医のたわごと」
「日産の金は俺の金」…ゴーン氏、異常な強欲さの裏に「例外者的な特権意識」と幼少期の屈辱
2018.11.22
日産自動車のカルロス・ゴーン容疑者が自身の報酬を約50億円過少に申告したとして、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑で逮捕された。この逮捕を受けて記者会見した日産の西川廣人社長は、社内調査の結果、3点の重大な不正行為が判明したと述べた。報酬を減額して記載しただけでなく、私的な目的での資金流用と経費の不正支出もあったという。
事実とすれば、ゆゆしきことである。
すでに莫大な財産を築き、経営者として高額の報酬を得ていたにもかかわらず、なぜゴーン氏はこれほどまで金に執着したのか? その理由を分析すると、次の3つの要因が浮かび上がる。
( 1 )「コストカッター」
( 2 )特権意識
( 3 )<例外者>
「コストカッター」
2万人以上のグループ従業員のリストラや5工場の閉鎖などによって日産のV字回復を成し遂げたゴーン容疑者は、
「コストカッター」 として名高い。その負の側面があらゆる場面で顔をのぞかせているように見える。
まず、自らの報酬を過少に申告したのは、
支払う税金をできるだけ少なくしたいという思惑 があったからではないか。また、海外の子会社にブラジルやレバノンなどで高級住宅を購入させ、ゴーン容疑者が無償で提供を受けていた疑いもあるらしい。これは、
自分が利用する住宅であっても、自分の財布からは一銭も出したくない からで、「コストカッター」の面目躍如といえる。
私生活においても「コストカッター」ぶりを発揮している。ゴーン容疑者は前妻との離婚手続きの際に「お前に与える財産はない」と主張し、
財産分与の権利を放棄するよう前妻に迫った と今年5月に「週刊文春」(文藝春秋/5月24日号)で報じられている。そのうえ、
離婚訴訟費用まで日産に出させた という報道もある(同誌11月29日号)。事実とすれば、離婚はしたいが、そのコストを自分で負担するのは嫌だったのだろう。
ゴーン容疑者がカットしたかったのは金だけではないようだ。
超せっかち で、社内食堂でものすごいスピードで食事を取る姿が社員に目撃されている。また、ゴルフも「時間がかかるから」という理由でやらなかったらしい。いずれも、
時間をできるだけカットしたいからにほかならない 。
つまり、ゴーン容疑者は、金にせよ時間にせよ、自分がコストとみなし、無駄と判断したものは徹底的にカットする。
良くいえば合理的 で、こういう人物が日産の再建のためには必要だったのかもしれない。だが、その反面、
「非情」「がめつい」 などと批判されても当然といえるほどの「コストカッター」ぶりである。今回告発された一連の不正は、こうした負の側面によると考えられる。
特権意識
ゴーン容疑者は、「俺は経営危機に陥った日産を立て直した功労者なのだから、特別扱いされて当然」と特権意識を抱き、「少々のことは許されるはず」と思い込んでいた可能性が高い。 もしかしたら、「俺が改革しなければ、日産はつぶれてもおかしくなかった。だから、俺のおかげで立ち直った日産が現在稼いでいる金をどう使おうと俺の勝手」 とさえ思っていたかもしれない。
こうした特権意識は、ゴーン容疑者が日産で長年トップの座 にあり、彼1人に権限が集中しすぎた ことによって助長されたはずだ。また、「カリスマ経営者」として日本だけでなく世界中で称賛された ことも、彼の特権意識を強めたに違いない。
だが、それだけではない。ゴーン容疑者の特権意識の根底には、強烈なエリート意識が潜んでいる ように見える。彼は、グランゼコールの代表格であるエコール・ポリテクニックを卒業している。グランゼコールは、フランスのエリート養成校 だ。ちなみに、マクロン現大統領も、オランド前大統領も、シラク元大統領も、グランゼコールの1つである国立行政学院( ENA )出身である。
当然、グランゼコール出身者はエリート意識が強く、ゴーン容疑者も例外ではない。このエリート意識が、ミシュランとルノー、さらには日産での成功体験によって強化され、強い特権意識を生み出したのではないだろうか。
<例外者>
見逃せないのは、ゴーン容疑者が移民であるがゆえの悲哀を味わった形跡があることだ。彼は、ブラジルでレバノンからの移民の家庭に生まれたが、6歳のときに家族とともにレバノンに戻っている。そして、レバノンで少年時代を過ごした後、フランスで大学教育を受けるために単身渡航したという。
いくら優秀とはいえ、レバノンでアラビア語を、フランスでフランス語を流暢に話せるようになるまでは、からかわれたり笑われたりしたことがあったはずだ。子供には大人よりも残酷なところがあり、友達のなまりをバカにしたり、まねしたりする。ゴーン容疑者も、そのターゲットにされて、“エトランジェ”(異邦人)としての悲哀を味わった 可能性が高い。
こういう屈辱的な体験をバネにしてがんばったからこそ、輝かしい成功をおさめたのだろうが、同時に自分には責任のないことで苦しみ、不自由な思いをしたと感じ、「不公正に不利益をこうむったのだから、自分には特権が与えられてしかるべきだ」 と考えたのではないか。
このように自分が味わった体験や苦悩を根拠にして、自分には例外的な特権を要求する権利があると思い込む人をフロイトは<例外者>と名づけた 。<例外者> は次のような思考回路に陥りやすい。
「人生は俺に損害賠償をする義務がある。俺は賠償を取り立てる。俺には自分が<例外者>であることを要求する権利がある。普通のやつらが遠慮するようなことでも、実行する権利があるのだ」
しかも、
<例外者> は、自分が味わった屈辱や悲哀を「不公正」なことと受け止めがちで、「俺は不正をすることができる。俺に不正が行われたからだ」と考える。そして、しばしば
自分自身の不正を正当化 する。幼少期に貧しい家庭で苦労した人が、大人になってから不正に手を染めてでも金儲けに執着することがあるが、これは<例外者>だからである。
ゴーン容疑者も<例外者>だろう。しかも、彼が典型的な<例外者>であるがゆえに、特権意識が一層強化されている。彼が「不公正」なことと受け止めたであろう“エトランジェ”としての悲哀には同情すべき点もあるが、だからといって不正が許されるわけではない。
一連の不正が解明され、ゴーン容疑者の強欲さを生み出した精神構造、そしてそれに影響を与えた体験に光が当てられることを切に望む。
(文=片田珠美/精神科医)
参考文献
ジークムント・フロイト「精神分析の作業で確認された二、三の性格類型」(中山元訳『ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの 』光文社古典新訳文庫)
ニュースサイトで読む:
https://biz-journal.jp/2018/11/post_25651.html
Business Journal より転載させていただきました
もしかすると、眞子さんも似た者同士?
(生まれながらに皇族だった)自分には責任のないことで苦しみ、不自由な思いをしたと感じ、「不公正に不利益をこうむったのだから、自分には特権(結婚したい人と結婚すること)が与えられてしかるべきだ」と考えた・・・のかしら。
おそらく、特殊な環境に生まれ、人と違った窮屈な生活を送ることが苦痛で辛かった。
<例外者> で有る自分は、小さい頃から我慢したり苦労したりしたことが多いのだから、誰が何と言おうと、好きになった相手と結婚することができる権利がある 。
そう思っているのかしら。
いまや、「日本一、男を見る目がない女」として日本中をやきもきさせてる眞子さん。
意固地で頑なで一途で一本気なご気性が、このあととどんな行動に出るのでしょうか。
天皇の代替わりに伴う皇室行事「大嘗祭」への公費支出に疑問を投げかけている秋篠宮殿下。
「国民の理解が得られない」として、皇籍離脱後の一時金1億5250万円を眞子さんが辞退することになったら、小室圭はどうするのか?
それでも、結婚したいと思うのかしら。大金と特権がない女性は、ターゲットではなくなるの?
この騒動が、不甲斐ない次期皇后の失態の印象を隠していることは残念ですが、
「女性宮家」の胡散臭さ を国民に知らしめたことだけは、
良かったと言えるのではないでしょうか。