• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

青と緑の稜線のブログ一覧

2022年02月27日 イイね!

9条、なんという役立たず。今こそ、安全保障について議論を。

9条、なんという役立たず。今こそ、安全保障について議論を。昨日は、一日中ベッドの中にいました。
一週間が終わるとたいてい翌日は風邪が悪化してしまい、down…。
年度末には家に持ち帰る仕事がてんこ盛りなんだけど、ちっともはかどらず。

今朝は頑張って起き上がり、気分転換にドライブしながら、お気に入りのパン屋さんまで、レッツゴー。
その時間に、安倍ちゃんがテレビ番組に出演していたことを、先程知りました。

ウクライナについて、ロシアとの関係について、自分は何も理解していません。
ウクライナが核兵器を放棄したことが、今回のロシア侵攻につながっているのなら。
香港や台湾、そして日本には、同じような運命が待っている?

プーチン氏が何を考えているのか、テレビの報道だけでは到底理解できません。

ふう~っ。

仕事がひと段落したところで、ネットから情報を取り入れて、少しでも理解しようと試みております。

alt

安倍元首相「核共有」の議論を
2022/2/27
産経ニュース

自民党の安倍晋三元首相は27日午前のフジテレビ番組で、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、米国の核兵器を自国領土内に配備して共同運用する「核共有(ニュークリア・シェアリング)」について、国内でも議論すべきだとの認識を示した。「日本は核拡散防止条約(NPT)の加盟国で非核三原則があるが、世界はどのように安全が守られているかという現実について議論していくことをタブー視してならない」と述べた。

同時に「被爆国として核を廃絶するという目標は掲げなければいけないし、それに向かって進んでいくことが大切だ」とも語った。米国との核共有は、ベルギーやドイツ、イタリアなど北大西洋条約機構(NATO)の一部の国で採用されている。






トランプ氏、ウクライナ危機「自分なら阻止」バイデン氏を「ばか」とこき下ろす
2022/2/27
産経ニュース

【オーランド(米フロリダ州)=大内清】米国のトランプ前大統領は26日、ウクライナ情勢をめぐり、バイデン大統領がロシアのプーチン大統領に「いいようにあしらわれている」と批判し、自身が政権の座にあれば「こんな茶番を止めるのは簡単だった」と述べた。南部フロリダ州オーランドで開催されている米保守勢力の年次総会「保守政治行動会議」(CPAC)で演説した。

トランプ氏はこのところ、プーチン氏がウクライナ侵攻を前に同国東部の親露派支配地域の「独立」を承認したことを「天才的」だと称賛し、共和党の一部や民主党から「不適切だ」との批判が上がっていた。この日の演説ではそれを念頭に、「問題なのはプーチン氏の頭が良いことではなく、われわれ(米国)の指導者がばかなことだ」とバイデン氏をこきおろした。自身ならどのように侵攻を阻止したかは語らなかった。



「9条で日本を守れるの?」ロシア侵攻で懸念噴出、共産は危機感
2022/2/25
産経ニュース



今こそ安全保障について議論を
パチンコ屋の倒産を応援するブログ より

「敵基地攻撃能力」
という話が出てきた経緯と
現状についてものすごーく簡単にまとめ。

—–
河野太郎防衛大臣「イージスアショア計画は廃棄する」

安倍総理「ちょっ、おま!!」
安倍総理「それじゃ「敵基地攻撃能力の検討」な」

菅義偉総理(河野太郎とは非常に近い)「敵基地攻撃能力の検討は棚上げで」

岸田総理「敵基地攻撃能力について検討します。あと名称変更から検討します」
—–

なお、河野太郎は防衛大臣時代にしれっと
「自衛隊の施設は30%以上を再エネでまかなう」
という事を進めていました。

岸信夫防衛大臣が敵基地攻撃能力について孤軍奮闘しているような状態です。

今回のロシアのウクライナ侵略戦争ではまずはミサイルで攻撃する
という形で侵攻が行われました。
敵基地攻撃能力を考える事の重要性も再確認されたように思います。

今回のロシアのウクライナ侵略戦争であらためて確認できた事をいくつか。

・9条は日本を守るための法律ではない事があらためて確認された。
(日本共産党のトップが9条がロシアにあれば云々言って話をすり替えた事で確定)

・日本の隣には日本に攻撃、侵略をした、あるいはしようとしている勢力が少なくとも4つある
(韓国、北朝鮮、中国共産党、ロシア)

・日本維新の会のオーナー橋下徹はNATOと西側を批判しロシア擁護の立場
(ロシアへの売国利権で生きてきた鈴木宗男が維新から立候補して国政復帰したのも納得)

・日本のマスゴミの多くが親露の立場をとって偏向報道をする。

・日本も尖閣、北海道ですでに今回プーチンが使った理由と同質のものが仕込まれようとしている。

・日本の左翼どもは今回のロシアの侵略戦争を批判したくないので黙るか、
 あるいは話をすり替えてウクライナや西側を批判する。

日本は今回のことを真剣に受け止めて
いかにして日本を守るかということを国民的議論としなければならないと思います。

ですが、国会では安全保障がきちんとした議論になると困るので
野党連中はまともに触れようとしません。

マスゴミが野党議員がどれほどバカであっても守り続けてきた事で
野党がクソ未満の何かという状態であるため、
それならまだクソの方がマシという選択で自民が怠け続けるという構図が
何十年と維持されてきました。

また、有能な人間だと邪魔になるという理由もあってなのか、
無能がより無能をスカウトして集めていくという野党の悪循環の中で
野党のレベルはさらに低下し続けました。

そして与党もまたレベルが下がり続けたと言っていいのだろうと思います。
結果、国民全員が不幸になるというのが作られてきたと言っていいと思います。

2009年の政権交代では日本国民が大打撃を受けました。
マスゴミが長年刷り込み続けてきた
「選挙は憂さ晴らしするところである」
「お試しで政権を選んでダメだったら変えればいい」
という嘘を鵜呑みにして民主党政権を有権者が選んだのです。

細川連立政権、自社さ連立政権で失敗を繰り返した人達が
看板を民主党に変えて集まっているだけだというのに。
「一度やらせてください」
とか言っている嘘つきどもに投票したわけです。

私たち国民が賢くあろうとしなければ民主主義は崩壊します。

その国民にずっと嘘を吹き込み続けてきたのが日本のマスゴミです。

判断するための情報がまともなものがないのなら
国民が判断を誤るのだって仕方の無い事ではあります。

ですが、ネットの普及によって自分たちで情報を比較、収集できるようになりました。

私たち一人一人が客観的な視点を維持するために
情報を得ようと、得た情報に対しても疑いながら接する習慣を持つ必要があると思います。

少なくとも、総務省のキャリアどもと癒着して
マスゴミが電波を独占している現状においては
テレビを通じてまともな情報が流れてくる事はほとんどないのですから。

嘘つき偏向マスゴミの筆頭と言えばやはり朝日新聞でしょう。

朝日新聞はこんな記事を出してきました。

……………………………………

おもしろいけれど、以下略。

……………………………………

お次は海外の記事から。
https://www.foxnews.com/world/russia-finland-sweden-nato

(2022/2/25 FOXnews)

ロシアがフィンランドとスウェーデンに対して、
「NATOに加入したら軍事、政治的な悪影響を及ぼすだろう」
と脅しているようです。

プーチンはKGBの職員として活動していました。
ソ連が崩壊する時もKGB職員として活動をしている最中でした。

そうしたプーチンの立場に立てば、
解体されていく巨大国家の様子を目の前で見てきたということになると思います。

この2~3年、プーチンの顔が浮腫んでいて
あまり健康状態が良さそうとも思えないのですが、
先の開戦演説でのネオナチなどの陰謀論を持ち出して脅威におびえ
そのために徹底的にやらないといけないと主張するプーチンを見るに、
なにか焦りのようなものをブログ主は感じます。

プーチンも69歳でロシア人の平均寿命を超えてきました。
二度と解体されないような体制を作るためにも
かつてのソ連のような大国を復活させようとしているのではないか?

もはや現実と自身の妄想の線引きが怪しくなってきているのではないか?
そんな疑念すらブログ主は持っています。

なにかに付け核兵器での攻撃をほのめかして脅すのも
そうした強迫観念的なもので追い詰められているのではないか?

そんな危険性も可能性の一つとして入れておいていいように思います。

今回のロシアのウクライナへの侵略戦争でもって
米欧はロシアへの経済制裁を行っています。

日本は制裁を発表していますが、
中古車輸出とか鉄鋼取引とかは規制しないとかやってみたり、
相変わらず遅いというかぬるいというか・・・。

ロシアを支えるために中共がロシアと手を組んでいます。

今後は西側諸国vs中露という枠組みになっていくであろうことを考えれば
日本は日本を植民地化しようと考えている中共とともに歩む道はありえないでしょう。

となれば西側に付いていかに日本の安全保障を維持していくか、
という選択肢が一番妥当だと考えます。

今回の米欧はロシアをSWIFTから排除すると決定、発表しました。
林外相も遅まきながら日本も対応していくとつい先ほど発表しています。

国際間での銀行間の取引の枠組みから排除されれば
ロシアの資金は一気に滞ることになります。

おまけにプーチンの力の源泉はFSB(元KGB)です。
このFSBを支える資金そのものが止められて行くことになります。

だからこそ中国共産党は欧州の代わりに
ロシアから小麦や天然ガスを買うと約束したのでしょう。

今後、プーチン体制が崩壊しなければ
かつての冷戦構造の時代のように二つの大きな枠組みでの対立ということになりかねません。

世界の小麦の生産の15%はロシアです。
またEUは
「EU内の企業のために他国企業を排除すべく環境を理由にルールを作り変更していく」
ということを繰り返してきたことで
ドイツ、イタリアに至っては脱原発を決めるなどして
ロシアからの天然ガスなしにはやっていけないエネルギー供給体制になっています。

今後はこれも米、豪などから、穀物や天然ガスを輸入できるように
タンカーを増やすなどして環境整備をしていく必要が出るかもしれません。
日本も仕入れ先を非中露圏へとシフトさせていく必要が出てくるでしょう。

もとより日本は愚かなサラリーマン経営者達が、
目先の利益だけしか考えずひたすら中共依存を拡大させてきました。


日本は脱中国を進めなければなりませんが、
財界が目先の一時的な利益さえ出せれば滅びてもいい
という経営者の集まりなので足を引っ張り続けています。


ウクライナが徹底抗戦をしていることで
ロシアが電撃戦でウクライナを掌握するつもりが、
そうなっていません。

長期化すれば資源輸入にも問題が出ます。

となると日本の経済界が考えることは
「日本政府にロシアへのこれ以上の経済制裁をさせない、あるいは制裁を緩めさせる」
ということになっていく可能性が高いと見ておく必要があります。

そうして規制を緩めさせて自分たちの商売を維持、再開させていこうとする。
このリスクは十分に考えておかなければなりません。

特に経団連は
「自分たちの目先の利益さえ出れば日本が滅びようとかまわない」
という経営者の同好会
なんですから。
ちなみに日経新聞は経済に関しては経団連のサークル会報という位置づけでいいでしょう。

経済安全保障ということを打ち出したのに
中身が全然話が進んでいない岸田政権は
こうしたあたりを正直に言ってくれるような人を内閣参与にでもして
内閣の代わりにしゃべらせて国民の中にも議論が生まれるようにさせるべきと思いますが、
・・・岸田内閣は発足からいまのところまで受け身のままのようです。




ウクライナがアフガン化するかも
2022年2月27日   田中 宇

ロシアが侵攻したウクライナ戦争は、開戦日の2月24日にロシア軍が電撃的にウクライナの空軍を破壊して制空権を強奪した後、膠着的な感じになっている。政治的な水面下の動きが起きていると思われるのだが、何が起きているのかほとんど漏れてこない。ウクライナには以前から、ロシア敵視のウクライナ系ナショナリスト勢力(極右ネオナチ)から、ロシア系などの親ロシア勢力までの諸勢力がいる。極右は米英諜報界に支援されてウクライナの諜報機関を握ってきた。ゼレンスキー大統領も極右の側近たちに囲まれている。ウクライナの極右は、イスラエルの入植者と似て、ナショナリストと言っているが本質はそうでなく、ロシアに打撃を与えることを最優先にしている。彼らの本質は極右というより米英のスパイだ(エリツィン時代のロシアのオリガルヒとか、コソボのKLAも同質)。彼らは米英諜報界の後ろ盾があるので強い。(イスラエルの入植者も米諜報界の後ろ盾があり、イスラエルの安定や繁栄よりもアラブ人・パレスチナ人の排除を最優先にしつつ権力を牛耳り、その結果イスラエルは安定から遠ざかり亡国の際にいる) (敵にガスを送るプーチン)

ロシアは、ゼレンスキー大統領が今の混乱の中で極右(ネオナチ)の側近たちを排除して個人で権力を握り、その上でゼレンスキーが「ウクライナは対露非武装の親ロシア国家になった」と宣言することを望んでいる。これが、ロシアの求める「非武装、非ナチ化」である。これを達成するにはまず、ゼレンスキーが自分を囲んでいる極右の側近たちを排除せねばならないが、それが失敗している可能性がある。ロシアは今年初め、カザフスタンで似たような謀略をやって成功している。カザフスタンで起きた暴動は、ロシアから離反して欧米と親しくしてきた独裁者ナザルバエフ(安保会議長)が、配下のトカエフ大統領に引責辞任させられる権力内の下剋上を引き起こしたが、この下剋上はロシアが誘発したものでないかと私は勘ぐっている。 (カザフスタン暴動の深層)

トカエフは、暴動鎮圧時のどさくさ紛れにロシアとくっついてナザルバエフを蹴落として自分がカザフの親露権力者になった。ロシアは、カザフスタンを反露国から親露国に転じさせた(目くらましとしてトカエフは今回、露軍のウクライナ侵攻に協力しないと表明した)。同様にロシアは今回、ウクライナで露軍侵攻のどさくさ紛れに、極右(米英諜報界)の傀儡だったゼレンスキーが極右を切り落として親露の権力者に転向して政治的に延命することを狙っているのでないか。大統領がゼレンスキーのままなら、欧米も「ロシアがウクライナを政権転覆して傀儡政権を作った」と非難できない。

今回ロシアがウクライナで「カザフスタン方式」を成功させる可能性を高めたのは、2月11日から米国が「ロシアが攻めてくる」と大騒ぎし、英欧諸国を引き連れてウクライナ駐在の外交官や諜報部員たちを全員出国させたからだ。これまでウクライナの極右を支援強化して権力に就かせていた米英勢が、突然に引き揚げていってしまった。その2週間後、露軍が侵攻してきて制空権を奪い、外国勢がウクライナを支援することが不可能になった。ロシアはウクライナの極右幹部(米英スパイ)たちが権力から排除されて一掃(投獄?)されるまで、ウクライナから出ていかない。ウクライナの極右は政治的・諜報的に「兵糧攻め」にされている。 (バイデンがプーチンをウクライナ侵攻に導いた)

ゼレンスキーが露軍に追い詰められつつ、自分の政権から極右を排除して「浄化」し、代わりに親露系(ロシアのスパイ)の政治家や政策立案者たちを側近として登用する「改革」をやり、その上でゼレンスキーがウクライナの非武装中立化を宣言すれば、ロシアが求める「非武装化と非ナチ化」が成就する。選挙で選ばれたゼレンスキー大統領が続投したまま「民主的」に親露側へと換骨奪胎される。逆に、あと2-3週間たってもウクライナ上層部の人事異動などの動きがほとんど起こらず、ゼレンスキーが露軍侵攻前と同じ側近たちに囲まれて「ロシアと戦う」と宣言し続けていたら、極右の延命であり、カザフスタン方式でウクライナを親露側に転換するロシアの謀略は失敗した可能性が高くなる。

ウクライナの極右は、母国をアフガニスタンやシリアみたいな内戦状態にして、ロシアを地上軍による占領の泥沼に引きずり込み、プーチンが世界からもっと非難されるようにして、露軍のウクライナ占領を失敗に追い込みたい。ウクライナ極右は、政府軍とは別の武装民兵団を持っており、彼らは米英諜報界の軍人たちから各種の特殊作戦の訓練を受け、装備を供給されてきた。たとえゼレンスキーが政権中枢から極右を排除し、政府軍が露軍と戦うことをやめさせても、極右民兵は政府の言うことを聞かず、独自の装備を出してきて露軍を攻撃する。 (Putin tells Ukrainian military to ‘take power into their hands’)

すでに極右民兵は、首都キエフなどの住宅街の中にトラックに積んだ地対空砲を持ち込み、住民を「人間の盾」として使いつつ、上空の露軍機を攻撃したりしている。露軍機が極右に反撃すると「露軍機がキエフの住宅街を空爆した」という話になり、欧米日のマスコミがロシア敵視を喧伝する。ウクライナ極右が住民を人間の盾として使う非道なテロリストの戦法をしていることは無視される。欧米日のマスコミは、米英諜報界が発する歪曲情報を鵜呑みにして喧伝する。マスコミは諜報界の傀儡であり、その点で同じく米英諜報界の傀儡であるウクライナの極右勢力と「義兄弟・同志」の関係にある。マスコミは自分たちの本性を語らないし、ウクライナの本質も報じず、歪曲を喧伝し続ける。 (US Officials Make Grim Prediction for the Fall of Kyiv: Report)

ウクライナ極右の一部は政府軍の部隊の中に兵士や将校として入り込み、政府軍の動きを内側から監視・統制することもやっている(イスラエルで入植者が国軍を乗っ取ってきたやり方と似ている)。ウクライナ人の中にはロシアを敵視したくない人々や、極右支配を嫌う人々(親露派と、反・反露派)も国民の半分ぐらいいる。ロシアは、ウクライナ政府軍内のそうした親露系の将校や兵士たちが極右支配に反逆するクーデターを起こすよう呼びかけている。しかし、今のところ極右支配への反逆は起きていない。その理由についてロシア国防省は、政府軍の内部にいる極右勢力が、反乱しそうな親露系の兵士や将校を諜報機関に通報し、排除(私刑に?)しているからだと言っている。ウクライナは極右に乗っ取られている。大統領も兵士も、極右に反逆することは難しい。極右を強化してきた米英諜報界がウクライナを去った今、この困難性がいつまで続くか、という話でもある。 (Russian MoD: Kiev Applies Same Methods as Terrorists, Uses Civilians as Human Shields)

ウクライナは、極右に乗っ取られたままだと「アフガン化」しかねない。欧米のNATO諸国は、ウクライナに大量の武器弾薬を送り込むと言っている。ドイツはスティンガー(携帯式地対空誘導ミサイル)を500発と、携帯式の対戦車砲を1000発をウクライナに供与する。オランダもスティンガー200発、対戦車砲50発を送る。ベルギーやチェコ、スロバキアも似たような兵器を送る。これらはウクライナの誰が使うのか。これらの携帯用の兵器は、政府軍などの正規軍が使うというより、ゲリラや民兵団など非正規軍が使うものだ。スティンガーなどが活躍するのは非正規戦争の戦場だ。今後のウクライナでロシア軍と戦う主な勢力は、政府軍でなく、非正規軍である極右の民兵団だ。彼らは市街地に立てこもり、住民を「人間の盾」として使いつつ、アパートのバルコニーや屋上の影や、公園の木立の間から、ロシア軍の飛行機や戦車を狙って撃ってくる。その時に、ドイツやベルギーなどが供給したスティンガーなどの携帯用兵器が使われる。 (Russia's Military Announces Bigger "Advance In All Sectors" As Zelensky Vows Ukrainians Will Fight)

この住宅地に立てこもる極右民兵団にロシア軍が反撃すると、アパートが破壊され、住民が死傷する。美しいキエフやその他のウクライナの街が、カブールやベイルートやアレッポみたいな廃墟になっていく。何万人かのウクライナ市民が死に、その何10倍かの市民が家を壊されて難民になる。ウクライナは非正規戦争になり、アフガン化する。この戦争を起こしたのはロシアだ、プーチンだ。米欧日のマスコミや権威筋(諜報界傀儡)が勝ち誇って非難する。ドイツやオランダやベルギーといった人権重視の美しい国々がこれからウクライナに供給するスティンガーなどは、このように「活用」されていく。欧州市民はさぞ嬉しいだろう。 (In "Devastating" Move, US Weighs Sanctions On Russia's Central Bank As Germany Backs "Targeted" Removal Of Russia From SWIFT)

スティンガーは1970年代に米軍産が開発し、ソ連軍が侵攻して支配していたアフガニスタンで、米諜報界が支援してソ連軍とゲリラ戦をさせていたイスラム民兵団(ムジャヘディン、聖戦団)に使わせた。山間の聖戦団を空爆しにくるソ連軍のヘリコプターや飛行機を聖戦団がスティンガーで撃墜し続け、ソ連にとって戦況が不利になり、1989年のソ連軍の撤退と、その直後のソ連崩壊へとつながった(その後、めぐりめぐって聖戦団はタリバンになり、米国自身がアフガン占領の泥沼にはまることになったが)。スティンガーはソ連を潰した。プーチンは、ソ連崩壊から10年後にロシアの権力者になり、20年かけてロシアを立て直した。しかし、またもやロシアはスティンガーの悪夢の前に立たされている。勝ち誇る敵は今回も米諜報界である。 (The War to Reshape European Security Has Begun)

ウクライナの制空権はロシアが握っている。ドイツなどNATO諸国は、スティンガーを空路でウクライナに送り込めない。ポーランドから陸路で入れる話が出ている。しかし、NATOからの輸送トラックがウクライナに入ったら、その時点でロシア空軍に空爆される。これら正規のルートは使えないが、非正規のルートなら使える。ポーランドもロシア敵視の国だ。ウクライナの極右が一般市民のふりをしてポーランドに行き、スティンガーを一本ずつ持ち、検問所を迂回してウクライナに戻り、そのまま一般の荷物に紛れ込ませてキエフなどまで運べれば、うまく戦場に持ち込める。パキスタンから聖戦士が山を越えてアフガニスタンにスティンガーを運び込んだ昔話に似ている。ウクライナを占領するロシア軍がポーランドとの国境線を厳重に管理できれば、この非正規ルートも阻止できる。

ロシアは、ドイツなどがウクライナにスティンガーを送り込むことを阻止できるもう一つの方法も持っている。それは、ロシアからドイツなどへの天然ガスの供給を止めることだ。ドイツなど欧州諸国は、暖房や発電などエネルギー源のかなりの部分をロシアからの天然ガスに頼っている。ロシアが天然ガスの送付を止めたら、その日から欧州は大混乱になる。ロシアはウクライナで市民を殺さないように戦争している。だが、ドイツなどがウクライナにスティンガーを送り込むと、極右がそれを使ってウクライナの戦争を、市民が大量に死ぬものに変えてしまう。ロシアが欧州に送るガスを止めて「ウクライナに軍事支援しないと約束するまで欧州にガスを送らない」と宣言することは、ウクライナ市民の生命と資産を守るための、ロシアによる人道策である。まだスティンガーはウクライナに送られていない。記者発表されただけだ。 (NATO sending more weapons to Ukraine – Stoltenberg)

今や軍産を押しのけて多極派が牛耳っているとおぼしき米諜報界は、プーチンを奮起させて欧州へのガスを止めさせて欧露関係を大転換させるために、スティンガーという「ソ連殺し」の名前を意図的に出してきたのでないか。今日決まったSWIFTからロシアを追放する話も、3月1日から米連銀がQEをやめた後に起きそうな米金融崩壊・ドル崩壊を「プーチンがSWIFT追放の報復としてドルを潰した」「プーチンが米国の覇権を引き倒した」「ぜんぶプーチンが悪いんだ」という話にするために米諜報界がやらせた観がある。ロシアはずっと前からSWIFT追放の準備をしてきたのであまり困らない。 (All Russian Banks Under Sanctions Will Be Excluded From SWIFT, German Gov't Says) (Inflation Alert! The Russia/Ukraine Conflict Is Being Set Up As A Scapegoat For Continued Accelerating Inflation)

ロシア敵視の総本山だったはずの英国は「NATOはウクライナに積極介入すべきでない」と言いだしている。今起きていることはマスコミ権威筋が喧伝する「プーチンの大誤算」でなく逆に「プーチンの勝利、NATOの自滅」になりそうだ、と英国は懸念している。イラク戦争などと同様、隠れ多極主義的なにおいがする。 (UK Says NATO Forces Must Not Play Active Role in Ukraine)

ウクライナで起きている水面下の政治的な動きとして推測できるものは、ロシア系勢力が勃興するかどうかとか、南東部を分離独立させるノボロシアの謀略とか、ほかにもいくつかあるのだが、今日の記事はここまでにする。 ('Glory To Novorossiya! The Second Great Slavic Reconquista Has Begun')


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
転載、以上。


Posted at 2022/02/27 23:36:03 | コメント(2) | トラックバック(0) | 憂う | 日記
2022年02月12日 イイね!

『鎌倉殿の13人』の今後の展開が、「十二人の怒れる男」「12人の優しい日本人」から見えてくる…!

『鎌倉殿の13人』の今後の展開が、「十二人の怒れる男」「12人の優しい日本人」から見えてくる…!


alt

ただいま開催中の「民族の祭典」。
われらが民族の選手の皆さんの活躍が、誇らしいですね。

しかし、不可解な判定、不公平な審判…。
ぴょんちゃん(モルゲッソヨ)がかわいく見えてしまうくらい、腹立たしいものです。

これまでの努力の裏付けが力となっている誇り高き選手の
果敢に立ち向かう姿に、静かに心が燃えてきます。

いざというときには戦い、立ち上がれる勇気をもちたいと思います。



さて。


今年度の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が始まっています。
脚本は三谷幸喜さん。
期待にたがわぬ面白さに、休日が終わってしまう黄昏感を払拭しています。

今回の時代背景は、平安末期から鎌倉時代黎明期。

戦国時代、幕末明治維新に比べ、大河ドラマにはあまり扱われておらず、
そのためか、ドラマから見て学んだ知識もいま一つ乏しい時代。
史実(吾妻鏡)にも則りながら、三谷幸喜さんの創作部分も大いに楽しめるドラマとなっています。

はじめにこの大河ドラマのタイトルを知ったとき。

わたしは、三谷幸喜さん脚本の舞台、映画「12人の優しい日本人」を思い浮かべました。
学生時代に、近所のレンタルビデオ屋さんで何度も借りて観たお気に入り。
「バックトゥザフューチャー」「遊びの時間は終わらない」と同じくらい、
大好きで何度も観ました。

そして、「12人の優しい日本人」の元ネタとなった、
洋画「十二人の怒れる男」も。

時代劇なのに漢数字ではなく数字の13人を使うのも、
「12人の優しい日本人」と関係があるのかも、と思っていました。

そしたら、週刊文春「ホリイのずんずん調査 」でお馴染みだったコラムニスト、
堀井 憲一郎さんが、スッキリするコラムを書いてくれました( *´艸`)

モヤモヤが晴れる、ニコニコしちゃうコラム。
自分でいつでも読めるように、転載させていただきます。


『鎌倉殿の13人』の今後の展開が、「十二人の怒れる男」「12人の優しい日本人」から見えてくる…!
2022.01.31
堀井 憲一郎
alt


「十二人の怒れる男」

三谷幸喜の大河ドラマのタイトルが『鎌倉殿の13人』であると知ったとき、すぐに連想したのは「十二人の怒れる男」と「12人の優しい日本人」である。

「十二人の怒れる男」は1957年のアメリカ映画で、主演はヘンリー・フォンダ。

alt

「12人の優しい日本人」は1991年の日本映画。脚本が三谷幸喜。

『鎌倉殿の13人』というのは、かつての「12人の優しい日本人」を意識したタイトルに見えるし、それは「十二人の怒れる男」も踏まえていることになる。

alt


とりあえず「十二人の怒れる男」と「12人の優しい日本人」はどういう映画だったのかを振り返ってみる。

以下、映画「十二人の怒れる男」「12人の優しい日本人」、小説「12人の浮かれる男」の細かいストーリー、および『鎌倉殿の13人』の背景となる歴史事実をネタバレします。

「十二人の怒れる男」も「12人の優しい日本人」どちらも裁判の陪審員だけが登場してくる「密室ドラマ」である。

評議室に12人が集められ、その12人の評議シーンだけで物語のほとんどが展開する。

「裁判員制度」と違い、裁判官(法律関係者)は同席しない。

一般市民12人だけで、「犯人が有罪か無罪か」を決定する評議である。陪審員制度では「全員一致」で評決する。多数決では決めないらしい。

まず「十二人の怒れる男」の展開を見る。

扱う事件は「スラム街の住宅で起こった殺人事件(父親殺し)」である。

陪審員には「スラム街の住人」に対する偏見が強い。

容疑者の少年の証言も曖昧で、有罪で決まりだろう、という雰囲気で12人が集まる。
その中で一人だけ、この流れに疑問を呈する人物が現れる。


ヘンリー・フォンダ演じる「アメリカの良心」とでも言うべき「8番」である。職業は建築家。

最初の採決のとき、彼ひとりだけが「無罪」で挙手する。彼自身もべつに無罪を確信しているわけではなく、でもその可能性がある限りは話し合いをしましょうという提言だ。

「時間の無駄だろう」と何人かが言い出す。

「7番」はその日のヤンキースのナイターチケットを持っており、この評議が終わり次第に見にいくつもりでいる。やれやれ、という反応で評議の席につく。

この時点で「有罪11:ひょっとしたら無罪かもしれない1」である。


■ 無罪への転向が続く


彼の心意気に打たれたという「2番」の老人がやがて無罪側に加担する。おそらくもう仕事はリタイアしているだろうという年齢の老人である。

ついで「5番」の「スラム育ち」の工場労働者が無罪に転向。

そして「11番」の「ユダヤ移民」の時計職人も無罪に転向する。

これで「有罪8対無罪4」になる。

この3人は、「8番」の示した良心に共鳴し、自分にもそういう部分があるはずだとおもって、大勢に逆らって反旗を翻した人たちである。

そして社会的に弱い立場にある人たちでもある。

やがて「2番」の眼鏡をかけた気弱な銀行員と、「6番」の礼儀を重んじる人情派のペンキ職人も同意する。

これで「有罪6:無罪6」になる。

ここまでの転向者は「心根のやさしい人たち」だと言える。

無作為に集められた人12人のうち、半数の6人は「いい人」であったという設定になっている。このあたりがこのドラマの妙である。

これ以降の転向者が見どころになる。

いわば「あまり真面目ではない人」たちの適当な転向が起こるのだ。

次に有罪から無罪へと意見を変えたのは、ヤンキースの試合を見たがっていた「7番」である。理由は「面倒だから」であった。つまり大勢が無罪方向に動き出したから、じゃ、おれも無罪でいいやという態度である。先に無罪を表明していた人たちから、ふざけるな、と糾明されるが、だってそうおもったんだから、と「7番」は意に介さない。


 感情に振り回されるタイプ

つづいて「12番」の宣伝マンと、「1番」の議長が転向する。

「12番」はお喋り好きの軽い宣伝マンで、典型的な付和雷同タイプ。このあとまた一度有罪に変えて、再び無罪に戻ると右往左往して、とても人間らしい。

これで「有罪3:無罪9」である。

残りは3人。

3人のうち、2人(3番と10番)は感情に振り回されるタイプであり、しかも「スラムの少年は人を殺すに決まっている」というレベルのすごい偏見を持っている。彼らはだから論理で説得できない。

もう1人の「4番」は感情的にはならず、ずっと論理的に考えるタイプの男である。職業は株の仲買人。常に冷静に喋る。

いわば無罪を冷静に主張する「8番」と対になっている存在である。「少年の刺殺を目撃したという証人がいる限りはあくまで有罪」という態度を崩さない。

そしてその証言の不確かさが指摘されると、4番は無罪に転向する。10番も同意する。

最後は3番だけが残る。かれは感情的に喋り続けるが、誰も何も反論せず、3番も自分で自分が言ってることがめちゃくちゃであると気づき、「少年という存在じたいが憎い」という個人的な感情だけで反対していたことも自分で認め、最後は無罪に同意する。

これで「無罪12:有罪0」で、少年は無罪となった。

そういう物語である。


この物語のおもしろさの根本は「逆転」にある。

11対1という圧倒的不利な状況から、粘り強く説得することで、0対12へと持っていく。そのスリリングさに引き込まれていく。

それと同時に「いろんな人がいるのだな」という人間模様の面白さも見せてくれる。
12人いると、「強い正義の心」を持つ人が1人いて、その心意気に反応する人が1人。みずからの良心に顧みて、正義の心を自分で呼び起こした人が4人いた。

人が流れるのにのっかっていく「付和雷同」な人が3人。

いったん自分で信じたことをなかなかひっくり返せない人が3人。

そういう比率である。

なかなかおもしろい比率だとおもう。


 「その意見はうきうきする」

この映画をもとに34年後に三谷幸喜の作品「12人の優しい日本人」が作られる。

その16年前1975年の筒井康隆の短編小説「12人の浮かれる男」が書かれている。

三谷幸喜はこの作品もふまえて「12人の優しい日本人」を書いたはずである。

1975年の小説、「12人の浮かれる男」はどこまでも「12人の怒れる男」のパロディである。

筒井康隆「12人の浮かれる男」でも「父親殺し」を疑われた男性が容疑者である。

ただ、こちらは裁判を見るかぎり、容疑者は無罪、父はただ自殺しただけだろうとみんなおもっている事件である。

全員一致で「無罪」になりそうなところ、これは注目された陪審員裁判なのだから、目立たなくてはいけないと4号の喫茶店店主が言い出す。とたんにみんなが浮かれ出す。3号の内科医が興奮して喋り、7号の商社員、1号で議長の私鉄駅員「その意見はうきうきする」と言い出す。

残りの人たちは付和雷同する人たちと、あとは裁判なんかどうでもいいとおもっている人たちばかりで、評議は流れていく。たった1人小学校の教頭の10号だけが常識人として、無罪だと主張しつづける。

しかし、もとヤクザ(いまは堅気の教材卸業者)の6号に教材仕入れで収賄を行った過去を指摘され、自分の罪を認め、有罪に転向する。

無罪が妥当だろうとおもわれていた容疑者は、「注目を浴びたい」と考える浮かれた男たちによって有罪の評決を受けるという物語である。昭和50年代の筒井康隆らしい世界である。


「有罪1:無罪11」からスタート

これも踏まえて、1991年の映画「12人の優しい日本人」が作られている。

もし筒井康隆の小説がなかりせば、三谷幸喜映画もみんなで有罪に持ち込むという結論だったのではないかとも想像するのだが、まあ仮定の話をしても意味はない。

「12人の優しい日本人」は元夫殺しの疑いをかけられた女性の裁判である。

始まりは筒井小説に近い。

元夫を突き飛ばしたら、国道でトラックに轢かれたという事件であり、最初はみんな「無罪だろう」という雰囲気で集まってきた。

そこで一人、まじめそうな2号が、話し合いましょうと「有罪」に一票を入れる。

「有罪1:無罪11」から始まる。

そのあとの評議のなかで、「有罪かもしれない」という人が増えていき、2号がさらに「計画殺人の可能性がある」と言い出すと、同意する人が増えていった。殺人は立証できないが「傷害致死で有罪」にはできるだろう、その場合、執行猶予がつくからそんなに罪悪感を持たなくていいという説得に出ると、一挙に有罪が増え「有罪10:無罪2」にまでになる。


ただ、11号の反攻によって、再び「無罪」が増えていく。最後は始まりと同じく陪審2号1人だけ有罪を主張する。でも彼は「元妻」という存在そのものに個人的に恨みをつのらせていたからとわかり、最後は説得され、「無罪」で全員一致する。

そういうお話。

「十二人の怒れる男」と「12人の優しい日本人」に共通するのは、言葉でもって相手を説得しつづけることである。劣勢だったものが、説得して状況を変えていくお話だ。

それを踏まえて、『鎌倉殿の13人』とは何を意味するのか。


「鎌倉殿の13人」とは何のことか?

まず、基本的なところから。

鎌倉殿は、東国武士団の棟梁のことである。

最初の「鎌倉殿」源頼朝の死後、その子の源頼家が家督を継ぐ。しかし頼家に父のような専横政治をやられてはたまらないからと、家来13人が「合議制」を採ったのが「鎌倉殿の13人」である。ときに建保10年(改元あって正治元年/1199年)4月。だから13人とつくならこの鎌倉殿は頼家となる。

頼家が従えた13人という意味はない。

「鎌倉殿の13人」は「頼家に勝手なことをさせないために集まった13人の恐い武士」ということになる。本来の意味はそうである。

でも、たぶん、三谷幸喜だから、もっと楽しげな13人を描くのではないだろうか。

どうなるのかはわからないが、ストレートな歴史解釈からは、ずらすだろう。

だいぶ昔の話だから、少々、学界の主説とずれていてもかまわないだろう、という態度で書いてくるのではないか。それが楽しみである。

13人は以下のとおりである。

北条義時(小栗旬)、北条時政(坂東彌十郎)、比企能員(佐藤二朗)、梶原景時(中村獅童)、和田義盛(横田栄司)、三浦義澄(佐藤B作)、大江広元(栗原英雄)、三善康信(小林隆)、足立遠元(大野泰広)、安達盛長(野添義弘)、これで10人。

あと中原頼能、八田知家、二階堂行政。


このうちの何人かは粛清され、やがて「北条義時とそれに協力する体制」が築かれる。

この13人は、その体制に協力した人と、反対したから排除された人一覧でもある。

武力で排除されるのは、梶原景時、比企能員、和田義盛である。

彼らは「武官」であるから、おそらく「強大な武官は何人もいらない」という理由で(そういう歴史的な流れで)粛清されていく。

義時の父北条時政も、義時&政子コンビニよって追放される。

また、三浦義澄、安達盛長は老人なので、わりと早くに死んでしまう。

「没年不詳」とされている足立遠元や二階堂行政もわりと早い段階で書類から名前が消えているので、おそらく1200年代に隠遁したのだろうと推測されている。



 北条義時の説得

粛清は義時一人の判断ではない。東国の武士団の合意のうえで、ひとつずつつぶしていくのだ。

おそらくそのときに「北条義時の説得(味方になってくれの説得)」があるはずだ。

そのへんが「12人の怒れる男」ぽく「12人の優しい日本人」ぽい。

「12人の怒れる男」はずっとマジだけれど「12人の優しい日本人」は、みんなの言動はコミカルに描かれるから、「鎌倉殿の13人」もそういうトーンで戦乱が描かれるのだろう。

「13人の合議」となった時点で、正解が見つけにくくなる。多数についたものが生き残っていく。

そのためには策略、陰謀、意外な連携が必要となる。

歴史上はかなり陰惨な陰謀が繰り返されていたとおもわれるが、それも三谷幸喜によってカラっと描かれるのだろう。


ポイントは三浦義村(山本耕史)のはずだ。

ふつうの歴史本を読んでいるだけでも「この三浦義村という人は、いったいなんでこんなにフラフラと敵に行ったり味方に行ったり、暗殺現場で奇妙にかかわったり、わけのわからない行動を繰り返すんだ、ほんとに何かんがえてるんだよっ」と言いたくなる存在である。それを三谷幸喜がおもしろおかしく描かないわけがない。

この大河は「北条義時の説得」が見ものになるのではないだろうか。

義時(小栗旬)は人と人のあいだを走りまわってへとへとになりながらも歴史を進める人物として描かれるような気がする。そこに期待したい。

この時代をリアルに描くと、ただの暴力集団の陰惨な殺し合い繰り返しドラマになっちゃうからねえ。ひとつよろしく。

バラ(薔薇)の罫線イラスト02


ホリイさん、ステキ♡

「鎌倉殿の13人」の見どころが、昔見たお気に入りの映画の面白さとリンクして、ますます楽しみになりました。

そして、筒井康隆さんの「12人の浮かれる男」。

未読でしたので、読んでみたいなあと思ってAmazonへ行ったら、
Kindle版があったので思わずポチッとしてしまいました。


2022年の冬。

3回目の接種をしろと半ば強制されるし、
ガソリンも灯油も値下がりしないし、
民族の祭典を見てるとチベットの動物なのに支那のマスコットになってるし、
NHKが特集した選手はいま一つ活躍できなくて疫病神みたいだし、
イライラモヤモヤすることもいっぱいだけど、
ステキな人たちや楽しいことをいっぱい見つけて、
上機嫌で毎日を過ごしたいと思います。

Posted at 2022/02/12 23:39:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | 映画・ドラマ | 日記

プロフィール

「2024紅白歌合戦。勝手に観て、勝手に斬る。 http://cvw.jp/b/2096003/48183395/
何シテル?   01/03 08:06
青と緑の稜線(りょうせん) と申します。  稜線とは、空と山の境界線、「SKYLINE」を意味します。 ゴルフⅡ、現在はゴルフワゴン(2台目)に、殊...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2022/2 >>

  12345
67891011 12
13141516171819
20212223242526
2728     

リンク・クリップ

Patriot Games 6 愛国者のゲーム その6 「ウクライナ ラウンド」 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/02/27 23:55:34
眞子内親王年内結婚へ~コムロ禍は終息ならず 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/09/29 05:14:49
日本を再敗北させたGHQ洗脳工作「WGIP」 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/05/16 06:46:57

愛車一覧

アウディ A4 アバント (ワゴン) アウディ A4 アバント (ワゴン)
通勤用に、家族の一員に加わりました。 パワフルで、乗り心地が良くて、カコ(・∀・)イイ! ...
フォルクスワーゲン ゴルフワゴン フォルクスワーゲン ゴルフワゴン
質実剛健。剛毅木訥。 独特なエンジン音、ドアの開閉時の重厚な響き。飽きのこない鮮やかなグ ...
フォルクスワーゲン ゴルフワゴン フォルクスワーゲン ゴルフワゴン
質実剛健。剛毅木訥。 独特なエンジン音、ドアの開閉時の重厚な響き。 トランクの荷物も、驚 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation