今回は趣を変えて、フォークソング界のアイドル、そしてアイドルシンガーのパイオニアです。
12 沢田聖子(さわだ しょうこ)
1962年3月13日生 (55歳)
東京都中野区出身
1979年 『キャンパススケッチ』でデビュー
実は、彼女は子役上がりでして、幼少から事務所に所属していました。
代表は、1968年♪パンシロンでパンパンパン♪の唄で一世を風靡したCM『パンシロン』で渥美清の子供役で登場。
また、1975年の『おそばやケンちゃん』にも出演もするなど、結構出てたんですね。
彼女はアイドルデビューに憧れていて、『スター誕生』にも応募しましたが、決戦大会で不合格だったそうです。
その後、イルカオフィスのオーディションに合格して、翌年『イルカの妹』としてデビューします。
当初は事務所が、実力のあるアイドルタレントとして育てたかった様で、かなりアイドルを意識した売り込みをしていました。
その後は大きなヒット曲はないものの、ラジオのパーソナリティーなどで活躍。
そのあどけないルックスと、ずば抜けた歌唱センスで、1980年には学園祭出演回数No.1を記録。
『学園祭のプリンセス』として大人気でした。
以降、事務所を立ち上げたり・レコード会社を変えたり、音楽性の違いから紆余曲折を経験しながらも、現在までニューミュージック界の一線で活躍されてます。
若い頃の、恋愛を唄ったミルキーな世界観は無くなりましたが、今は気持ちをストレートに伝えるメッセージシンガーに大変身。
小さな体ですが、パワフルなサウンドを聴かせてくれています。
~90年までで、シングル16枚、アルバム16枚をリリース。
1983年の7枚目のシングル『卒業』が、オリコン50位を記録してます。
私は、デビューして最初にレコード会社を変わるまでの1979~83年頃、所謂イルカに影響を強く受けていたフォークソング風の歌が好きです。
声はハスキーで色気はありませんが、どこにでもいそうな親近感を感じる歌声でした。
お薦めは、
『春眠』
『17歳の感傷』
です。
切ない少女の気持ちをニューミュージックタッチに仕上げていて、またピアノを弾きながらのスタイルのアマチュアっぼさがたまりません。
ピュアな彼女自身、無垢な歌唱感も含めて、
『未完成の美学』
的なものを感じます。
アルバムCDはデビュー当時の復刻盤でも適正価格+αで手に入ります。
また2000年以降のアルバムなら比較的安価で入手可能です。
但し、一部のベストアルバムは、かなりの高額取引をされている様です。
色々な意味で分類分けが難しいアーティストだと思いますが間違いないのは、彼女が現在のmiwaなどにつながる、
『アイドルシンガー』
のパイオニア的存在と言われている事ですね。
尚、沢田聖子は本名です。
当時よく『松田聖子』と間違えられた様ですが、良い意味の相乗効果はあったみたいです。
確かにデビューは一年早いし、音楽性も全く違いますから比較対照は出来ませんが、もし沢田聖子がアイドルとして大成してたらと考えると少し面白いかも(笑)
・・・彼女は私の青春でした。
中学時代の深夜、受験勉強のふりをして、ラジカセで彼女がパーソナリティーをしていた深夜ラジオを貪り聴いていました。
当時、金曜日の深夜1時30分(・・・だったと思う!)からFM愛知でやってた
『沢田聖子のマインドスケッチ』
という番組に何回も手紙を書いた記憶があります。
あぁ懐かしいやら、恥ずかしいやら(笑)
聴くか聴かないかはあなた次第!
80年代B級アイドル度・・・11%
確かに、純粋なアイドルではありませんね。
しかし、当時の中学・高校生の中には、彼女が女神的な存在だった人もいるのでは?
そんな意味ではアイドルだったのかも知れません。
おわり
Posted at 2017/11/28 12:27:01 | |
80年代アイドル | 音楽/映画/テレビ