2014年05月11日
スプラッシュのシートあれこれ(その1)
スプラッシュは引き締まった足回りに加え、シートも硬めでパンっと張っているために、揺すられ感が小さく、長時間乗ってもあまり疲れを感じないで済んでいる。
しかし、助手席に座るカミさんからは、長く乗っているとお尻が痛くなると言われた。
確かに、乗り始めの頃はお尻も痛くなることもあったが、それ以上に腰から背中の中ほどにかけての辺りがどうしてもしっくりとせず、長時間運転していると背中の上部が張ってきて、筋肉痛になるほどであった。
アップライトな乗車姿勢ということもあるのだろうか。次第に慣れるだろうし、シートも馴染んでくれば、いずれ改善するだろうと思った。
しかし、1000km、2000kmと距離が進んでも、あまり変化はなかった。
ネットで調べると、少数ではあるもののスプラッシュのシートが合わず、座布団や腰の辺りに敷く市販のシートを使っている、という例もあった。
そういうものもあまり使いたくはなので、もう少し様子を見てみようと考え、さらに距離を重ねた。
そして、4000~5000kmまで進んだ頃から、シートも人間も馴染んできたのか、あまり違和感を感じなくなっていた。
先日、150km程度、乗る機会があり、その時にカミさんに運転してもらい、助手席に座った。なるほど、運転席より硬く感じられ、しばらくするとお尻が痛くなり始めた。明らかに運転席とは違う。
それで、運転席(1万km使用)と助手席(2千km未満使用)に何度も座り替えて、違いを確かめてみた。
座った際のお尻の沈み込みが、助手席は非常に小さいのに対し、運転席は尾骶骨の突き出している分が沈んでくれる感じ。
また、バックレストも、助手席は腰よりやや上の膨らんでいる部分の張りが強いために、背中を預けても押しつぶされずに、背中をやや反らせるような姿勢になるのに比べ、運転席はふくらみが適度に押しつぶされ、背中にフィットしてくれる感じがある。
数千km以上乗って出てくる適度なヘタりにより、シートが体に馴染み始め、ようやくフィットするようになるシート、ということである。
一見さんには優しくないシートで、微笑んでくれるまでは、せっせと通い詰めなければならない。
一方、リアシートはタイヤからの突き上げを考慮して、座面、バックレストとも、フロントシートよりはソフトに仕上げられており、実際に乗ってみても、乗り心地はフロントと大きな差は無いように感じられる。
狭いながらも、リアシートに座る人に配慮した作りとなっている。
しかし、国産車のシートは一般的にはソフトで、初めから程よくフィットしている車も多いように感じるが、ソフトな分ヘタりも大きいはずなので、その後はどうなるのであろう。
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Posted at
2014/05/11 23:46:17
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