地図をしげしげと見ていると、
昨年行った新潟の奥只見湖のさらに北側に奥只見湖ととやや似た形をした田子倉湖があり、その近くを只見線が通っていて会津若松までつながっていることを知った。
奥只見湖の景色にはすごく感動し、そろそろまた行ってみたいとも思ってたが、只見線沿線はまだ一度も訪れたことのない未踏のエリアということもあって、今回(8月末)はこちらを走ってみることにした。
関越道を小出ICで降りた後は、只見線と平行して走っているR252に入り、朝日に照らされた山間部へと車を進めていった。
ここから先は日本でも有数の豪雪地帯だそうで、スノーシェッドを途中で何カ所も通過することになった。
只見線の鉄橋があったので写真を撮っていると、ちょうどタイミングよく列車が通過していった。
あとで時刻表を確認するとこの区間は日に3本しか列車がないので、偶然とは言え、良くまあここで出くわせたものだと、ちょっとテンションが上がった。
峠を上り切ると、その先にはまだ早朝のもやに包まれた田子倉湖が見えてきた。
只見線の風化の度合いが周囲の景色に良くマッチしていて、自然と一体化しているようにも見えてくる。
田子倉ダムより下を見おろすと、その先には小ぶりな只見湖の姿が見えた。
そこから下ってしばらく進み、只見駅に到着した。
只見線は小出と会津若松を結んでいるが、2011年の豪雨により3箇所で鉄橋が流失するなどの被害があり、以来、只見~会津川口の区間はバスによる代替輸送が行われているとのこと。
利用者数が少ないことと復旧費用が甚大なことから、まだ復旧の目途が立っていないそうだ。
駅のすぐ近くにある小学校は、周囲の景色と調和したなかなかの景観。
素晴らしい景色を臨むことのできるこの区間を、列車が通ってないのはなんとももったいない。
ここが鉄橋が流失した場所の内の一つのようだ。
しばらく走ると会津川口に到着し、ここから先はまた列車が運行している。
ちなみに、この転車台は2012年のSL運行開始に伴って復活したとのこと。
日本の原風景とも言えるような大志集落。
R252に別れを告げてR400、県道16号と進み、
そして辿り着いた先は喜多方。
ここに来たのは後輩の結婚式以来であるが、20数年ぶりくらいか。
まずは駅を覗いてみよう。
その後は、いつものように街中をぐるりと徘徊してみた。
大通り沿いは目につく建物も多い。
お昼時になったのでちょっとググり、向かった先はあべ食堂。
出てきたのは昔ながらのあっさりとしたな中華そばで、飽きのこない味と言うのだろうか。
でも、おぉっ!と言わせるような味ではなかったかな。
お腹が満たされた後は、磐梯山へと向かった。
桧原湖を一周し、湖畔で一休み。
磐梯山からのダウンヒルをひとしきり楽しんだ後は会津若松へと進み、白虎隊で有名な飯盛山に到着。
土産物店の間を通り抜け、しばらく階段を登って行く。
今回、見てみたかったのが、ちょっと前にブラタモリで紹介されたこのさざえ堂である。
六角の形状をしており、内部は螺旋階段になっている。
中に入り螺旋階段を時計方向に回りながら登り、頂上を超えると、
今度は反時計方向に回りながら降りて行くという、二重構造の螺旋階段になっている。
こうすることによって上りと下りが一方通行になり、多くの参拝客がすれ違うことなくお参りができるそうだが、その着想がすごい。
そのあとは霧に包まれた霧降高原道路から日光を経由し、帰路についた。
Posted at 2016/10/10 22:58:34 | |
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