中津川林道にある三国峠は7月に行こうとしたものの、通行止めで返り討ちにあったが、8月にはようやく通行可能となり、それに伴って多くのドライブレポがupされるようになった。
関東ではメジャーな林道とのことで、18kmも続くオフロードを一度は走ってみたかったので、天気も何とかもちそうな8月最後の日曜に行ってきた。
当日、目覚めて時計をみると、まだ午前2時前・・・。
また寝ようとしたものの、気分がどんどん高揚していって、全然寝られなくなった。
当初は秩父を経由して中津川林道へと向かう予定であったが、この時間の出発ではあまりにも早すぎるので、先に長野から入ってビーナスラインを回り、その後に中津川林道に行くこととした。
夜のしじまの中、高速道を淡々と走り、上信越道を東部湯の丸ICで降り、まずは美ヶ原美術館を目指す。
井出牧場から美ヶ原へと登るが、この辺りに来ると一面ガスに覆われていて、しかもまだ暗いこともあって、視界は極悪。
泣きそうになりながら、ノロノロ運転で慎重に登って行く。
暗闇のガスの中から突如として鹿が現れ、道路を横切って行ったので、結構ビビった。それも2回も。
それでも何とか登り切り、5時過ぎに美術館へと到着。
が、な~んにも見えません・・・。
早い朝食を取りつつ1時間程待ってみたが、一時的にガスが薄くなることはあっても、とても眺望は望めそうにないので、先に向かうことにした。

途中でガスが薄くなる箇所もあったので、速度を上げてクルマを滑らせていると、しばらくしてまた一面真っ白状態となった。

その後も真っ白状態がず~っと続き、結局、何とか視界が開けてきたのは、白樺湖に降りて来た辺りからであった。

その先に進んで行くと、ようやく山々の頂きが見えるようになってきた。

女の神展望台から見える、蓼科山、八ヶ岳連峰、そして南アルプスの景色が、それまでのモヤモヤを吹き飛ばしてくれた。
八ヶ岳連峰と南アルプス。
あぁ、来て良かったよ!

その後は麦草峠を経由し、まだ見たことがなかった小海線の野辺山駅へと向かう。
R141と交差する踏切から見る、小海線。

しばらく走っていると列車が来たので、慌ててクルマを降りてシャッタを切る。
そして、標高1345mにある野辺山駅に到着。

小海線沿いの駅名を見ると、佐久海ノ口、海尻、小海と、何故か海の付く駅名が多いので、後で調べてみた。
1100年程前に発生した八ヶ岳の大崩落による泥流により、千曲川とその支流がせき止められ、そのために大きな湖と小さな湖ができたとのこと。
小さな湖は小海と呼ばれ、それが地名となって残っているそうである。
駅も見たし、それでは三国峠へと向かうことにするか。
遠くに行き止りの看板が・・・。
またもやと不安になりつつ近づいてみると、行き止りは十文字峠の方で、三国峠は通行可能であった。
驚かすんじゃない!
登って行くと、またしてもガスが出現。

ようやく三国峠に到着。
ここから先がオフロードな訳ね。
じゃ、気を引き締めて行きますか。

進み始めると、結構、石がゴロゴロしていて、またしてもノロノロ運転となった。
段差が大きい箇所もあり、ヨイショって感じで、ゆっくりと通過する。
さすがにスプラッシュだと、チト辛い。
しかし、すれ違うはオフロードバイクばかりで、クルマが全く来ないって思ってたら、来たよ、1台!
スズキのSX4だった。
よりによってこんな天気の日に、こんなガタガタ道に繰り出すなんて、スズキ乗りは変わり者が多いのか?
途中で見かけた工事用車両。
有名な林道の立体交差。
川沿いに出たので、クルマを停めて昼ごはん。
しかし、緑の中って、なんでこんなに気持ちイイんでしょ!
ホント、癒されます。


この辺りまで来ると、通常のダートになってきたので、ラリー車気取りでペースアップ!
調子に乗って走ってたら、大きな段差が。
慌ててブレーキ踏んだものの、速度が落ち切れないまま通過し、ガサガサっと下を擦る大きな音が・・・。
後で下回りを確認したら、アゴに擦り傷が増えていた・・・。
クルマは乗ってナンぼじゃい。飾りもんじゃねぇぜよ!
って、強がってみる。

中津川林道も終わり、県道210号へと入る。
山の斜面に集落があったので、クルマを停める。
こんな所から両神山に登れるのか?
イイ焼け具合の煙突。

天気が良くないと知りつつも、行ってみたいという気持ちを抑えきれずに出かけたものの、案の定の天気で、大半をガスの中で過ごすこととなった
しかし、その分、記憶に残るドライブになった。
Posted at 2014/09/14 02:30:51 | |
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