年賀状のやり取りだけで、かれこれ30年以上会ってない学生時代の友人に会いに、浜松に行ってみることにした。
友人とは夕方に会うことにしたが、ちょっと早めに出発して、途中いろいろと寄り道して道中を楽しみながら行くことに。
まずは東名を清水ICで降りて、清水港へと向かった。
海を真近に見るのも久しぶり・・・。
これでスカッと晴れていれば旅のプロローグとしては最高だろうだけど、まぁ仕方ない。

三保の松原にも寄ってみた。
で、この辺りで一番行きたかったというか、走ってみたかった場所がここ日本平!
ずいぶん前にバイクで一度走ったきりであったが、当時はなかなか走り甲斐のあるコースという印象だった。
今回行ってみると、下から見ている分には大して標高もなさそうだし、あれ、こんなもんだったかな?と思いつつ登り始めると、やはりとても楽しいコースだった(^O^)/

その後は焼津に向かい、さかなセンターに立ち寄り。
以前に行ったことのある下関の唐戸市場と良く似た雰囲気で、食い意地が張っているためこんな場所をうろつくのがすごく楽しい。
周回しているうちによだれが止まらなくって来たので、ちょっと早めだけどここで昼ごはんに!
お勧めの握り寿司(1600円)を食べたが、金目鯛がプリプリとして旨味もあり、とても美味しい!
そして中トロは口の中でとろけ、もう幸せって感じ!
いつまでも口の中から消えないで欲しいと願った。

握り寿司の余韻に浸りつつ、第2東名に乗って向かった先は、
天竜浜名線の天竜二俣駅。
ここは駅舎にラーメン屋さんが入っていて、ちょいと中を覗くと満席状態で結構旨そうな気が・・・。
食べたばかりじゃなかったら、きっと入っていた。

この駅は転車台がある駅として有名なようで、それを見たくて来たが、内部を見学できる時間帯が決まっているとのこと。
それまでにはちょっと時間があったので、今回は外から見るだけにした。
レトロ感いっぱいの建物が往時の様子を偲ばせる。

そしてこちらが転車台。

裏手の方に回ってみると、乗務員宿舎のような建物もあった。

近くを流れる天竜川に架かる天竜浜名線の鉄橋。
その後は浜松市街へと進み、向かった先はスズキの歴史館。
奥に見えるのが本社でその右手が目的の建物。
こちらは見学にあたって事前の予約が必要である。
受付を済ませ2階に上がると、車の開発から生産までの流れが説明されているフロアになっていた。
以前にどなたかのブログで、スプラッシュが開発ストーリーのモデルになっている写真を見たことがあったが、それは今でも変わっていない様子。
写真のようなMT車が日本でも販売されていたとすれば、走りの良さが売りの車だけに、もう少し販売台数が伸びたのかも知れない。

生産ラインのモデルはスイフトで、ここではエンジン組み付けの様子が再現されていた。
そして3階に上ると、
そこはスズキ・ヒストリーのフロアになっていた。
トヨタの原点が豊田自動織機なのは有名であるが、スズキも同様に織機が起源であったことを初めて知った 。
写真はその初代の織機(だったかな?)。

歴代のバイクや車が展示されていて、写真は私と同じ年に生まれたColledaというバイク(知らんかった)。

元バイク乗りとしてはどうしてもバイクに目がいってしまう。
カウリングやアルミ角フレーム&スイングアーム等が奢られた、見た目、まんまレーサーのRG250Γがデビューした時はかなり衝撃的で、その記事が載ったRIDERS CLUBを何度も読み返したものである。
浜名バイパスより浜名湖を臨む。
ホテルにチェックインした後に友人に再会し、歓楽街へと繰り出した。
すぐに当時の二人に戻り、30余年の空白があったとは思えない程に話は弾み、せっかく頼んだ鰻の白焼きの味もあまり覚えてない(^_^ゞ
餃子が浜松の名物というのは、今回行くときに初めて知った。

その後は友人の馴染みの店へと場所を変え、尽きぬ話に杯はいくらでも進む。
そのうちカウンターもお客が埋まり始め、両隣は元2輪メーカ勤めていた方(さすが浜松)と歯科医の方で、話も盛り上がり、一期一会の出逢いの時を楽しく過ごすことができた。

車で来ていることなどこれっぽっちも頭になく、さらにもう一軒はしごした後に友人とは再開を約束して別れ、ホテルに戻った。
翌日、あぁ、頭痛が・・・。
前日までは浜松から北上して諏訪湖を経由して帰ろうかとも考えていたが、その日の天気は下り坂で午後には雨の予報ということもあって、モチベーションは全く上がらず、仕方なく東名で戻ることにした。
しばらく走っているうちに頭痛も何とか回復し、このまま真っ直ぐ帰るのも悔しいので、昔、さんざんバイクで走り回った道志を通って帰ることにした。
東名を御殿場ICで降り、山中湖に向かった。
日曜とは言え、3月初旬のこの時期のしかもこんな天気の日に、山中湖畔に佇んで写真まで撮ろうなんてヤツは自分だけだった・・・。
そこから懐かしの道志へと抜けて行く。
その昔、
バイク(SRX400)で道志を走っていて写真にあるような感じの左コーナーに入ろうとした時に、センターラインを大きく割ってきた対向車に気付いてフルブレーキしたものの、フロントタイヤがすくわれて横滑りしながら新車のプレリュードの横っ腹に突っ込んだことがあった。
革ツナギを着ていたおかげもあってか、幸い体の方は打撲・擦り傷程度ですんだが、バイクの方はフロントフォークが無残にも曲がってしまった。
その後は修理して乗ったが、バイクには(プレリュードにも)申し訳ないことをした。

そんな苦い思い出のある道志を無事にクリアして、家路についた。