山手線を高田馬場で降りて、通りを少し歩く。
そして5分もしないうちに、今日の舞台である神田川が見えてきた。
神田川といえば言わずと知れたかぐや姫の代表曲で、フォークソング世代の方であれば出だしの一音でこの曲と分るくらい、バイオリンの旋律が印象的な曲でもあった。
作詞は喜多條忠で、学生時代の同棲体験に基づいて作られたものである。
wikiによれば、当時、喜多條忠が住んでいたアパートは以下の写真の左手奥辺りになるそうだが、今や立派な建物が立ち並んでいて当時の面影は全くないようだ。
隣の写真は映画「神田川」の借り物画像より。
関根恵子、今こうやって改めて見ると結構カワイイ・・・。

今日はここから河口に向けて、川沿いにテクテク歩いて行くことにする。
ちなみに、神田川の起点は吉祥寺の井の頭池(知らんかった)。
川沿いに通れない場所もあり、そんなところは一歩裏手の路地を進む。
しばらく歩いていると、高戸橋のところで
都電荒川線と交差する場所に出た。
川沿いにある案内板によれば、神田川は流域の都市化に伴って雨水が一気に集まるようになり、これまでしばしば氾濫を繰り返していたため、川幅を広げたり護岸を改修するなどの対策が採られてきたそうだ。
この辺りの水は思ったよりもきれいで、平成4年には新宿区内で鮎の遡上が確認されたとのことであるが、それも納得。

やがて見えて来たのは椿山荘。
ちょっと庭園にお邪魔してみた。

椿山荘の脇にある階段を登って行くと、何やら男子の掛け声が聞こえる。
行き着いた先はこの和敬塾。
調べてみると男子大学生のための寮であり、50校もの大学の学生がここに暮らしているとのことで、村上春樹も一時ここにいたことがあるそうだ。
年間を通じていろんな行事があるようで、中でも体育祭は最大行事とある。
先程の掛け声はその練習だったのかと。
さて、川に戻って先に進もう。
こちらは江戸川公園だがおシャレすぎ!
そこを過ぎると風景はガラリと一変し、首都高がお目見えになり、しばらく川と平行して走る。

下も上も都会の風景。

東京ドームホテル前。
ずいぶん前に乗った後楽園のサンダードルフィンが、怖かったけど楽しかった。
左側写真は水道橋で右側は御茶ノ水であるが、神田川は少し手前の飯田橋から皇居の外堀に合流していて、この辺りではお堀と一体になっているそうだ。

地下に降りて、
燃料補給!
御茶ノ水駅と川を隔てて筋向いにあるのが、この湯島聖堂。
勉強嫌いだった私には敷居が高いが、ちょっと入ってみた。
空気感が周囲と違う!

飽きることのない風景。
レンガ造りのこの建物は
マーチエキュート神田万世橋と呼ばれるそうで、御茶ノ水~神田間にあった旧万世橋駅の跡を活用したものとか。

秋葉原を通り抜け、しばらく歩くと、
屋形船のお出迎え。
ビルの合間の屋形船が、また何とも風情が感じられていい。

そして、ようやく隅田川との合流地点に到着(^O^)/
浅草方面にはスカイツリー!

さてさて、ここからは浅草方面ではなくて隅田川の河口に向けて進路を変え、深川方面を目指して歩みを進める。
着いた先はこちらの深川江戸資料館のある通り。
この辺りを一度見ておきたくて、ここまで足を伸ばしてみた。

そして、いつものごとくウロウロと徘徊。
それが何より楽しい。


さて、そろそろ帰路に着くとしよう。
隅田川に架かる清洲橋を渡る。
この橋、チェーンをイメージしているのか?

こんな路地がやはり気になる・・・。
そしてようやく山手線の神田へと辿り着き、神田川の旅も終わりを迎えたのであった。
いや~、歩いた歩いた3万歩。
今度はどこをうろつこうか?
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ウロウロ日記 | 日記
Posted at
2015/09/26 23:57:16