■CBX400F(HONDA)
学生時代に就職も決まり、それまでお世話になったチェリーと原付バイク(RD50)に別れを告げ、念願だったCBX400Fを中古で手に入れた。
走り始めた瞬間、それまで乗ったことのあるホークⅢ、CB400F、GT380などとは明らかに次元が異なり、モーターのように滑らかに上まで回るエンジンに痺れた。
「おおおっっっ。」という言葉でしか表せないほどの、大きな衝撃を受けた。
フロントでクロスしたエキパイも、斬新であった。
写真は、卒業間際に友人と阿蘇周辺を走った時のものであるが、この頃が本格的なバイクライフの起点であった。

■SRX400YSP(YAMAHA)
次に乗り換えたのが、YAMAHAのシングル。
ちょっとエンスーを気取りたい人向けのバイクでありながらも、モダンなデザインで、斜め後方から見たタンク周りのシルエットは、得も言われぬものがあった。
質感も高く、樹脂パーツの厚みもあり、大人のバイクであった。
セルがないので、交差点などでエンストしようもんなら、チョー恥ずかしかった。
写真は、青森から函館に渡るフェリーに乗る前のもの。
日付に'89年とあるが、調べてみると青函連絡船はその前年に廃止になっていたとのこと。
出航してしばらくすると、カモメがフェリーを護衛するかのように、何羽も船に寄り添ってしばらく飛んでいた。旅情満点。
頭の中のBGMは、もちろん、津軽海峡冬景色。

■GSX250S刀(SUZUKI)
3台目は、ハンス・ムートのデザインによるこのバイク。
この頃は結婚して子供も生まれていたこともあり、今後も細く長~く乗ろうと思い、車検のない250ccを購入。
レッドゾーンは15500rpmと超高回転型ではあるが、そこは4st。低速トルクもそこそこあり、初期の2st RZ250のような低速スカスカ(一旦パワーバンドに入ると凄かった)ではなかった。
刀1100のデビューから30年以上たっても、全く色あせることのないこのフォルム。デザインのもつ力は偉大であると感じさせる、1台である。
で、写真はというと、あれっ・・・。
アルバムひっくり返したが、この頃は子供や家族の写真ばかりで、ほとんど無い・・・。
なので、借り物から。

で、長~く乗るつもりであったが、それは全く予想もしない形で終わりを迎えることになった。
盗まれたのである。
忘れもしない、確定申告からの帰りに、「イヤ~、5000円戻ってきたね。なんかウマいもんでも食べに行こうか。」などと、カミさんと話しながら自宅の駐車場に着いたら、そこには主を失ったバイクカバーだけが、ゆらゆらと風になびいていたのである。
5千円を得て、50万を失った・・・。
腰が抜けた。
かくして、3代に渡るバイクライフは終焉を迎えたが、4代目をタイヤの数こそ違うものの、スプラッシュが引き継いでくれることになった。
Posted at 2014/05/17 00:11:07 | |
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