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2019年04月29日 イイね!

サウンドクリエイターの封印を解いてみた

86にはサウンドクリエイターと呼ばれる部品が装着されており、これによりエンジンへの吸気の一部を分岐して車内に導入し、吸気音を響かせるようになっている。

しかし、ワインディングロードなどでエンジンの回転を上げて走っている時ならまだしも、ゆったりと流していたい時なんかは少しうるさく感じたし、それ以前にこんなわざとらしい演出は要らないとも思ったので、車内にあるサンドクリエイターからの音の出口にフタをして音を封印した状態でしばらく乗っていた。

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その後、エンジンの性能をできるだけ現状維持できるようにと、エンジンオイルはちょっと値は張るがモービル1の0W-40に交換した。

また、中古での購入だったので、新車時の性能を少しでも取り戻せるようにネットでの評判も良さげなワコーズのフューエルワン(エンジン清浄用のガソリン添加剤)も投入した。

それが功を奏したのかどうかは何とも言えないが、エンジンの音がより静かになったように感じた。

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特にそれを顕著に感じたのは高速走行時で、100km/h巡行中の回転数は2000rpmで、この位だとエンジン音はロードノイズに隠れてほとんど聴こえない状態であり、速度調整のために多少アクセルを踏んだとしても音として感じる反応は希薄である。

ちょっと黙ってばかりいないで、何とか言えば?

エンジン音を響かせようとすると4000rpm以上回す必要があるが、ワインディングロードを除けばそこまで回す機会はそれ程ない。

通常の走行では至って静かで、むしろロードノイズが耳障りに感じるようになってきた。

エンジンの回転を上げない限り、サウンド的にはスポーツカーとしての高揚感が全くないってのは一体どうなのよ?

ってことで音の出口のフタを外し、サウンドクリエイターの封印解いてみることにした。

この状態で流してみるとアクセルを軽く踏み込んだだけでもヴォェェェーって反応があり、エンジンの息遣いが感じられる。

とても官能的とは言えるレベルではないけど (^◇^) 、それでも右足の動きにリンクした反応があるのはやはりいいかも・・・。

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うるさいとか何とか言って、ゴメンね(^_^ゞ

みんカラを見ると撤去してしまう人も少なからずいるようなこの部品を、わざわざコストをかけて開発し、今もなお標準装備になっている理由がようやく分かったような気がする。

ノーマルのままだとあまりに静御前過ぎて、このような演出でもしないとスポーツカーとしてつまらないのである。

心地良いサウンドを奏でるマフラーに交換すれば不要な部品なんだろうけど、私のようにノーマルのままって方も多いだろうし、そんな人のための部品なんだろうな。
Posted at 2019/04/29 13:49:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマあれこれ | 日記
2019年03月30日 イイね!

乗り始めて3カ月、86について語ってみた。

86に乗り始めてから3カ月余りが経過した。

乗る度に面白さが増していく感じで、週末ともなれば毎週のようにワインディングロードへと繰り出し、その走りを何度も確かめた。

その間の走行距離は4500km。

86についてちょっと語ってみることにした。

■トヨタHPより
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86のエンジンはパワーのみならず燃費も重視したということで、同じ2リッターでもスバルのWRXやインプレッサ等に搭載されているショートストロークのEJ20(92.0×75.0)ではなく、スクエアのFA20(86.0×86.0)が新たに開発され搭載されている。

記憶違いの部分もあるかも知れないが、水平対向エンジンである故にロングストローク化によってエンジンの幅は広がり、それを低くマウントするためにボディはワイドにせざるを得ず、また、サスペンションもダブルウィッシュボーンはリアのみで、フロントはスペースが少なくて済むストラットが採用されたという内容の情報をネットか何かで読んだ。

86というネーミングにこだわるのであれば、もう少しコンパクトなボディサイズにできなかったのかとも思うが、低重心や燃費とのトレードオフの結果ということであればやむを得ない選択だったのかも知れない。

■西伊豆スカイライン
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低重心であることの最大のメリットは、やはり何と言ってもコーナーリング性能の高さだろう。

普通ならアクセルを緩めたりブレーキングしたりするような場面でも、速度を落とすことなく、ステアリングを切るだけですっーとインを向いて旋回に入ることができる。

スピードが乗ったコーナリング中でもステアリングを切り込めばフロントは逃げることなくさらにインを向こうとするし、一体、どんだけ限界が高いの?って感じだよホントに!

■沼津
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一方、車高が低いことのデメリットとして良く挙げられるのが乗り降りのしにくさだが、これについては事前事後の儀式みたいなもんで、大して苦にはならない。

ただし、これにはドアが充分に開いた状態という前提条件がつき、隣に車が停まっているとこれがすごく難儀な儀式に変わってしまうのである。

2ドアなのでドアの幅が広く、そのため開き角が必然的に小さくなってしまい、そんな状態で隣のクルマに当てないようにドアを手で押さえつつ、リンボーダンスのような姿勢でドアの隙間から這い出るようにしなきゃならないので、これが結構大変なんだな(^◇^)

■成田山
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駐車場の自動料金所とかもなかなかの鬼門で、手が料金投入口に手が届かないこともある。

その他としては対向車のヘッドライトの眩しさかな。

しかも対向車だけでなく、後続車からもルームミラーやサイドミラーを通して光撃が来るし。

あと、座面が低い上にワイドボディなので左側下方の視認性が悪く、左折時にガードレールとかかが見えなくてちょっと気を遣う。

■猿ヶ京温泉周辺
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86の装備の中で一番関心があったのはLSDで、これにより走りにどんな違いが出るのかすごく興味があった。

LSDは接地荷重の小さくなった駆動軸へ駆動力が逃げてしまうのを抑えるのがその役目であるが、その効き具合をぜひ体感してみたいと思い、峠道に行く度にいろいろ試してみた。

旋回中にアクセルを踏み込んでいくと、あるところからリアに拘束されるような感じでグイグイとインに向けて押し出されていくような走りへと変わっていった。

慣れないうちは少し違和感があり、強引とも思える旋回感に恐い感じもした。

はたしてこれがLSDの効果なんだろうかと思い、車の走りのメカニズムについて疑問があった時に参考にさせて頂いている「自動車を物理する」というサイトを見たところ、「左右の荷重移動が大きく加速度が大きい場合はアウト側のタイヤの駆動力が大きくなりインを向く」という主旨のことが書かれていた。

やはりそうか。

そして、走り込む程にこのLSDの効く感覚が忘れられず、次第にやみつきになってしまったのは当然の流れだったのかも知れない(^O^)/

無論、そんな走りをせずとも、郊外の幹線道路を流しているだけでもグッドハンドリングを感じることができ、気持ち良くなれるクルマである。

■沼田
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エンジンパワーについてはカタログスペックでは200psとなっているものの、実際の軸出力はせいぜい150~170ps程度とのネット情報もあり、フラットなトルクカーブになっていることもあって強い加速感は感じられない。

慣れてくると、正直なところもう少しパワーが欲しいかなとも思ってしまう。

でも、このクルマの魅力は決して持て余すようなハイパワーでもなければ、のけぞるような強烈な加速感でもなく、使いきれるパワーにこそあると思う。

■甲府周辺
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標準で装着されているタイヤもミシュランのPRIMACY HPで、このタイヤはトヨタのプリウス等にも付いているコンフォート系のタイヤであり、決してハイグリップタイヤではない。

旋回中にアクセルを深く踏み込めば、簡単にテールスライドを許してしまうようなタイヤである。

でもそこにはコントロールする面白さがあり、パワーと同様に使い切ったと思わせる満足感を感じさせるものがある。

それこそが86の最大の魅力と感じる。

■八ヶ岳周辺~白樺湖
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スタイリングに関しては、サイドからの眺めは2ドアクーペのシンプルな美しさが際立ち、すごくキレイだなと思う。

リアも相応の迫力とボリューム感があって好きだな。

でもフロントビューについては、今時のトヨタ流のちょっとイカつい顔つきがあまり好みではなく、カミさんに言わせればサメみたいとか。

確かにそうだな。

真正面から見ると立体感や躍動感に乏しく、ワイドボディが悪い方向に強調されて平板に見えてしまうところがすごくもったいないね。

なので、写真を撮る時はどうしても斜め後方からのアングルが多くなってしまう。

さて、久々に書き始めたら止まらなくなってきたので、今日はこの辺りで終わりにしようか(^O^)/
Posted at 2019/03/30 23:45:34 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマあれこれ | 日記
2018年12月26日 イイね!

ようこそ我が家へ

今日はお父さんが新しいお友達を連れて来るってんで、朝からちょっとそわそわドキドキしてる。

いったいどんな子なんだろう?

なんか待ち遠しいね。

あれっ、ひょっとしてあの子そうかな?

こんにちは!、ボク、cocoです(^O^)/

君は?

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「初めまして、僕はハチロクです」

「cocoさんですね、よろしくお願いします」

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ハチロク君って言うんだ。

ちょっと変わった名前だね。

ボクの友達にハチ公っているんだけど、ハチ公じゃないよね?

「いえいえハチ公でもハチローでもありません、ハチロクです!」

あ、そうなんだ。

ボクはもうすぐ10歳になるんだけど、ハチロク君っていくつ?

「2歳です」

へぇー、結構若いんだね。

どうりで肌がツヤツヤしてると思ったよ。

そうそう、ボクは散歩がすっごい好きで毎日とっても楽しみにしてるんだけど、君の趣味は何?

「マラソンですね」

どの位走るの?

「日によって違いますが平均すれば一日30km位ですかね」

すごい、そんなに走るんだ (@_@)

体も大きいし、体力ありそうだよね。

ところでちょっと話は変わるんだけど、ハチロク君て匂い嗅ぎとかやる?

ボクは散歩の時に友達の匂いとか残ってると、もう嬉しくてたまらないんだけど。。。

「僕もお腹空いてるときにGSでハイオクの匂いを嗅ぐと、逝ってしまいそうになります(^O^)/」

そうなんだ、ボクたち気が合うね!

何だか友達になれそうな気がしてきた (^◇^)

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そんなやり取りがあったのかどうかは知らないが、走行距離2.2万kmのTOYOTA 86(GT 6AT アプライドE)が我が家にやって来た。

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なお、スプラッシュは今年の3月から平日は長男の通勤車として活躍しており、週末はシェアして使っていたが、この機会に長男に譲ることとした。

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Posted at 2018/12/26 22:28:38 | コメント(6) | トラックバック(0) | クルマあれこれ | 日記
2018年12月24日 イイね!

NDロードスターで峠道を走ってみた

前回、86に乗ってFRスポーツカーの面白さに目覚め、次にぜひとも乗ってみたいと思ったのがNDロードスターだ。

先代のNCは歴代のロードスターの中では最も排気量の大きい2000ccのエンジンが搭載されたが、パワーや速さを求めていくのはロードスターらしくないという声があり、次のNDでは原点回帰モデルとしてあえて排気量を下げ、1500ccのエンジンが搭載されることになったそうだ。

レンタカーを調べてみるとタイムズレンタカーにあったので、借りてみることにした。

今回用意されていたのは6ATのNDで、グレードはSスペシャルパッケージ。

装着タイヤはというと・・・、

おっ、お前もNEXTRYかい!

このタイヤのグリップ力については86の試乗では特に不足している感じはしなかったが、こんなにレンタカーに使われているということは、やはり価格にしろ耐久性にしろかなり経済的ということなんだろうな。

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トリップメーターを確認すると、走行距離は約10万Kmと結構走ってる。

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シートについては腰からお尻にかけて幅が狭く、挟み込まれるような感じで、180cmの自分にとってはちょっと窮屈だ。

天井と頭のクリアランスは拳ひとつはきついので数cm程度と思うが、後で調べてみると185cmの人だと天井に当たってしまうという情報もあった。

ハンドルはチルトのみであったが、ドライビングポジションを決めるにあたっては特に問題なかった。

ちなみに、テレスコは2018年7月に実施された年次改良で追加になっている。

フロントミッドシップということでエンジンは車軸より後方に搭載されており、一部は室内に食い込んだレイアウトになっている。

フットレストの位置が右寄りに感じたのはこのせいか。

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走り始めてすぐに感じたのは何とも言えない独特な乗り味。

早速ホームコースに持ち込んでチェックしてみると、加減速やコーナーリングの際のピッチ&ロールの動きが結構大きく、そのせいで思うようにペースを上げられない。

86のフラットな乗り心地に比較すると、ロードスターはオーバーアクションにも思える動きをする。

人馬一体というか、サーフボードの上に乗っている感じかもしれない(サーフィンやったことないけど・・・)。

この挙動には少し慣れが必要なようで、いきなり峠を走るのは不安を感じたので、しばらく幹線道路を流すことにした。

ところで、NDロードスターの大きな魅力は色気すら感じさせる官能的なフォルムにあり、その姿に一目惚れして衝動買いしてしまった人も少なからずいると思うし、スタイリングで選ぶとすれば自分も欲しいと思う。

特に正面から見た時のフェンダーの盛り上がりや、ヘッドライトの内側からフロントグリルの方に向けてスーッと伸びたラインは、眺めているだけでも気持ち良くなれる。

やはり最近のマツダのデザイン力は一歩抜きんでていると思う。

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途中から幌を上げてオープンにしてみた。

サイドウインドウを上げていれば室内に巻き込む風もほとんどなく、冷たい空気が頭の上をかすめて後ろへ流れていくだけで、暖房を入れていれば十分に暖かい。

頭上を遮るものがないだけにやっぱり開放的で、すごく爽快感がある。

でも絶対オープンでなきゃダメ!、っていうところまではいかないかな。

この辺の感覚は露天風呂と同じで、屋外は非日常感があってイイんだけど室内風呂でも充分に気持ちいいのと同じ。

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さて、そろそろ土坂峠が近づいてきたのでATをスポーツモードにセットし、ペースを上げてみよう。

ブレーキのタッチはスプラッシュとフィーリングが似ていて、奥側で効き始める。

制動力は充分で、スプラッシュのブレーキが強化されたとしたらこんな感じになるんだろう。

コーナーリングに関してはハンドルを切るとノーズがインを向くとともにロールがつき、そこからアクセルを踏むとリアタイヤが車体をさらにインに向けて押し込んでいく感覚がFRの面白さということを86の試乗で知ったが、ロードスターでもその部分は共通であった。

しかし、上り勾配がきつくなっていくとどうしてもパワー不足の感は否めず、アクセルをさらに踏み込んでも荷重の増えたリアには何事も起こらず、同じラインをトレースしていく感じになる。

それは車を安定して速く走らせるという点ではあるべき形なのかも知れないが、一方で右足でリアをコントロールする面白味は薄れていくように感じた。

ATについてはそれなりにダイレクト感はあるものの、86でちょっと感動したようなレベルまではなかったように思う。

後で確認したところATのロックアップ領域は3速からということで、タイトな峠道で多用する2速はカバーされてないこともその一因かも知れない。

車は神流町を経由してR299に入り、志賀坂峠へと向かった。

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志賀坂峠を越えて秩父へ向かうダウンヒルに入る頃には車のリズムに慣れて来たこともあり、特にS字の連続するような場面では、ショートホイールベースのライトウエイトスポーツカーの楽しさを存分に味わうことができた。

さらに下りではリア荷重が減るので、コーナーでアクセルを踏むとリアがスキール音と共にスライドし始め、FRの面白さも感じることができた。

こうでなくちゃね。

ところで、今回の試乗では200kmチョイ走ったが、終盤に差し掛かる頃には右側のお尻の骨の辺りから太ももにかけて痛みを感じるようになった。

やはりシートが窮屈なのが原因で、アクセルとブレーキを操作する右足側がより圧迫され、痛みになったのだと思う。



さて、前回と今回で86とNDロードスターで普段良く行く峠道を走り回ってみた訳であるが、FRの面白さをダイレクトに感じられる点と上りでも下りでも楽しめる点、さらにはフラットな乗り味という点で86の方が好みと感じた。

なお、ロードスターの場合は同じグレードでもMT車では標準となっているトルセンLSDとロールを抑えるスタビライザーのリアがAT車では省かれているため、MT車に乗ればまた違う印象になったのかも知れない。
Posted at 2018/12/24 22:06:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマあれこれ | 日記
2018年12月08日 イイね!

86で峠道を走ってみた

スプラッシュの足回りには標準でスイフトスポーツと同じメーカのタイヤ(コンチネンタル)とダンパー(モンロー)が装着されており、見かけによらず締った足になっているので、ワインディングロードをそこそこのペースで気持ち良く駆け抜けていくことが可能であり、パワーをさほど必要としないダウンヒルでの楽しさはなかなかなものだと感じている。

とは言うものの、そこには重心の高さやパワーと制動力が小さいことからくる限界も当然ある訳で、あくまでもコンパクトカーにしては良く走るというレベルのものであり、スポーツカーと称される車などと比較すれば当たり前だけど大きな違いはあるはず。

じゃ、そのスポーツカーってのはどんなもんよ?

残念ながらそんな車を一度も運転したことがなく、試乗インプレッションの記事などから想像するだけで自分では何も語れないので、それではとその種の車をレンタカーで探してみることにした。

調べてみるとトヨタレンタカーに86があったので、早速手配した。

当日行ってみると用意されていた86は6ATのGTグレードの車体で、マイナーチェンジ後の後期型と呼ばれるものであった。

走行距離は約7万km。

よっこらしょっ!とシートに腰かけてみると、太ももから背中にかけてサイドサポートがしっかりと張り出しており、包まれるような座り心地が悪くない。

足を前方に投げ出し、ハンドルもテレスコになっているのでリラックスしたベストポジションを採りやすい。

はやる気持ちを抑えながら慎重に車をスタートさせた。

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着座位置はかなり低いものの、ボンネットやダッシュボードも低いので前方視界は良く、普通の乗用車と変わらない感じだ。

アクセルを踏み込むと、スバル製の2.0L水平対向エンジンはドゥルルルルーー(うまく表現できない(^_^ゞ)という独特のサウンドを奏でながら加速していく。

軽くブレーキを踏んでみるとかなり手前で効き始めることに違和感を感じたが、それ以外は至って普通に運転することができる。

足回りはもちろん硬いが、小さな段差をサンドバッグのようにボスッと受け止めるのではなくガシッと感じてしまうあたりは、もともとそういうものなのか走行距離なりの劣化によるものなのかは分からない。

お山に繰り出す前にちょっとホームコースに持ち込んで走りのチェックをしてみた。

ちちなみにタイヤはブリジストンのNEXTRYを履いており、エコタイヤであることにちょいとテンションが下がった。

後で調べると86の純正タイヤはミシュランのPRIMACY HPで、これはプリウスとかにも使われているエコタイヤのようだ。

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こんなタイヤではたして大丈夫かと思いつつ探りながらペースを上げていくと、いつの間にかスプラッシュより速い速度でコーナーを駆け抜けていた。

ロールも小さくスタビリティが高いせいか、初めて乗る車なのにコーナーでの不安感が少なく、ブレーキもすごく良く効く。

コイツぁ、速えーぞ (@_@)

ロングノーズでワイドボディだけど、ホイールアーチの上が盛り上がっているのでフロントの見切りもなかなかいい。

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最初は幹線道路をしばらく走って慣れた後にお山に向かおうかと考えていたが、この車なら行けそうだと感じ、定峰峠へとハンドルを切った。

この峠道は幅も狭くタイトなコーナーも多いが、にもかかわらずさほど不安を感じることなく駆け上がって行くことができる。

ボディサイズ、パワー、ドライビングポジションのどれを取ってもスプラッシュとは全く違う車なのに、手になじんだかのように運転できていることに少なからず驚きを覚えた。

86って見た目と違って間口が広い車なのか、とても運転しやすい!

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エンジンルームを見てみよう。

へぇ~、V字型の強化バーがデフォルトで付いているのか。

矢印の部品はサウンドクリエイターと呼ばれるもので、吸気の一部を分岐して室内へと導き、吸気音をドライバーに聴かせようというもの。

エンジンの回転を上げてテンション高い時ならともかく、低速で流している時なんかはうるさく感じるだけと思うので、これ要らんかもね。

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峠を下り、武甲山をしばらく眺めた後はR299に入り、志賀坂峠へと向かった。

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このルートは比較的道幅も広く見通しの効くコーナーも多いので、ちょいとペースを上げてみましょうか。

ATをスポーツモードに切り替える。

このAT、結構ヤバイ!

スポーツモードでは2~6速でトルコンを介さないロックアップ状態になり、特にローギヤではダイレクト感がすごく、アクセルを乱暴に踏みつけるとガシッというショックが伝わってくる。

オマケにブレーキを強めにかけるとシフトダウンに伴って回転合わせのためのブリッピング(空吹かし)が入るもんだから、その気にさせられてしまう。

コーナーに入り、少し早めのタイミングでアクセルを踏み始めると、車はまるで鞭をくれた馬のようにシャキーンとしてインに向かおうとする。

慣れて来てさらにアクセルを深く踏むと、リアがスライドするようにギュイーンとコーナーを回りこんで行く感覚を味わうことができる。

サスペンションはしなやかな動きへと様変わりし、コーナーリングをサポートする。

シートのサイドサポートの効果もあるが、今までに感じたことのないような横Gを体験した。

懸念されたエコタイヤのグリップも全然問題ないし、公道ではむしろこの位でちょうどいいかも。

調子に乗り過ぎて2度ほどヒヤッとする場面はあったが、コントロールはしやすいと感じた。

アクセルパーシャルの状態で回るとややアンダーの傾向なのか、思ったラインよりも大回りしてしまう感じがして面白くない。

やはり踏んでなんぼの車で、このご時世に何とも罪作りな車である。

これまで所有した車はFFばかりで、FRはというとその昔、弟が持っていた117クーペをしばらく借りて乗ったことがある程度の経験しかない。

この時はパワースライドなるものをやってみたくて、幅の広い直角コーナーで思い切りアクセルを踏んづけたまでは良かったが、その後にスピンしそうになって恐い思いをした覚えがある。

なので86を運転するにあたってFRへの不安もあったが、FR初心者でも右足でリアの動きをコントロールする楽しさの片鱗を感じとることができた。

それもVSC(横滑り防止装置)やトルセンLSD(トルク感応式LSD)の恩恵によるところが大きいのだろう。

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そして、本日の最後のステージは土坂峠。

この峠の秩父側へと下るダウンヒルは好きなコースの一つであるが、タイトなS字コーナーが連続するテクニカルなコースなので86では車重とパワーを持て余し、今一つ楽しめないのではないかと思っていた。

しかし実際に走ってみると、通常走行での軽い踏み込みではそのフィーリングに違和感を感じたブレーキが強く踏み込むと剛性感と制動力が高く、すごくコントロールしやすいことが分かった。

そのおかげでコーナー入り口まで安心して進入することが可能で、ヒルクライムと遜色のない走りを楽しむことができた。

今さらながらブレーキの重要さを知ることとなった。

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しかし、FRのスポーツカーって面白いね!

もしかしてパンドラの箱を開けてしまったのかも知れんな・・・。

さあ、次は何に乗ってみようか?
Posted at 2018/12/09 03:21:43 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマあれこれ | 日記

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「[整備] #86 サウンドクリエーターの遮音 https://minkara.carview.co.jp/userid/2133117/car/2696956/5118250/note.aspx
何シテル?   01/04 18:47
cocoichiです。よろしくお願いします。 ちなみに、ココイチにはまだ行ったことがありません。 20代はバイクで駆け回ってましたが、スプラッシュで...
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