昨年の夏に続いて今年も帰省時に母と一緒に旅行することになり、長いこと行ってない長崎を回ることにした。
で、今回の旅の相棒はこちらのスイフト君。
昨年の旅行で借りたレンタカーはノートとフィット3だったが、先日、車検時の代車として乗ったスイフトRSがスプラッシュに近いせいもあって、ほとんど違和感なく体になじんだことから、今回はスイフトをレンタルした。
福岡から高速に乗り、一路、長崎へと向かう。
西海橋を渡るのはいつ以来のことだろう。
知らない間に隣に新西海橋が架けられていた。
ちょうど梅雨明けの時期だったので天気には恵まれ、オーシャンビューを楽しみつつR202を軽快に流していく。
普段は山の中ばかり走り回っているので、湾岸沿いの景色が新鮮で、どこか懐かしくも感じられる。
お昼時になり、そろそろどこかで腹ごしらえをとしばらく走り続けたがなかなか現れず、ようやく見つかった海の見える食堂で昼食となった。
さて何にしようか?
皿うどんかな。
えっ、太麺もあるの?
じゃ~、それを。
使われている麺はチャンポン麺のようで、具の味はというと・・・、甘い!
美味しんぼの98巻(長崎編)によれば、長崎に砂糖が入ってきたのは1660年のことで、その味が受けて、以来、ご馳走には砂糖の甘さが欠かせないものとなり、長崎の料理の味付けの基本になっているとのこと。
なるほど、この甘さがそれだった訳ね。
食べ慣れてくると面白い味で、結構、美味しく感じてきた。
そこからまたしばらく走り、長崎市街に入った。
港町ならではの風景が旅情を盛り立ててくれる。

本日のお宿にチェックインして、そこから近くを散策してみることにした。
長崎らしさを感じた風景。
市電が通っているので、車で走っていると戸惑ってしまうというか、ちょっと恐い。

平地は少なく起伏に富んだ街で、坂が多い。
秀吉の命により処刑された二十六聖人の像。
当時のキリシタンの信仰心の強さを伺い知ることができる。

長崎駅とその周囲の風景。
終着駅ならではの哀愁みたいのものが感じられる。

薄赤く色づいた空をバックにした稲佐山と、所々に灯り始めた街の明かりを眺めながらの一杯は、また格別の味だった。


そして翌日は車で稲佐山に登ってみた。
明け方に雨が降ったため、まだ薄くもやが残っていて、それがちょっと幻想的な感じだった。
案内板によれば写真のほぼ中央部辺りが爆心地になるが、こうやって見ていると71年前の8月9日に一瞬にして灰の街になったことが信じられないように思えてくる。
でも決して忘れてはならないこと。
中央の奥にうっすらと見えるは雲仙の普賢岳。
小高い山の上の方までびっしりと建物が詰まっていて、坂の街ということが遠目にも実感できる。
造船所のクレーン群にも目が行く。
ここの展望台からは周囲360度の景色を臨むことができて、ずっと眺めていたくなる、そんな場所だ。
その後に向かったのが出島。
今は周囲は埋め立てられているので島の形にはなってないが、現在は建造物も含めて復元工事が行われているとのこと。
2017年に写真の箇所に表門橋が架けられる予定になっているそうだ。

西洋建築と日本建築が入り混じっている。



カピタンと呼ばれる商館長が住んでいた建物で、時には藩の重鎮を招いての会食も行われていたそうだ。

一通り見た後は近くにある中華街で昼食を取り、家路へと向かった。
ここで食べた中華丼もほんのりと甘い味付けであった。
今回乗ったスイフトはエンジンはDJEではなくノーマルのK12Bで、28年式の16000km程走った車体であった。
以前にディーラー試乗した時は足回りがソフトで、乗り心地の良いミニ・サルーンという印象であったが、今回もそれは同じで、しなやかで腰のあるサスペンションと感じた。
法定速度+20km/h以内でごく普通に走り回る分には全然問題のない足回りで、
以前の試乗で感じた加減速時のピッチングの大きさも、慣れてしまえばというか、特に急激な操作をしなければ気にならないレベルであった。
助手席に座る人にとっては中低速域の乗り心地が良い分、スプラッシュよりいいのかも知れない。
今回、2日間で450km程度走ったが、スイフトRSの時と同様にやはり疲れの少ない良いシートと感じた。
1~2名乗車でタウンユースがメインであれば、イイ車だと思う。
Posted at 2016/08/01 00:46:56 | |
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