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2014年07月30日 イイね!

南蔵院に涼を求めて

福岡にある私の実家の町には、新四国八十八ヶ所と呼ばれる霊場がある。

その昔、四国八十八ヶ所の巡礼の帰りにここを訪れた尼僧の慈忍が、村の困窮を救うべく祈祷を捧げ、その後に慈忍の発案により石仏が作り始められたのが、その起源とされている。

私が小学生の頃は、春秋の観光シーズンともなれば観光バスや団体列車などで、「お遍路さん」と呼ばれる白装束をまとった巡礼者が多く訪れ、その数、年間100万人位であったと記憶している。

本家四国が一回りするのに一ヶ月程度かかるのに対して、こちらは3日程度で回れることもあって、気軽に行くことができたのも魅力だったのかも知れない。

当時、母親に連れられて、近所の人と一日だけ遠足気分で回ったことはあったが、毎年、遠方より多く訪れる巡礼者の姿を見るにつけ、何と信心深い人が多いのか、と子供心に思っていた。

しかし、今ではお遍路さんの姿を見かけることはほとんどなくなり、皆さん車で回ったり、ハイキングとして山歩きを楽しまれているようである。

タイトルにある南蔵院は一番札所の寺院であり、付近にも複数の札所や多くの石仏などがあることから、観光スポットとなっている。

周りを山に囲まれており、奥に行けば小さいながらも滝があって涼しく、夏に帰省の際は訪れることが多い。

今回も行ってみた。

最寄り駅の城戸南蔵院前で列車を降りる。




R201を渡ると、すぐに南蔵院入口の坂へと差し掛かる。

札所にはこのように地蔵の姿があり、巡礼の際には札所毎に米と一円玉を供えた記憶がある。




坂を上り、一番札所に行く手前を右に折れ、トンネルへと向かう。




千羽鶴の右横に小さく見えるのが、先ほど降りた駅。




しばらく行くと、この地蔵に迎えられる。




やがて、大きな涅槃像が見えてくる。

平成7年に建立された像で、今は南蔵院の目玉ともなっているようである。

ちなみに、南蔵院のご住職が1億の宝くじを引き当てたというのは地元では有名な話で、そのご利益にあやかろうと、ここを訪れる方も多いとか。

いいのか悪いのか?




以下の観光客はアジアの方々で、聞こえてくるのはハングルと中国語であった。

福岡市内ではよくアジアからの観光客を見かけるが、こんな田舎にも来られているとは、ちょっと驚き。




来た道を引き返して、一番札所へと。




さて、先に進もう。




見えてくるのがこの大きな像。

子供の頃からエンマ様と呼んでいるが、正式な名称は知らない。

「嘘ついたらエンマ様に舌を引き抜かれるけんね」と、昔はよく親に脅されていた。




その近くにある石像。

天を見上げ、救いを求めているようにも見える。




さらに奥に進むと45番札所と滝が見えてくる。

ここがひんやりしていて、雰囲気的にも一番好きな場所である。




45番札所の周りにある石像。




そして、帰りを穏やかな表情で見送ってくれた石仏。




年齢が行ったせいもあるだろうが、南蔵院を訪れる頻度が次第に高くなってきている。
Posted at 2014/07/30 23:19:23 | コメント(4) | トラックバック(0) | 旅日記 | 日記
2014年07月24日 イイね!

今日はどちらへ?

オレ、カメラです。

名前はシロって言います。

色白だからってんで、今日、急に付けられました。

「シロ、行くぞ」

えっ、ちょっと待って下さいよ!

オレ、今、電気食ってる途中なんですけど?

「ブチッ」

ったくもう、いつも突然なんだから・・・。

で、旦那、今日はどちらへ?

どうせまた山ん中を、意味もなくグルグル走り回るだけでしょう?

アレ、今日は電車ですかい?




上野行きって、まさかこのクソ熱い中を、浅草巡りとかいって歩き回る訳じゃないでしょうね?

オレ、そんなのヤですからね!




オッ、山手線に乗り換えですか。




モノレール?

てことは、羽田ですか?

まさか、大井競馬場前で降りてレース観戦!、ってオチはないですよね?




でしょう、でしょう。

そうこなくちゃ!

でも、旦那。

仕事がヤになったんで、どこかに高跳びですかい?




今度は地下鉄ですか・・・。

一体、どこまで行くんですか?




また乗り換えですか?

オレ、だんだん疲れてきましたよ…。




ここで降りるんですか?

ようやく目的地?




「シロ、着いたぞ」

あぁ、実家に帰省だっだんですね。

初めから言ってくれればいいのに・・・。

しかし、ミ~ン、ミ~ンって、セミ、うるさ過ぎ。




エッ、今日はもう、これでおしまい?

パッとしたもの、全然見てないんですけど?

こないだは廃墟ばっかりだし・・・。

ハイハイ、分かりましたよ。

次の出番までぐっすりと寝てますから。

zzz・・・。
Posted at 2014/07/24 10:49:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | 旅日記 | 日記
2014年07月19日 イイね!

朝ドラでニッチツ鉱山を回ってきた

比較的近場だし、わざわざ早起きして見に行くような場所ですか?

もともとは、長野と埼玉の県境にある三国峠を経由して、久々に長野を走る気満々で朝5時に出発したが、三国峠は通行止めの看板が・・・。

いつもながら、調べもせずに行く方が悪いのであるが。

そこで、6月に金山志賀坂林道を通った際にニッチツ鉱山付近で見かけた、簡易郵便局や廃墟に目的地を変更。

この場所は廃墟マニアの間では有名な場所らしく、いつか再訪してもう少しじっくり見たいと思っていたので、途中からこちらに舵を切った。

では、出発。

まだ行ったことがなかった、秩父鉄道三峰口駅に寄ってみる。

予想に違わぬ雰囲気を醸し出しており、早朝の清涼剤となった。





駅舎の反対側は車両公園になっている。

右側写真は、駅からさらに奥に行った先にある線路終端。秩父鉄道の端っこである。




R140を先に進むと、見えてくるのがいつも気になっているこの看板。




HPがあるのか。どれどれ・・・、

フルチューン?
改造方法?

笑わせてくれるじゃね~か。

まさしく、ライダーのための弁当であった。




県道120号にあるこの分岐点をまっすぐ行くと三国峠の方向となるが、なにやら通行止めの看板が・・・。

いやいや早朝だし、看板の撤去忘れってこともあるかも知れないので、もうちょっと先に行ってみよう。




看板に偽りなしであった。




先程の分岐点に戻って今度はトンネル方向に曲がり、しばらく行くとニッチツ鉱山の工場が見えてきた。

調べてみると、ニッチツは石灰石を採掘&加工して、販売している会社とある。

同じく秩父にある武甲山からは石灰岩が採掘され、セメントとして世の中に供給されている。

そう、秩父一帯は良質な石灰石の埋蔵地帯なのであった。




前も通った、ちょっと腰が引けてしまいそうなこのトンネル(以前の写真より)。

何かに憑依されてしまいそうだが、途中でちょっと降りてみる。

光軸、ok。




トンネルを抜けると、そこには簡易郵便局があった。

無論、早朝から営業しているはずもないが、前日は通行止めだったようである。





郵便局の奥には、ニッチツの建物と工場がある。

今年2月の雪の被害は甚大だったようで、後で知ったが、雪の影響で倒壊した廃墟はこの他にも多いそうである。





その先に進むと、この建物が。

この煙突、何?




それは、従業員用の共同浴場であった。

秩父市HPの記事によれば、最盛期にはこの辺りに2千人もの人々が暮らし、美空ひばりが唄ったホールもあったとのことであるが、想像だにできない。

かつて栄華を誇っていた鉱山としては、足尾銅山が有名であるが、奥秩父にも同じような歴史が刻まれた場所があったとは、全く知らなかった。




その先にも、所々に廃墟が見られる。





峠にたどり着き、八丁トンネルへと。

トンネルを抜けると一気に視界が開け、出口付近には両神山登山者用の駐車場がある。

両神山を近くから見たかったが(この辺りから見ることができるのかは?だが)、その方向にはあいにく雲がかかり、何も見えず。

ここで朝ごはん。

いつものコンビニおにぎりも、また格別な味である。




R299に向かって下る途中。

進行方向のその先には、二子山の姿が見える。



R299に出た。

が、このまま帰るのも面白くないので、林道秩父線に入り、先ほどの二子山沿いに走ることとした。

車にも全く出会わず、快適。




峠付近からの景色。

埼玉。山自然の宝庫だね。

しかし、こんな所にいとも簡単に来られるのは、全くもってナビのおかげである。

途中、分岐点もいくつかあるので、地図だけでは非常に心もとなく、載ってない道も多い。




ダウンヒル。

木々の間を駆け抜ける。




途中のひなびたバス停。

でも、灯りはちょっとモダン。




帰路に向かう。

お昼を回ったばかりだったので、昼食は家で食べようかと思いあぐね、県道37号道沿いにクルマを走らせていたところ、店には見えない店?の前に、何人か人の姿が。

そば屋だった。

引き寄せられるように入ってみる。

メニューはそばのみで、選ぶは盛りの量(並、大、特)だけ。天ぷらなど、一切なしである。

頼んだのは大盛り(¥680)。

注文した後は、セルフでつゆと薬味、そしてサービスのきんぴらをトレイに取り、席で待つこと15分程度。そばが運ばれてきた。

更級そばで、麺は細いがコシがあり、のどごしも良い。量も充分にあり、おいしい。

つゆもからくなく、いい塩梅。

近場の常連さんも多いような感じで、行列にはならないものの、人が途絶えることはなかった。

ちなみに営業時間は11:30からで、売り切れ次第で終了とのこと(13時過ぎには完売の可能性ありとか)。




帰路。R140を流していると、後方にスプラッシュの姿が。

マイナー車なので、同じ車に出会うと必ず「おっ!」と言ってしまうのが、スプラッシュ乗りの悲しき習性である。




今回、図らずもまた地元ドライブにはなってしまったが、実りのある旅となった。

結果、安近短を継続中。
Posted at 2014/07/19 16:28:50 | コメント(7) | トラックバック(0) | 鉱山 遺構 廃墟 | 日記
2014年07月13日 イイね!

秩父。あの花を探して。

「あの花」の花って、いったい何だろう?

話が進んでも、なかなかそれが見えてこない。



西武秩父駅付近を歩いていると、いきなり「あの花バス」を発見。

こんなにもメジャーだったのね。




仲見世通りなどで見かけたポスターやグッズ。

経済効果、かなりのもんでしょうね。





秩父神社の前にあったモニュメント。

これは「あの花」に出てきた、龍勢というロケット花火をモチーフとしているようだ。

調べてみると、龍勢祭は毎年10月に秩父で行われており、30本の龍勢が打ち上げられるそうである。

ちなみに、2011年の龍勢祭ではめんま役の茅野愛衣さんが龍勢の口上を務められており、その様子は関連情報URLをご参照。




道の駅秩父に咲いていた、「あの花シルビア」。

自然な感じで、good!




蓑山から臨む、秩父の街並み。

手前から秩父太平洋セメント、秩父橋、秩父公園橋の三重奏。




一方、こちらは秩父橋から見た、太平洋セメント秩父工場と蓑山。

「あの花」に幾度となく出てくる背景である。




蓑山で見た花。




秩父の通りで見かけた花。






ストーリーは進み、それぞれ想いをぶつけ合った最終回。

「あの花」とはこれだったのか・・・。





これまで「橋」、「鉄道」、「通り」、そして今回の「花」と書き綴ってきたが、まかさ、一つのアニメをきっかけとしてこれだけ街巡りを楽しむことができようとは、思いもしなかった。

「あの花」に感謝。
Posted at 2014/07/13 18:03:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドライブ日記 | 日記
2014年07月10日 イイね!

秩父。あの通り。

ゲリラ豪雨も止んだので、ひとまず昼ごはん。

ネギ玉牛丼をパクつく(秩父まで行って牛丼かい!)。

ここからは車を降り歩きとなるが、秩父の街中を歩くのは、今年の初詣で秩父神社に行って以来である。

さて、どう歩くか?

今回は、西武秩父駅から秩父神社へと周ってみることにした。

駅から見る武甲山。

ずっと眺めてると、ジャイアントロボの頭に見えてきた(ちょっと無理が・・・)。

どうも疲れているようだ。

先に急ごう。




駅の仲見世通り。

チョい食べしたくなるもの、いと、多し。




仲見世通りの途中、オヤジさん達がいい感じで飲んでいた。

飲んだくれにとってはごく自然な光景にも見えたが、そう言えば、駅に立ち飲みの焼き鳥屋って見たことないような。

ビールの誘惑を断ち切って、先に急ぐことにした。




駅から出ると、そこには・・・。

思わず、「ナマステ」。




御花畑駅横の踏切を通過。




しばらく歩くと、秩父神社へと向かう商店街通りに入る。

そこには、長い歴史を積み重ねてきた、味わいのある店が所々にあった。

歌謡曲世代の人間にとっては、惹かれる昭和風情である。

コイスミって、「゛」がとれてないかい?





脇道に入り、ちょっと行った所にある札所15番からの風景。




通りに戻り、先に進むと、奥には秩父神社の入り口が見える。




鳥居をくぐり抜け、今来た通りを臨む。




参道へと向かう。




当日、大祓(おおはらえ)という、無病息災を祈願するための行事が行われていた。

6月と12月の末日に行われており、6月のは夏越しの大祓とも呼ばれるとのこと。

茅の輪くぐりといって、境内に設置された輪を8の字状に3度通り抜けることにより、邪気、毒気を払うとは、後で知った話。

1回しか通らなかった・・・。




橋、鉄道、通り。いろんな場所から眺めた武甲山。

秩父を楽しめた!

でも、何か忘れてない?

最終回に続く。
Posted at 2014/07/10 00:46:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | ウロウロ日記 | 日記

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