埼玉のときがわ町に堂平山という、標高875mの山がある。
ここには国立天文台の観測所があったが、施設の老朽化や周辺環境の悪化により閉鎖され、その後、平成12年にときがわ町に移管されて
星と緑の創造センターとして再生し、現在は教育学習・体験交流施設として利用されているそうだ。
以下の写真が天体観測所で、今年4月初めに撮った写真であるが、何を思ったか半分しか撮ってない・・・。
たぶん、これがイケてる構図と思って撮ったのだろう。
こちらは観測所のやや手前にある、パラグライダーの離陸地点からの風景で、雲にかかって見えないが都心の方向である。
一方、こちらは観測所の所から見た秩父、皆野方向の風景で、奥の左端には両神山を臨むことができ、また中央やや右寄りには、この頃はまだ冠雪していた浅間山の姿を遠く見ることができる。
埼玉にあっては、かなり周囲の眺望が効く場所である。
最近、夜空の星の写真をupされている方が増えており、ならば自分もと、どんな写真が撮れるかは全く自信はないが、梅雨の合間の晴れた日の夜に出かけてきた。
既に真っ暗闇となった林道を、ルームミラーにヘンなものが写ってないかとビビリながら、恐る恐る駆け上がって行く(霊感ゼロなので大丈夫なはずだが・・・)。
一時間程で観測所に到着すると、満天の星という訳にはいかないが、下界よりはかなり多い星を目にすることができた!
既に三脚をセットして、撮影されていた方が一人いらっしゃったので、声をかけてみた。
埼玉在住の方で、普段は富士山周辺で星の撮影をされており、たまたま晴れたので初めてここに来てみたとのこと。
でも、薄雲が出ていて、しかも思ったより周囲が明るいとのことで、富士山周辺に比べると見える星は少ないそうだ。
ちなみに、こちらの方は三脚2台体制で、1台には赤道儀をセットされているという、かなり本格派の方。
お手軽な私とはあまりにも違い、恥ずかしいので、ちょっと離れた所に三脚をセットし、それから悪戦苦闘。
まずは都心方向の夜景を撮影したが、やはり薄雲がかかっているために霞んで見えてしまい、技量がないこともあって写真としてはイマイチなものばかり・・・。
この後の星空の写真も同様で、であればいっそのこと、いろいろ加工してみるか。
肉眼ではどれもかなり暗い風景であるが、明度やコントラスト、WBを適当にいじってみる。
SSは60sec(f/2.8、ISO200)なので星はちょっと流れてしまっているが、まぁこんなものかな・・・。
ISOをもうちょっと上げて撮ってみれば良かったと、後で後悔。

インターバル撮影も我慢できずに20分チョイで止めてしまったので、中途半端になってしまった。
星の撮影って、かなり忍耐力がいるのね(^◇^)

普段はお手軽スナップばかり撮っているので、こういった写真を撮ろうとすると、やはりそれなりに勉強して準備しないとダメなことを実感。
液晶モニタだけでは大変で、外付けファインダーが欲しいと思った夜であった。
Posted at 2015/07/15 00:14:18 | |
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