就職で地元九州を離れ関東に来たのはもう30年以上前のことであるが、それ以前に東京のイメージとしてあったのは、高校の頃に観ていた「あこがれ共同体」というテレビドラマにの中に出て来た東京であった。
郷ひろみをはじめ、西城秀樹や桜田淳子などが出演していて、原宿・表参道を舞台としてアパレル業界が描かれていたために、何となくこれが東京のイメージとして自分の中に出来上がっていた。
それに加えて、主題歌として使われた山田パンダの「風の街」という曲が好きで、歌詞の中に「表参道~、原宿は~♪」というフレーズが繰り返し出て来たので、なおさら東京=原宿・表参道というイメージが田舎の高校生の頭の中に定着していった。
その後、大学時代に就職試験で初めて東京に上京し、試験当日に降り立った駅が原宿であった。
たまたま志望した会社の本社がこの近くにあったからで、原宿で働くことを目指していた訳ではないが、それでもずっとイメージしていた場所に来ることができて、ついに東京に来たか!と一人感動していた覚えがある。
しかし、そんな奮い立った気持ちも虚しく、その会社は見事不合格になってしまったが(^O^)/
原宿にはそんな遠い日の想い出がある。
久しぶりに来た竹下通りはすごい混みようだ。
裏通りに入って今日のライブ会場の場所を確かめた後、しばらく歩くと東郷神社の文字が見えたので寄ってみた。
竹下通りのすぐ近くにあるにもかかわらず、喧騒とは無縁の落ち着いた佇まいがそこにはあった。

付近をしばらくブラついた後は、娘達と合流してさらに裏通りを徘徊してみると、
適度にアップダウンがある上に綺麗な灯りの店舗も多くて、歩くのが楽しい。

やはり都会は照明の使い方とか見せる演出がすごく上手い!
思わず立ち止まって見てしまうよね、これは。


ではライブ会場へと。
今日のライブはELFIという女性二人のユニット(Vocal&Keyboad)で、サポートメンバーとしてバイオリンとチェロが加わった編成である。
演奏された楽曲はコミカルでポップな曲からバラードまで、メロディメーカーとしての才能を感じさせるラインナップで、歌唱もサウンドもなかなか聴かせるアーティストだった。

ライブ終了後はチャオバンブーというタイ料理の店に入った。
裏通り沿いにあって、原宿とは思えないような雰囲気の場所にあるが、それでも週末とあってか周囲の店も含めてどこもお客さんで溢れていた。
酸味とパクチーが効いて後を引くトムヤンクンや甘さの中に深い味わいのあるビーフンなどなど、出て来た料理はどれも美味しく、また来たいと思わせる味だった。

東京五輪に向けて原宿駅が建て替えになるそうだが、この駅舎が見られなくなると思うと寂しい限りだ。

Posted at 2017/03/06 07:51:45 | |
トラックバック(0) |
music | 日記