日曜日にチョイと用事あるし。
せっかく夫婦二人「ヒマ」なので、ヒトっ風呂浴びに行くか(^^♪
…って事で、朝4時頃、東京を出発。 下道で、福島県へ(笑)
何となく、福島県福島市「高湯温泉」の日帰り湯を目指しました。
福島県内の、のんびりとした、美しい県道を走ります。
路面に雪は全く無く、窓を開けながら走れるくらいの小春日和♪
途中、こんな所に寄ってみました。
新政府軍 VS 会津藩 (戊辰戦争) の激戦地の慰霊碑。。
ですが…車が入れる云々以前に、石碑周辺は大雪の名残で雪に埋没。
徒歩でも近づき難い状態になっていたので、あえなく断念(^^;
見ての通りの雪の壁。これでいて、道路は凍結一つありません。
最近の寒暖の差の激しいことが、よくわかるというものです。
まぁ、またいずれ時節を見て、訪れてみようと思います。
さて、この県道を走り抜けると、土湯温泉を抜ける国道に出ます。
磐梯吾妻スカイラインは、まだ冬季閉鎖・・・。
この国道しか冬季は使えないのですが、ここのロケーションも最高です。
磐梯吾妻レークラインを繋ぐと、喜多方市まで続く、素晴らしい道。
素晴らしい天気でしたが、交通量はそれほどでもなく・・・。
やや道路を占拠しながら撮影会(笑) 日帰りでなければもっと寄り道しそう。。
個人的に、この界隈の道は愛着があり、気に入っていることは事実です。
でも、道のワインディング、道幅、風景のどれも、丁度良い道です。
東北地方って、こういった道はけっこう多いんですよね・・・。(^^
さて、お風呂の前に、腹ごしらえ♪
こちらの蕎麦屋。 全くノーマークで、気が付いたまま立ち寄ったのですが…。
これが大正解でした☆ 十割そばの品質もさることながら、天婦羅も絶品!
価格もこなれていて、リピートするに打って付けのお店に出会えた気がします。
腹ごしらえの後、当初の予定とおり、高湯温泉郷に到着。
しかし、ここでイレギュラーの事態発生☆
入りたかった日帰り温泉(とある宿の日帰り湯)が、使えない事が判明。
なんでも、湯温が低く、入るに堪えない状況にあるとか・・・。
仕方なく、二の線である共同浴場へ直行。
二の線とは言いましたが、硫黄泉の素晴らしい香りと、濃厚な泉質。
共同浴場でも期待を裏切らない、白濁した、程よい露天風呂を満喫しました♪
風呂から上がり、しばらく呆けたように、休憩室でウダウダ。
ここで終了、のんびりと帰るつもりでした・・・が。
足に根っこが生えたように、どちらともなく「近場で泊まるか」と軌道修正。
(こちら、飯坂温泉駅前にある、松尾芭蕉の像だそうです。)
明日は夕方には東京に居ないとなりませんでしたが、ま、何とかなるさと。
高湯温泉郷では当日に宿にあり付けませんでしたので、飯坂温泉へ急行。
温泉街の観光案内所で、繋いでもらったビジネス旅館で宿泊決定ヽ(^o^)丿
2012年に来た時は、子供の姿は皆無。 客足もない、厳しい状況。
しかしこの時は、子供が走り回り、道路も渋滞が起きるほどの混みよう。
古い温泉街は、少しづつその盛況を取り戻しつつあるように感じました。
夕食は、円盤餃子の名店『照井』さんへ。 日本酒も良いものばかり♪
お店の前にある足湯につかりながら、店員さんに呼ばれるのを待ちます。
この日はものすごい混みようで、5時ちょっと過ぎの時点で、1時間待ち(笑)
ようやく店内に入り、酒のつまみを頼みつつ、日本酒をグビグビ。
しばらく後に登場した円盤餃子は、仕上がり具合も何も、絶品!
飯坂温泉名物の円盤餃子は、相も変わらず、変わらぬ旨さを堅守。
あまりの客の入りに、餃子の注文は最初のみ。追加は無しのお決まり。
喰い過ぎと呑み過ぎで、夜の温泉街を無駄に散歩(笑)
酔っぱらっていた割には、落ち着いた風景を撮る事が出来ました(^^;
この後、また足湯につかり、宿の極熱温泉に入り、超・早目の就寝。
いやぁ~。 急きょお泊りに変更した甲斐があったというものです♪
そして、次の日の朝・・・。
例のごとく早起きをして、ピクリとも動かない妻を置き去りに、朝の散歩へ。
朝日に照らされた、松尾芭蕉の像がお出迎え。
なんでも松尾芭蕉は、この地で一泊した記録があるのだとか。
とても細い道(一部は民家の一部で道にさえなっていない)で、目立ちません。
しかし、そこかしこに、その痕跡を知らせる掲示板があったりします。
ま、読んだ通りなのですが。
当時は寂れた寒村で、温泉はあったものの、まともな宿泊施設は皆無だった様子。
焚火の明かりの中、ノミや蚊に襲われ一睡もできないまま、翌日旅立ったようです。(^^;
時代が時代なので、仕方ないのでしょうね・・・。
イギリスの探検家・イザベラバードさんの手記にも、似たような記録があったような。
温泉場近くの小山に登ると、安達太良の山並みが綺麗に見えるのですが、
このような光景をのんびり眺める余裕が有ったか否か、定かではありません(^^;
散歩から戻り、もうひと風呂浴びて、満足の中、帰路へ。
飯坂温泉の共同浴場でも特に有名な、鯖湖湯の前で記念撮影し、出発。
帰りは海沿いに出て、4月から開通(相馬~三郷)した常磐道で帰ることに。
例のごとく真っすぐは帰らず、霊山の麓をうろうろしてみたりしていたのですが、
どうせ相馬市に出るなら、松川浦漁港で魚介の『復興丼』を食べようとなり。
時間も無いのに、相馬市・松浦川漁港へ・・・。
2011年当時の痕跡が痛々しいものの、常磐道開通に人の往来が増えたような。
期待の斎春商店。お昼丁度到着でしたが、駐車場も店内も満席☆
ほどなく店内に通され、やってきました『復興丼』☆
ガッツリ食べて、いそいそと出発! 今度こそは東京へ!!
相馬インターからの出入りは多く、常磐道の開通の効果は、しばらく続きそうです。
ここから南に下ると、原発事故を起こした原子炉建屋を遠方に見られます。
さらに、立ち入りできていない、人のいなくなった家々も・・・。
通ると心が詰まりそうですが、この開通は、間違いなく人の往来を増やしています。
この開通で復興が加速されることを、改めて、心より願いました。
今回はイレギュラーで一泊旅になっちゃいましたが、距離もこなれている気軽旅♪
なかなか時間が取れないけれど、またピンポイントで出かけてみるつもりです(^^
日帰り温泉って、やりはじまるとクセになりますね~。
次はどこまで行こうかな(笑)