津久茂のブログ一覧

MAHLE社。
ヒトによってはピストンというイメージが強いですけど、パワートレーン系全体を手がけている会社です。最近はレンジエクステンダー、ダウンサイジングエンジンを研究開発しているようですね。



各回転域でBMEP（正味平均有効圧力）を高めるためにはどういった技術が有効か？
ということを示した図ですね。フリクション低減、燃焼のリーン化、EGR、可変バルブトレインなど
各社導入していることから、比較的全域に有効なアイテムということがわかります。
ま、既存のエンジンに対してアドオンしやすいという点もあるのかもしれませんけど。
VCR（可変圧縮比）は確かプジョーがベンチャーと研究しているようですが、どうなることか？
あ、高温ターボ、WCEMがどんな技術か聞きそびれた…。


んでレンジエクステンダーコンセプトの説明。
レンジエクステンダーに採用する発電用エンジンにレシプロエンジン、ロータリーエンジン、マイクロガスタービンについてパッケージ容積、NVH、エミッション、生産コスト、開発と生産の観点からレシプロエンジンとなったようです。
ま、元々ピストン、シリンダーの老舗ですからコア技術を元にするのは当たり前か。



そして、シリンダーレイアウト、シリンダー数の検討で、直列3気筒エンジンを100％としたときにどの程度エンジン容積を縮小できるかを検討してますね。
シリンダー数は部品点数を減らす（＝コスト）という目的もあるので、レスシリンダー(シリンダー数減少)いう方向性は必然か。
シリンダーレイアウトは水平対向、90度V型、直列を検討しています。
まず、V型は発電用モーターとのパッケージングも考えているので、形状から来る搭載性から却下、ターボであるならばバンク内に設置するという手も使えますが、設置した場合はクランク回転で発電することを考えるとギアをかますことによる部品点数増加もあるのでしょうかね。
ここらへんは聞いては見たのですが、説明員はあんま知らないようですね。

結果的には直列2気筒は二次振動があるものの、発電時は一定回転数となるため特定の振動に対してバランサーなり、マウントを対策すれば良いです。そして垂直、水平、斜めに搭載しても良しですから、ある意味必然の結果、そして、既存の直列4気筒を半分にすればいいからという判断もあるのでしょうね。


最後のスライド。
ここが、重要。リアルワールドでの効率を考慮しているところがすごいかと。
こういう提案型エンジニアリング会社が日本国内にも出てくることを願っています。
それだけの実力を持っているはずですからね。

9Nポロはフロントタイヤが、完全にスリップサインが出ていたのでPilotSport3に交換。
まだ、慣らし中なので自分ではステアリングを握っていません。
本日、急激な冷え込みによりスタッドレスに履き替えたので、インプレは春になってからですな。


そしてNOTEは購入後に自宅保管していたX-ICE XI2に交換。
サイドウォールの線形的なねじれとトレッド剛性のバランスが絶妙で気持ちが良い。
絶対的な剛性があること(＝性能が高いこと)が正義では無く、バランスが良いことが気持ち良いことへつながるという例の一つだよなぁとしみじみ思う。

そのおかげかタイヤの初期応答と電動パワステの不感帯が絶妙にオーバーラップして、電動パワステの嫌な部分がほぼ消えるというおまけがついてきた。
Energy Saverでもこういう味にならなかったんだよなぁ…。

こういう感触の夏タイヤがどこかにあればいいんだけど、無いだろうなぁ…。

どこどこ、回ったと書くのは簡単だが、回った箇所について、自分なりの解釈とか見方をまとめたい、そうなるとなかなか時間が取れない。

まずは、MAHLE社のダウンサイジングコンセプト、レンジエクステンダーコンセプトあたりからまとめたいのだが…。

申し込みしたのだけど、受理されたのかどうかわからない。
当日行って受理されてなかったら笑えるなｗ


ちなみに、開催日はクリスマスイブの24日。
暇な自分には関係無いですけどね。

12月19日追記。
本日、無事受理されたとの連絡がありました。

↑首都高で渋滞に巻き込まれて暇だったので撮影した六本木ヒルズに貼り付けられていたBMW i3の写真

今回はモーターファンイラストレーテッドのガイドツアーへの参加、
そしてガイドツアーの中で回れなかった残りの部品メーカーの見学しました。

午後からは関東在住の友人と見る予定の無かった完成車メーカーを少しだけ。
でも、私が注目したのはエンジンのモックアップだったり、車体そのもではなくこれまた部品だったり(笑)

詳細はこれからまとめるので、後ほど。