知る事で見方が変わる

脚本の書き方の本を読んでいる事は前に書いた。
今、ドラマ、映画を見まくっている。
今回は「半沢直樹」だ。
面白い。
やっぱり、面白い。
しかし、ドラマの見方が変わっている事に気づいた。
「柱」、「ト書き」、「セリフ」などなどをドラマを観察しているのだ。
脚本が見えるようだ。

仕事をしていた時にもあった。
担当する業務については施主の希望を知ることから始まる。
それは、ヒアリングによることが多いのだが、本当に大切な事は語られないことに多くある。
いわゆる、当事者に取っては当たり前の事で、言うまでも無い事柄である。
しかし、これは最重要な事柄なのである。
語られない当たり前の事柄が実現できていなくては無意味な建物となってしまうのだ。
これらの施主の当たり前を知るために業界の当たり前を勉強するのである。
勉強してから施主さんと話をすると、言葉の後ろにいる本質が見えてくる。
こちらの質問も施主さんに響いていく。
つまり、「知ることで見方が変わる」のである。

しかし、半沢直樹では役者のアドリブが過ぎる。
アドリブだらけのようだ。
そして、監督はそれを採用してドラマとしている。
やはり、脚本ってのは変えられちゃうのだ。
それも、透けて見えるようになった。