チョコ父のブログ一覧

12月辺りから同窓生とドライブの旅を話し合っていた。
九州に行くか、などと漠然としたものだったが、寒いので春になったらぐらいの予定だった。
そして、3月4日に彼から連絡が来た。
同窓生「ルート変更。日曜日発6泊7日金曜帰還。愛知→城崎温泉→出雲大社→萩→尾道→道後温泉→有馬温泉→愛知　で行けるか?」
チョコ父「?」
同窓生「山陰から瀬戸内を走る。下関は外した」
チョコ父「いつ?」
同窓生「4月21日発かな」
チョコ父「行けそう」
同窓生「宿泊代がかさみそうだな・・・」
チョコ父「温泉が多からな」
同窓生「宿で飯食って呑んでれば外でやっつけるのと同じくらいかと。後は持ち込みだ。それぞれの距離感は問題ないかな」
チョコ父「下道で問題ない。道後から有馬温泉が渋滞がありそう」
同窓生「では、これで勝負だ! 宿探し段階に入るよ」
チョコ父「楽しみだ」
同窓生「どうする? 来る? 宿探しするけど」
チョコ父「行くぞ」
同窓生「おお! そうか!」
チョコ父「そうだ。そうだ」
同窓生「2台か?」
チョコ父「２台だ。赤と青」
同窓生「明日から、2台、2人、2部屋で宿探してみるわ」
チョコ父「宿に頓着しない。寝れれば良い。食事も頓着しない。居酒屋もあり。どこかに喫煙所があるから、禁煙室も可。よろしく」
同窓生「あっ間違えた。日曜日出発、土曜日帰還に訂正だ」
チョコ父「どちらでも良いぞ」

今日は中学校では卒業式だ。
コロナで始まった中学生活だ。
卒業した彼らは、もうチョコ父の家の前を歩く事はない。
デッキでBBQをしている時に「BBQかあ。良いなぁ」と言いながらキャッキャと笑いながら帰っていった。

それぞれの青春が歩いていた
君がいなくなっても
それでも、この坂には風が吹いている

と、チョコ父は小田和正のように呟いている

昨日、同窓生から連絡がきた。
西日本に旅に行くぞ！
彼は赤いミニに乗っている。
城崎温泉、出雲、萩、尾道、道後温泉、有馬温泉を廻る、1週間の旅だ。
2人で2台。
彼が宿を探している。
チョコ父はルートを決めよう。

昨日、チョコ母が花を買ってきた。
「プリムラジュリアン」という名前らしい。
花言葉は「青春の喜びと悲しみ」
青春って、なんてステキなんだろう。
生命力が満ち満ちている。

チョコ父の青春時代はラジオと音楽が中心にあった。
例に漏れず、ギターを弾いていた。
ギターが弾ければモテる、と思っていたが、サッパリ、全く、モテなかった。
あれは都市伝説だった。
部活には入らなかったが、フォークソング部の部室には入り浸っていた。
フォークソング部の後輩はチョコ父が部員であると勘違いしている者が多くいた。

そして、ラジオ。
深夜放送(東海ラジオ)にハガキを送り、それが読まれると嬉しかった。
ペンネームで投稿しているので、それがチョコ父だとは誰も知らないが、学校でチョコ父の投稿が面白かった、と評判になっているのを密かに喜んでいた。
「あれは、チョコ父だよ」と言いたいのだが、恥ずかしくもあり、言い出せなかった。
常連のチョコ父が東海ラジオの局に出入りしていた事を学校の誰も知らなかった。

徐々に東京のラジオ(文化放送)を聞くようになり、投稿するも、ハードルが高かった。
才能のあるリスナーの投稿には、なかなか勝てなかった。
また、受信も難儀で電波のフェージングの中から聞き取った。

深夜放送に齧り付いていたので、授業中は眠くて、寝ている事が多かった。
そして、ハガキを書くのである。
毎日、ノートにネタを書き、その中からハガキに落とし込んでいく。

ああ、青春の喜びと悲しみはラジオの中にあった。

チョコ母が春に旅行に行こうと、パソコンで宿を探している。
これはチョコ父が口を出してはいけないのだ。
また、パソコンから遠く離れてもいけない。
近からず、遠からずの距離感が大切だ。
そして、決まるまでは時間がかかるのだ。