
新しい3シリーズ(G20)では、ウリのひとつに「 BMW インテリジェント・ パーソナル・アシスタント(AI音声会話システム)」があります。「OK BMW」と呼びかけると、普通の会話でいろんなが操作できるというものです。
「OK BMW」「イタリアレストランを探して」なんて使い方が宣伝されています。これって実際は難しいですよね。イタリアレスランといっても千差万別です。高い店でも良いのか、安い店が良いのか。人気の店が良いのか、すぐに入れるところが良いのか、好みは人それぞれです。同じ方からのリクエストであっても、その日の気分、シチュエーションの違い(接待なのかファミリーなのか、奥様と二人なのか、はたまた若い女性をエスコートしているのか)等で、答は違ってくるでしょう。ケチをつけましたが、この手の技術は進歩が早いから、これからの発展はもちろん楽しみです。
ところで我が3シリーズ(F30)のナビにだって、遙かに幼稚ですが「スピーチコントロール」が付いています。しかし、この機能を使っている方なんて、10人に1人というレベルでなく、恐らく100人に1人くらいではないでしょうか。みなさん、使ってますか~?
アスパラもActiveHybrid3に乗り始めて4年半になりますが、つい最近まで「スピーチコントロール」なんか、一度も使いませんでした。これでは開発されている方に、たいへん申し訳ありません。スマホと同じですが、いくら便利な機能を用意しても、使う人間が付いてこなくては、まったく普及しません。世の中を進歩させるには、使う側の努力だって欠かせません。よ~し、使ってみましょう。

スピーチコントロールボタン
ハンドル右側ボタン群の左上がスピーチコントロールの起動ボタンです。
BMWのナビは「メニューの階層が深くて使いにくい」という不満が多いようですが、スピーチコントロールを使ってみたら、階層を辿らず一気に目的の機能に飛べます。う~ん、これは便利です。これを使えば運転中でも安心して操作できます。
百聞は一見に如かずです。まずは実演をご覧ください。
クイックリストを使った目的設定です。
①スピーチコントロールボタンを押す
②「ポーン」と認識音が鳴る。
③「クイックリスト」と指示する。
④「クイックリスト」という復唱が聞こえ、クイックリストが表示されます。
⑤「登録番号をどうぞ。または次のようにお話しください。『自宅』」
と案内されるので、
⑥「自宅」と指示する。
お~っ、これで自宅が目的地にセットされました。
いままでのように、横目で画面を見ながらiDriveのダイヤルを操作するのに比べれば、なんとも簡単です!
トラベルボードコンピュータも運転中に時々チラッと見たくなりますが、従来は「メニュー」→「車両情報」→「トラベルボードコンピュータ」とダイヤル操作しなければなりませんでした。ひと言で呼び出せるのは助かります。
写真クラブの撮影に行って最後に旅費を精算しますが、通行料がいくらかかったか確認するのに、これも簡単です。
「ETC利用履歴」と言えば、即表示されます。これなら履歴を見て確認しようという気になります。
ナビ画面に戻すのも、いちいちボタンを探さずに、「現在地」とつぶやくだけで現在地表示に戻ります。
ちょっと慣れるだけで、たいへん便利に使えます。
スピーチコントロールのコマンドは80個近くも用意されていますが、そんなの全部覚える必要はありません。よく使うものを少しだけ覚えれば十分でしょう。
いまアスパラが覚えたコマンドは
「クイックリスト」
「トラベルボードコンピュータ」
「ETC利用履歴」
「ルート案内開始」「ルート案内中止」
「音声案内オン」「音声案内オフ」
「地図スクロール」
くらいです。
もう少し勉強する余地はあるかもしれませんが、いまはこれで十分です。
みなさんも、どうですか。
きっと宝の持ち腐れをされていらっしゃるでしょう。
どうぞ、一度お試しいただくことをお奨めいたします。
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Posted at
2019/05/03 10:44:52