
11/28(月)、29(火)の1泊2日で京都に出かけました。
色々なところの紅葉見物をしていますが、いささか画竜点睛を欠く感があり、やはり京都に行かなければという気になりました。
退職記念の旅行をしないまま今年が終わってしまいそうで、それなら海外旅行はしないで、京都を豪華に楽しむことにしました。
4年ぶりの京都です。前回の旅では、MKタクシーが自慢にする観光タクシーを初めて使ってみましが、これが実に良かったのです。
何が良いかと言えば、
①ドライバー仲間で情報交換しているので、新鮮な情報でその日ベストの計画ができる。
②多くのお寺は正面にタクシー専用駐車場があり、タクシー利用が効率的。
③道を熟知しているので渋滞知らず。
④ドライバーが専属のガイドになって詳しく案内してくれので勉強になる。
⑤ドライバーは写真撮影も得意で、たくさん記念写真を撮ってもらえる。
構図もうまい。
⑥昼食場所を希望に沿って提案してくれて、ハズレが無い。
⑦何につけてもよく気が回る。
等々、メリットがたくさんあります。
料金はかかりますが、大変便利で旅が充実します。
今回も頼むのにホームページを調べてみると、選べる車両にBMWがあるではないですか。
そういう訳で、今回の旅行はBMW ActiveHybrid 7Lでの京都見物となりました。

三島6:51の始発のこだまで京都に向かいます。
なんとグリーン車です。と言っても、グリーン車の方が普通車より安いというJR東海の訳のわからないキャンペーンのお陰です。

京都駅に着いて八条口を出ると目の前にMKタクシーの乗り場があります。
10時と予約したので10分前に行くと、「お車用意できております。よろしければ出発いたしますか」と見事な段取り。荷物を全部預けてBMWとご対面。

このクルマです。デカいというのが第一印象。
これは楽しみです。

後席に収まっても、広さを感じます。

アームレストにもパワーシートのボタンを発見。
後席もリクライニングでき、シートを倒して一日中ゆったり過ごせました。

私は使いませんでしたが、車内にはWi-Fiも完備。
このBMWは京都を訪れる外人観光客の利用が多いとのことで、外資系ホテルなどが早々と予約して押さえるそうで、私の場合も前日やっとキャンセルが出たので乗ることができました。
「どちらへ向かいましょうか」と質問されて、「紅葉が見たい。前回は銀閣寺と大徳寺に行きました。」とだけ伝え、あとはドライバーさんに任せました。

その結果のコースです。
北野天満宮、嵐山天龍寺、嵯峨大覚寺と回って、15時に今日泊まる柊家(ひいらぎや)旅館に届けてもらう予定です。
事前にこれだけ考えるのも大変な上、紅葉の状況によって内容が違ってしまうので、京都の情報に詳しい方にお任せするに限ります。
今年の京都は1週間~10日紅葉が早まったので、先週でほぼ終わってしまい、行き先選定も苦労させたようです。
最初は、学問の神様 菅原道真公を祀る北野天満宮です。

百人一首にある菅原道真公 御歌「このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」の前です。どうです教養深いでしょう。すべてドライバーさんがガイドしてくれたお陰です。
この期間だけ公開の「もみぢ苑」です。
豊臣秀吉が作らせた京都を囲む「御土居(おどい)」の一部にある名所とのこと。
ドライバーさんがカメラマンなので、夫婦の記念写真がたくさんできました。毎日撮っていて腕は確かです。
北野天満宮 もみぢ苑 鶯橋(うぐいすばし)
専属カメラマンがいるからこそ撮れた写真です。
多くの方が順番に撮影している状況ですが、それでも平日で良かったです。
先週土曜日は大混雑して写真どころではなかったとのこと。

北野天満宮 御土居 もみぢ苑 紙屋川(かみやがわ)
北野天満宮を出たのが11時半。
昼食は早めに軽いものをと言ったら、嵐山に向かう途中のそば屋に案内してくれました。
運転手さんの昼食は心配しないでください、近くでさっと済まして、お客様が食べ終えた頃にお迎えに上がりますということでした。
因みに京都では、お寺の入場料をもちろん私たちは払いますが、案内人は無料なので、それも気を遣わないでくださいでした。
左:私が食べた にしんそば
右:アスパラ奥様の 親子なんばんうどん
大事な客を連れて行っているからでしょう、いいお店でした。
私たちの後も、次々にMKタクシーに案内されたお客がやってきました。
食事を終えて外を覗くと、ちゃんともうBMWが戻ってきています。
次は嵐山に向かい、渡月橋を眺めてから天龍寺の駐車場に入ります。

駐車場の周りは見事な紅葉で、写真を撮る人と車でなかなか危ない状況です。
期間限定で公開中の天龍寺の塔頭(たっちゅう)である宝厳院(ほうごんいん)に、このあと行きました。いいお庭です。

左:庭園の紅葉
右:門前にある紅葉のトンネルで中国人のお姉さんをパシャリ
天龍寺を後にして、嵯峨野の二尊院、化野(あだしの)念仏寺を通って、大覚寺(だいかくじ)に向かいました。

旧嵯峨御所 大本山大覚寺
左に写っているのが私たちのドライバーであるN村さん。車を降りると、このように案内人として大活躍します。外人客も案内するとのことで、英語も堪能なようです。
彼の右手に注目すると、傘を3本持っています。雨が降りそうになると、私たち夫婦と自分用として3本の傘を携えます。見事な心配りです。

大覚寺のお庭

いい感じに撮れました。

大覚寺も門の前にタクシー専用の駐車場が用意されており、タクシー客は優遇されています。
見学が終わると、ドライバーさんはさっと車に駆け寄り、左右のドアを開けてくれます。何から何まで気を配り、本当にご苦労様です。
京都市内に戻り、15時過ぎに無事宿に送り届けてくれました。
京都は道も狭く、交通マナーも決して良くないので、自分で運転するのは大変です。
人任せで楽をすることに、すっかり馴染んでしまいました。