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アクティブアスパラのブログ一覧

2025年09月05日 イイね!

代車BMW120で今度は伊豆スカイライン

代車BMW120で今度は伊豆スカイライン8月29日に富士山スカイラインを走りに行ったらとても快適だったので、いつもお気に入りにしている道も走ってみたくなって、懲りずに次の日30日(土)も代車BMW 120 M sportを走らせてしまいました。

代車というのは「修理のためお預かりする間ご不便でしょうから」と貸してくれるもので、特に用事がないとディーラーさんと家を往復しただけなんてこともありました。これではわざわざ代車を用意いただいたのに申し訳ないという気もしますし、「代車があってたいへん助かりました」と言えるくらいの距離を乗ってみせないといけないとも考えられます。

そもそも新品おろしたてのクルマを貸してくれたのだから、うんと興味を示してみせるのが礼儀というものでしょう。そういう言い訳を考えて、今度は伊豆半島のスカイライン巡りに出かけました。

【行程】
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  長泉町→三島塚原IC→伊豆縦貫道
 →三島玉沢IC→箱根西麓農道→月光天文台
 →熱海街道(県道11号)→
①熱海峠
 →伊豆スカイライン
②玄岳駐車場
③多賀駐車場
④亀石峠
 →冷川IC→県道12号伊東修善寺線
 →修善寺IC→天城北道路→月ヶ瀬IC
 →国道136号→船原トンネル→
⑤土肥金山
 →宇久須→県道410号仁科峠宇久須線
⑥仁科峠
 →西天城高原線(県道411号)
 →西伊豆スカイライン(県道127号)→
⑦達磨山登山口
⑧だるま山高原レストハウス
 →真城峠(さなぎとうげ)→古宇(こう)
 →県道17号沼津土肥線→三津(みと)
 →口野(くちの)
 →国道414号→香貫(かぬき)
 →県道144号→横山トンネル
 →長泉町

【走行記録】
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出発  : 11時
帰着  : 17時
走行距離: 172.1km

前日走った100kmを加えると、借りている間に300km近くも走ってしまいました。

【①熱海峠】
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この日、最初のターゲットは伊豆スカイライン。
いつものように山道を楽しみながら熱海峠に到着し、ここからスタートです。

【②玄岳駐車場】
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伊豆スカイラインと言えば、この景色を押さえておきましょう。
ご存知「サーキットの狼」に登場する公道グランプリのスタート点です。

【③多賀駐車場】
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その先で、初島を見下ろす多賀駐車場に停まったら、近くの山からパラグライダーが飛び出して、なんと目の前を優雅に飛んで行きます。気持ちよさそうですね。

【④亀石峠】
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走り屋さんが何度も伊豆スカイラインを行ったり来たりするのを防ぐためか、亀石峠の本線上に料金所を造っています。もうすぐ完成しそうですが、10月から料金体系を変更して熱海峠→天城高原は現行の1,000円から1,300円に上がります。なんでも値上がりする時代です。

ここから冷川(ひえかわ)までは特に楽しい区間ですが、取締りもありますのでスピードの出し過ぎには要注意です。適当なスピードで走っていたら後ろから元気なベンツが飛んできたので、アスパラはすぐに横に退避して進路を譲りました。

冷川で伊豆スカイラインを下りて、県道で修善寺に向かい、天城北道路から国道138号で船原トンネルを抜けて伊豆西海岸の土肥に着きました。

【⑤土肥金山】
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金山の見学、砂金取りもありますが、アスパラはすっかり腹が減り昼食が目当てです。
2階の食堂「葵」に向かいます。徳川家康が開発した土肥金山だから「葵」なのでしょうか。

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太刀魚天丼(1,990円)
メニューにボリューム満点と書いてありますが、確かに大きな天ぷらで苦労しました。

【⑥仁科峠】
土肥から海岸線を南下し、宇久須(うぐす)から一気に山を登ると仁科峠です。
富士山の景勝地ですが、残念ながら富士山は見えません。
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仁科峠に来たのは、この先の風早峠からの西天城高原線(県道411号)を走るためです。

伊豆スカイラインというのは当初の計画では、
 熱海峠→天城高原→遠笠山→天城峠→風早峠→船原峠→戸田峠→大瀬崎
と伊豆半島の稜線をJ字型に縦走する大計画でしたが、紆余曲折があって
 熱海峠→天城高原 伊豆スカイライン  1964年開通
 天城高原→遠笠山 遠笠山道路     1960年開通
 風早峠→船原峠  西天城高原線    1999年開通
 船原峠→戸田峠  西伊豆スカイライン 1969年開通
だけが現在供用されていますが、残りの部分は今後も恐らく開通しないでしょう。

西天城高原線は1999年の開通と60年代の他の道路に比べると新しく、線形が遙かに緩やかで走りやすい道です。口の悪い言い方ですが、誰でも飛ばせます。
この日もグループで元気よく追い上げてきたクルマに道をお譲りしましたが、船原峠を過ぎて西伊豆スカイラインに入るとそうはいきません。カーブがきつく勾配もあって難易度が高くなるため、慣れていないクルマだとスピードに乗れません。先ほどのグルーブにすぐに追いついてしまい進路を譲られました。決して煽ったりはしていませんが、こちらはジモティで何度も練習に通ったこともあるので慣れてはおります。

【⑦達磨山登山口】
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気持ちの良い道で無料なのが申し訳ないようです。
本来は反対向きに富士山をバックに撮る西伊豆スカイラインのビューポイントですが、富士山が姿を見せていないのでこちらから撮りました。

【⑧だるま山高原レストハウス】
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西伊豆スカイラインの終点戸田峠から、少し修善寺側に下りたところにあるのが「だるま山高原レストハウス」。この辺では貴重なトイレがある休憩場所です。

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駿河湾越しの富士山を眺める超一級のビュースポットですが、肝心の富士山はしっかり隠れていました。

ここからは、再び戸田峠に戻り、真城峠(さなぎとうげ)を越えて一気に海岸線に下る県道127号を走ります。ところが峠近くからは一列縦隊になりました。先頭にいるのはキャンプ帰りらしい荷物を満載したクルマで、ご本人は飛ばしているつもりらしいですが、十数台も従えるようになったら、どこかで一旦退避するくらいは気遣ってもらえるとありがたいと思いました。まあ土曜日ですからあきらめますか。

たっぷりと120 M sportというか、現代のクルマを堪能させていただきました。
どうでもいいことに心が動きますが、いまのクルマって、近づくだけで勝手にロックが外れるのですね。ナビ画面の尺度もどうやって調節するのかと思案していたら、スビードを上げると勝手に広域になり、曲がるべき交差点に近づくと勝手に拡大されるなんて、まあ至れり尽くせりです。
普段はi-Driveのダイヤルとボタンでシャカシャカ切り替えていますが、このクルマではボタン類が見つかりません。ふと思いついて音声操作で「スポーツモード」と唱えれば、「了解しました」とスポーツモードに切り替わります。
う〜ん、要は慣れの問題です。旧車のしきたりにこだわらないで、新しい世界に慣れれば良いと気づきました。
いままではクルマを変える毎に、排気量を大きくする、馬力を上げるを繰り返してきましたが、時代は違う方向に進んでいます。いまのクルマはなにごともスムーズでした。
「10年も経てばすっかり世の中は変わる」というのが、今回試乗した一番の印象でした。
Posted at 2025/09/05 23:19:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 伊豆 | クルマ
2025年09月03日 イイね!

代車BMW120で富士山スカイラン

代車BMW120で富士山スカイラン愛車BMW ActiveHybrid3は、11年目の車検を迎えました。写真クラブの撮影会で滝沢林道に行った8月27日(水)、帰ってきたその足でディーラーに行きました。31日(日)まで4泊5日で車検入庫で、お約束通りその間の代車を用意いただいたら、今度のクルマは120 Msportです。
6月におろしたばかりでまだ160kmしか走っていないピカピカの新車です。
最近憎からず思っている1シリーズを与えられるとは、平静を装っても心が躍ります。

翌日は撮影会疲れのためさすがに休養日にしましたが、29日(金)は午前中のテニスに120で出かけて「箱替えしたのか」とみんなを驚かしました。


運転席まわりで最初は違和感を覚えていたカーブド・ディスプレイですが、何回か借りているうちにすっかり慣れてきました。そうすると大のお気に入りだったいまのメーターパネルを、なんだか古めかしいと感じてしまうのですから恐ろしいものです。

テニスコートのある駿河平へは気持ち良い登りですが、いつものようにACC(アクティブ・クルーズ・コントロール)を使って走ってみると、う〜んすごいです。10年間の進歩は只事ではありません。AH3のACCと比べて遙かに完成度が上がって、すごく安心して使えます。レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)も加わったので、ドライバーの負荷がぐっと抑えられています。

テニスで日に焼けて大いに疲れていましたが、気持ちを抑えられず30分だけ昼寝してから大好きな富士山スカイラインに行って試し走りをしようと16時に出かけてしまいました。

【行程】
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  長泉町→裾野バイパス→須山街道→十里木→
①カフェ・ド・凜
 →富士南麓道路→富士山スカイライン周遊区間→
②水ヶ塚公園
 →滝ヶ原→団地間連絡道路→富士山樹空の森
 →東富士演習場→裾野パノラマロード
 →須山街道→裾野パイパス→長泉町

【①カフェ・ド・凜】
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最初の目的地は富士山こどもの国の少し先にある古民家カフェ

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コーヒーと今日はケーキをモンブランにしました。
この雰囲気がお気に入りです。

ここからの富士南麓道路ではACCがいかんなく威力を発揮します。
緩やかなカーブとアップダウンですから適度なスピードであれば何のストレスも感じないで走ります。

その先で富士山スカイライン周遊区間に入ると、ますますおもしろさが増しました。
ヘアピンカーブが連続して標高を稼ぐ区間が始まりますが、ここでもACCを十分に活用できます。
制限速度の40km/hではなく多少上にセットしていますが、ヘアピンの手前でセット速度を10km/h下げて、カーブを抜け終わる瞬間に元に戻すと直線区間ではグーンと見事に立ち上がります。いくつものヘアピンをこの操作を繰り返すとなんなく登ってしまいました。

ヘアピン区間が終わると気持ち良い直線路になります。ここではレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)がその存在を示しました。緩いカーブであればハンドルに力がかかってコース取りしてくれます。アスパラの好みとは若干違ったラインでしたが、どちらが正しいかは分かりませんし、まあ慣れの問題でしょう。ただカーブがきつくなると「ピッ」とアラームが鳴ってシステムは切れてしまいます。カーブでももう少し自動運転してくれないかと期待しましたが、あくまで「車線逸脱」を警告するシステムです。
それでもこれは大いに価値があります。直線路でちょっと気が抜けたり、一瞬意識が途切れても、縁石に擦るとか対向車線に飛び出したりを、かなりの確度で防いでくれそうです。
いやぁ、進化していますねぇ。アスパラにはもうすぐ必需品になりそうです。

【②水ヶ塚公園】
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五合目に向かうシャトルバスへの乗り継ぎ基地になっている水ヶ塚です。
もう18時でクルマの数はかなり減っています。
駐車場の係員さんと会話しましたが、入山料4,000円を取るようになったためか、今年は登山者が大分減ったそうです。弾丸登山や軽装登山はほとんど無くなったとのことです。

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アスパラはトイレ休憩だけです。そういうときは1時間以内の駐車と申告すれば、それ用の駐車券をくれるのでフロントガラスに掲示します。

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一方登山される方は、こちらの券で1,500円が徴収されています。

この後は御殿場側に下りて、東富士演習場を横断して、裾野パノラマロード経由で帰りました。
ここでもACCに任せましたが、まったく安定していて信頼できるものでした。

試乗ですから、いろいろ感じ取ろうと神経を張っていましたが、とても使いやすいクルマです。
「10年間でクルマは想像以上に進歩した」というのが正直な感想です。

【走行記録】
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ディスプレイに表示される走行データも洗煉されています。
16時に出て19時過ぎに帰りましたが、軽く100km走らせていただきました。
Posted at 2025/09/03 22:32:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 代車 | クルマ
2025年09月02日 イイね!

富士山滝沢林道

富士山滝沢林道8月27日(水)は久し振りの写真クラブ撮影会でした。
暑い夏が続いているので、カメラを持って撮影に行こうなんて気にならず、2ヶ月ぶりのことです。
ご高齢の長老ご夫妻は、前回箱根で熱中症になりかけたことを気にされて、今回は参加を見送られ、代わりにご婦人がひとり飛び入り参加されて3台で7名となりました。

実は10月に開催される町民文化祭に出展することにしているのに良い写真がなくて、なんとか作品を作らなければなりません。
行先は山中湖方面ですが、当然のこと朝が勝負となります。

【行程】
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  長泉町→長泉沼津IC→新東名→新御殿場IC
 →須走道路→東富士五湖道路→山中湖IC→
①花の都公園
②忍野 桂川
 →道の駅富士吉田→中ノ茶屋
③滝沢林道
 →忍野→山中湖平野
 →森のアルム
 →Kitchen燕
 →居酒屋まる
 →旭日丘→籠坂峠→須走道路
 →水土野IC→団地間連絡道路
 →樹空の森→富士南麓道路(国道469号)→
 →大野路→須山街道(県道24号)
 →裾野バイパス→長泉町

【走行記録】
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出発  : 5時06分
帰着  : 15時11分
走行距離: 163km

【①山中湖 花の都公園】
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キバナコスモスと富士山
さすがに雪のない真夏の富士山です。

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朝の光りの中で

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朝日に輝いています

【②忍野 桂川】
次は光芒を狙いに定番の忍野桂川に向かいますが、少し遅かったです。
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この日はいままでになく多くの釣り人がいました。
我々は金も払わず写真を撮っていますが、彼らはしっかり入漁料を払っています。

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射し込む光りで時折光芒が現れますが、撮るのはなかなか難しいです。

【③滝沢林道】
新たなチャレンジで滝沢林道に行ってみます。
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富士山には山を管理するために多くの林道がありますが、滝沢林道もその一つです。
有名なスバルラインはこの時期マイカー規制で入れませんが、平行する滝沢林道は標高1,800m付近(看板に現在地と書かれているところ)まで一般車でも入れます。ただ急坂、急カーブな上に、林業関係の大型車もいますので、行くときには覚悟してお出かけください。
登ってみたら外気温は21℃で、エアコンを切って窓を全開にしたらもう別天地です。

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標高1,800m付近で林道は厳重に閉じられています。この先には進めません。

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終点近くにクルマを停めて付近を撮影します。今回出動の3台です。

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瞬間的に雲がどき、富士山頂が見えました。

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我々は写真を撮るだけですが、山菜とか高山植物の採集を目的にされる方もいるようです。ここは入会地なので入山鑑札が必要です。

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ちゃんとパトロール車が巡回しています。
富士山を管理するというのは、相当に大変なお仕事です。

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富士山周辺の高地に生息するフジアザミ

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なにかよく分かりませんが、これも高山植物でしょう。

【昼食】
富士山を下りて、忍野で野菜を買い出ししてから山中湖方面に向かいます。
お昼を過ぎてお腹が空いているので、男達はファミレスで構わないと言いましたが、女性陣は納得せずお店を探します。

山中湖北岸のまりも通りを通って平野を抜けた先で最初の候補に到着。
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森のアルム
いやいやびっくりするほどメルヘンチックなお店です。
あまりに人気があり、お店に入ったら「席にご案内できるのは80分後」「ご注文いただいてから料理を出すのに60分」とのことで、今回はあきらめました。

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次は旭日丘を越えて、もう山中湖をほぼ一周したところにあるKitchen燕(えん)。
ここも人気店で、1時間は待つというので腹ぺこ達はあきらめました。

山中湖の昼を甘く見ていました。デニーズもガストも駐車場が一杯で、ふたたび旭日丘を越えて平野まで戻ります。
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そこで飛び込んだのが「炭火居酒屋まる」。13時を過ぎていたので、ここには運良く入れました。「限定」と謳っていますが、写真左側の「甲州地鶏の究極の親子丼(1.320円)」にありつけました。あんまりお腹が空いていたため、出された親子丼の写真は撮り忘れていますが、焼き鳥屋さんの親子丼は間違いありません。たいへんおいしかったです。昼飯には苦労しましたが「終わり良ければすべて良し」です。

お腹も一杯になり、朝も早かったのでこれにて撤収です。
来るときは急いでいたので新東名でしたが、帰りは一般道を気持ち良く辿りました。

やっぱりかなり疲れたのでしょう、帰ってから晩飯前にしっかり寝てしまいました。
年寄りには少しハードでした。
Posted at 2025/09/02 21:15:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 富士山 | クルマ
2025年08月28日 イイね!

用がないのに箱根の峠巡り

用がないのに箱根の峠巡り暑い日が続いて疲れてしまい、気力が萎えております。土曜日(8/23)はとうとうエアコンを掛けっぱなしのまま家から一歩も出ませんでした。8月24日日曜日もゆっくり起きてから午前中はダラダラしていましたが、さすがにこのまま家に閉じこもってばかりではまずかろうと、意を決してクルマを走らせることにしました。元より用事なんか何もありませんから阿房自動車です。

このところは高齢者運転に切り替えているので、愛車BMW ActiveHybrid3はそれらしい走りをまったくしていません。気分転換するために山に行ってみましょう。夏休み最後の日曜日となれば人出は多いでしょうが、そんな中でもイライラしないで走ってみれば良い精神修養になりそうです。

【行程】
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  長泉町→国道1号→箱根峠→
①芦ノ湖畔 箱根町
 →県道75号→
②大観山
 →椿ライン→奥湯河原→湯河原温泉
 →泉越峠→伊豆山→MOA美術館
 →熱海駅→来宮神社
 →県道20号熱海箱根峠線→姫の沢公園
 →熱海峠→熱海街道(県道11号旧道)
 →函南町軽井沢→月光天文台
 →箱根西麓農道→裾野→駿東広域農道
 →かつ栄裾野店

【走行記録】
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出発  : 14時04分
帰着  : 17時56分
走行距離: 89km

山の屈曲路をスポーツモードで走ったので、燃費は8.2km/ℓに留まりました。

【①芦ノ湖畔 箱根町】
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国道1号線を気持ち良く箱根峠まで登り、一気に大観山を目指すつもりでいましたが、ちょっと気の迷いで芦ノ湖を覗いていくことに変えました。
湖畔はすっかり夏休みの雰囲気です。

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芦ノ湖畔箱根町といえば、そうです箱根駅伝往路のゴールです。
ゴール横には「箱根駅伝ミュージアム」がありますが、いままで入ったことがありません。この際ですから入ってみましょう。
(入館料はJAF会員割引で550円)

たいして期待していなかったのですが、いやいやどうして、なかなか見応えがあります。
1回〜101回の各大会の概要が写真とともに掲げられていて、見始めるとすっかり引き込まれてしまい時間がかかります。夏休み最後ということで、こども達がメモを片手にしっかり見ていましたが、これはものすごく良い自由研究になりそうです。それぞれに記憶に残る場面があるらしく同行しているお父さん、お母さんもこども以上に熱心です。

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売店では各校のキーホルダーが売られていましたが、青山、駒澤、早稲田、中央は売り切れでした。二大強豪校と強力なOBに支えられている早稲田、中央だからでしょうか。他校も頑張らないと。

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腹が減りましたが、食堂に入っても高そうなので隣の土産ショップ畔屋(ほとりや)にてテイクアウトを探します。

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焼きおにぎり(2個で450円)を買って、冷房を効かせた車内で食べました。

さあ、ここからは走りです。
【②大観山】
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この日は眺望は利かず富士山はまったく見えませんが、走りに徹したクルマばかりゴロゴロいて楽しいところです。

大観山というとみなさんは「ターンパイク」でしょうが、アスパラの目当ては椿ライン(県道75号)です。
大観山から奥湯河原まで、無数のカーブをこなして一気に下る、知る人ぞ知る超難関路です。
日曜日だから遅いクルマに前を塞がれるだろうと心配したのに、そんなことはありません。普段より気持ち良く走れました。仕事のクルマはお休みですし、走りに来ているのはそれらしいクルマばかりで、観光客の方々はこんな道を敬遠するらしく姿を見かけません。思いっきり気持ち良く走らせてもらいました。

この日もうひとつの目的は、泉越峠(いずみこしとうげ)。湯河原から熱海の伊豆山まで、海岸の国道135号に出ないで山を越えていく道です。クネクネとした難所でここも楽しめます。かなり峠族になりました。
峠の下には在来線と新幹線の泉越トンネルがあり、特に在来線は開通後も温泉余土によるトンネル破壊があり改良工事を余儀なくされたという歴史があって、鉄ちゃんとしては大いに興味をそそられます。

伊豆山からはMOA美術館にいきましたが、そこから熱海峠直下の姫の沢公園に抜けようと試みたのに途中でナビが謀反を起こし、熱海駅に誘導されてしまいました。熱海の町はナビ泣かせの狭い道ばかりな上に、急坂で交通量は多いし、まったく苦労させられます。

熱海から箱根方面へは、来宮(きのみや)駅前から梅園(ばいえん)の横を一気に駆け上がる道(県道11号)ではなくて、来宮神社からクネクネ上がる旧道(県道20号)を選択します。峠族になりかけています。

函南(かんなみ)へ向かうのも熱函(ねっかん)道路(県道11号新道側)ではなく、熱海峠を経由する狭い旧道にします。さらに途中の函南町軽井沢からは月光天文台に向かい、そこから始まる箱根西麓の農道をひたすら走って、存分にクネクネ道を楽しみました。

【かつ栄裾野店】
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しっかり走った仕上げは「かつ栄裾野店」で夕食。

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定番のひれかつ定食(中) (2.310円)です。

おいしさ一杯の「峠走り」と「とんかつ」でした。
Posted at 2025/08/28 15:18:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | 箱根 | クルマ
2025年08月20日 イイね!

愛しのティーナ

愛しのティーナボクは免許は卒業してからでいいかなー。 」とみん友nonchanさんのご次男が言っているというブログを先日拝見し、時代は変わったものだとつくづく驚きました。
私らの青春時代、高度成長真っ只中の70年代、80年代には、すぐにも免許を取ってクルマに乗ることを若者は渇望していました。そんな当時の若者を代弁する文章があったはずだと思い出したのが松本葉さんの「愛しのティーナ イタリア式自動車生活(1992年刊行)」です。本棚を探しても見当たらなくて、あらためて中古本を購入しました。

松本葉さんは1960年生まれ、私より9歳年下ですが、同じ鎌倉育ちのせいか、すぐそこで見かける元気の良いお嬢さんという感じに好感を持ちます。

まず免許を取った喜びを引用すると
ーーーーーーーーーーー
免許を取って最初に乗ったのは、フォルクスワーゲン・ビートルだった。
クルマで吉祥寺の大学に通い、稲村ヶ崎で『JJ』を読みながら日焼けに励み、珊瑚礁でドライカレーをいただき、元町の喜久屋でケーキを賞味し、二子玉川のイタリアントマトでお茶を飲み、青山のベルコモンズで買い物をして、六本木のナバーナで店員と軽口を叩きながら踊り、夜明けの第三京浜で帰ってくるーー。私が夢にまで見た生活は、このビートルによって叶えられた。
ーーオタンコナスより馬鹿だった私を、ここではない何処かに運んでくれる魔法の足だった。
ーーーーーーーーーーー
そうなんです。これです。
「夢見る生活を運んでくれる魔法の足」というのが若者にとってのクルマでした。クルマを手に入れたら夢見た生活をひたすら追い回すのが、当時の若者でした。

次に乗ったのがリトラクタブルライトの2代目ホンダ・プレリュードだそうですが、プレリュードには満足できなかったという不遜さがまたおもしろいです。
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この夢のビートルに3年乗った。大学4年の春、1年車検になる前に、父親が「もういいだろう」と言って私の青春を売り飛ばした。・・かわりにやってきたのは2代目ホンダ・プレリュードだった。リトラクタブルライトがパカッと開くその姿をコマーシャルで見て心憎く思ってはいたが、ビートルほどの思いを持つことはとうとう最後までできなかった。
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卒業して84年に『カーグラフィック』の二玄社に入り、新雑誌『NAVI』創刊に合わせて編集部員になったという経歴です。
クルマ雑誌編集部という環境の中で病は昂じていきます。
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85年のはじめに『カーグラフィック』のユーズドカーガイドで手頃な値段のルノーサンクをみつけて、それを買うことにした。
・・・ただ、手頃な値段といっても働き始めたばかりの私には手が出る価格ではなかった。両親にプレリュードを売ってくれるように頼んだ。買ったばかりのそれをなぜ売らなければならないのかと抵抗する父親を「フランス車」だとそそのかし、世の中そんなに思い通りにはなりませんよと激怒する母親を「仕事のためだ」と泣き落とした。
ーーーーーーーーーーー
この親子の会話にアスパラは大いに共鳴しました。どこの家庭も豊かになっていると感じていた時代で、その中で息子娘は夢を叶えるために上手に親を口説き落としていました。

松本さんはその後仕事で行ったイタリアに惚れ込んで、会社を辞めて移り住み、そして自分の足として手にいれたのがチンクチェント『愛しのティーナ』というわけです。

久し振りに昔の雰囲気をたっぷり味わった楽しい本でした。
みなさんも機会があったら、ぜひご一読ください。

この記事は、ボクは免許は卒業してからでいいかなー。について書いています。
Posted at 2025/08/20 11:47:48 | コメント(5) | トラックバック(0) | 昔の話 | クルマ

プロフィール

「@福六 さん、やっぱり先を越されてしまいました~!宿とお風呂とお料理の詳細な報告を、よろしくお願いしま~す。」
何シテル?   11/05 19:18
アクティブアスパラです。 42年間の会社勤めを終えて、いまや隠居生活です。体が動くうちにしっかり遊んでおかなければと、テニス、スポーツジム、写真にと毎日大忙し...
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突然の豪雨 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/07/09 19:54:43
昔は10円玉を何枚も用意して彼女の家に電話していたもんじゃ。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/11/29 13:14:00
ライダーの苦悩 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/12/19 09:37:57

愛車一覧

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