男は愛車のリヤシートに乗り込み、デオドラントボディーシートで体の汗を拭き取っていた
着替えをし、愛車(ラザちゃん)を愛車(エクストレイル)に積み込む
「ふぅ~」 と一息をいれ
「さて 何たべようか・・・」 とつぶやいた
だが、メタセコイヤ並木に向かう途中気になる文字が
そう 『手打ちそば』の看板を見かけたのだった
男は携帯に向かい「しがけん まきの お蕎麦」と話しかける
すると携帯から『在原の業平園』の返事が
「きいたことねぇ~な」 とつぶやく男
「まぁ 行ってみるか」
ナビに住所をセットする
単純に住所をいれると道の駅からは遠回りするかたちになるが、ナビ上にはもっと距離が近い道がある
男のいままでの経験ではろくな道はない
しかし 「行ってみるか!」
男は愛車を敦賀方面へと走らせる
朝は曇り☁であったが晴れわたっていた
峠越えにさしかかったところで右折
あとは・・・
やはりクルマ一台がやっとのつづら折れの峠道であった
だがそんな道だから なのか対向車に遭遇すこともなく
無事に到着
「え~っと お蕎麦屋さんは・・・」
道を歩きながら
「あった」
大きな看板である
ジビエ料理の文字も気になる
坂を上っていくと
ちょっと雰囲気が・・・である
近づくと
『ほんとにやってるのか?』
男はちょっと心配になる・・・
しかし、建物の外には店の御主人らしき人が、庭の手入れをしていた
お店は手前ではない、奥の建物だ
「営業中」看板がたってる
男がお店に近づくと「いらっしゃいませ」と庭の手入れをやっていた70後半くらいの男性が店内に案内してくれた
店内ではご主人の奥さんらしき女性が椅子の上で横になっていた
あわてて椅子からおり、「いらっしゃいませ」と声をかけてくれる
こちらも70歳後半であろうご主人の奥さんから「お好きなところへどうぞ」
床は砂利敷きである
いろんなお店に行った男であるが、床が砂利のお店は初めてだ
しかもテーブルは大きな石ひとつで~んと鎮座している
ドラム缶を改造したストーブがいい味を醸し出している
店内にはN〇Kの民謡番組が流れていた
「お蕎麦は冷たいのと、暖かいのとありますけど」
男:「あっ 冷たいお蕎麦おねがいします。 大盛りってできるんですか?」
う~ん 2年前に
『大盛り禁止令』が発令されている男であるが・・・
「はい できますよ」
男:「じゃ お願いします」 「あと野菜のてんぷらも」
おいおい・・
「おとうさん 大盛りお願いします」
店の奥で二人のやり取りが聞こえる
「天ぷらもお願いね」
メニューを眺める
ご主人が仕留めたイノシシの写真も
シカのロースステーキも気になる
店内には民謡のが流れ、心地よい風が通り抜けていく・・・
外から”とんとんとんとん” とリズム感よく音が
ご主人がそばを切っている音だ
「お待ちどうさまです」
お蕎麦がでてきた
想像より色が白い 同時にやかんで「蕎麦湯」も
箸箱から割り箸を・・・
蜘蛛の巣が張っていた
まぁ 男は中学生のとき、お弁当の箸をわすれ、学校の裏山から木の枝を折ってきて箸代わりにしていた
多少の事ではひるまない
いっぽんつまみそのまま食べる
意外と腰がある
写真ではわかりにくいが、麺がめっちゃ細いものから”割りばしか!”ってくらい太い物までバリエーションが豊富である
箸ではひるまない男であったが おもわす (^_^.) こうなる
けっこう歯ごたえがあるから、超太い麵はもはやうどんである
まだ すすったときにそばの香りがすればうどんとはおもわないだろうが、それもちょっと弱い
「お待たせしました」
ご主人が天ぷらを持ってきてくれる
いんげん、シソの葉、若鮎のてんぷらである
「塩をかけてたべてくださいね
男はシソの葉のてんぷらを食べる
”さくさく”っと心地よい音が
温度もあたたかい
『天ぷらは揚げててが最高だね♪』
出汁つゆに薬味のネギを投入
『切れてないっすよ(^_^.)』 こころのなかでつぶやく・・・
男がそばをすする・・
というか「すする」ほど長くない
箸でひとつまみし、出汁にちょっとつけてしのまま口へ運ぶ
それを何回か繰り返していると、これまた70歳後半くらいのおじさん二人とおばさん一人がとうちゃく
話しの雰囲気からおじさんひとりは常連らしい
ほかの二人は夫婦なのか
話しを聞いていると奈良から食べにきたとか
『遠いとこからわざわざ食べにきたんだ』 ふっ 男は石川の人間である
やたら歯ごたえがあるお蕎麦と、さくさくの天ぷら 特に若鮎の天ぷらがおいしかった
おとこは超満腹になったのである
いい景色である
まだ茅葺の家が点在してる
「うぉ!」 男が変な声をあげる
足元に犬が溶けていた
地面と木陰に同化していて 男は気づかなかった
近くに神社があった
食後の散歩に行ってみる
境内には大きな木の切り株跡が ご神木だったのだろう
男は神社を後にする
数時間後・・・
男の愛車は阪神高速を走っていた
つづく・・・
Posted at 2016/07/17 08:30:20 | |
トラックバック(0) |
お蕎麦 | グルメ/料理