今年の正月は、いきなりの寒波でした。
私の住んでいる奈良県北部でも、元旦から雪。
親父のDEデミオともども、雪化粧です。
北陸はさらに大雪との予報でしたが、行くなら仕事が休みの今しかない。
ということで、石川県は山代温泉へ行ってきました!
参考HP:「
日本海側中心に雪降り続く 交通影響に警戒を」
まずは出発前の元旦夜、道路状況をチェック。栗東まで通行止めでした。
Twitterで除雪作業中との情報を見たので、朝になったら改善されているだろうと
寝て起きたら…
むしろ悪化しているw
えーっと、京滋バイパスダメで、阪神高速京都線と名神がダメで…
今回は関係ないけれど名阪国道と新名神もダメで…
近畿の高速完全に詰んでるやん!w
寝起きからソウルジェムが真っ黒になりました。
参考HP:
【現地画像】大雪で通行止めになった新名神の様子まとめ #新名神 1月1日
しかし私には、一つの考えがありました。
以前に琵琶湖を一周した経験から、湖西から敦賀を抜けていけば行けるんじゃないか?!
ということで、京都を抜けて京都東ICからR161へ。
奈良から京都へ向かう途中、久御山JCT過ぎた辺りの高架が完全に凍結。
街中でもアイスバーンがあり、京都府道143号の東山の辺りの坂では多数の車が放置されていました。
参考HP:
<天気>京都で61年ぶり積雪22センチ 各地で事故、遭難
さて、名阪高速を回避した湖西道路ですがこれが大当たりでして雪こそありましたが、非常にスイスイと走っていけました。
休憩しなくても大丈夫だったので一気にに高島市まで。

さーて、朝飯でも食べるかと思って、車を停めて気付きました。
大変恥ずかしい事ですが、もう恥を忍んで。
財布を家に忘れていました。
やべぇ!宿代も食事も、何もかも払えない!これはいかん!
ソウルジェムが真っ黒どころか、完全に魔女化しましたが琵琶湖を半分位北上した所で急遽Uターン。
道路状況を確認することに注意しすぎて、肝心な所確認していませんでした…
1/2から、このありさま。今年は気を付けねば。
結果、5:30出発→8:30高島市でUターン→10:30帰宅
11:00に再出発。しかし問題は…
走り慣れない雪道を夜に走るのは、怖すぎます。
大幅に時間をロスして、果たして日没までに間に合うか。
再び湖西道路を目指しますが…京都市内は雪と初詣と高速道路から避難した車で大渋滞。
山科の辺りで渋滞に捕まっていると…
路地からヒュッと出てくるタクシーが。
あなたが神か。
タクシーの運転手さんが走る道=狭いけれど普通自動車なら走れる裏道。
そしてタクシーの出てきた路地を入ると、
今度は横浜ナンバーなのに
全く迷いなく、京都東IC方面へ路地を抜けて行く車が。
あなたも神か。
すぐ側の道路が渋滞しているのがウソみたいに流れる道で、R161へ合流出来ました。
後からハイドラやドラレコを見直しましたが、もう一回走れと言われても無理ですね…
幸い、朝は半分凍っていた湖西道路は完全に融解していたので
行きよりも走りやすく、Uターン地点となった高島市も無事に通過。
雪のメタセコイア並木で写真も撮りたかったですが、
当然マキノもパス!w
とにかく北へ向かいます。14:20に敦賀ICから、
ようやく北陸道へ!
トイレ休憩こそしていましたがこの時点でこの日、私の口にした物
コーヒー2杯、モンスターエナジー1本、パン1つ。
胃に悪すぎw
北陸道に入って、少し落ち着いたので
南条SAで休憩しました。
ようやく、人心地つきました。
この時点で15:00。
あとは北陸道を北上するだけ…ですが
いくら通行止めになっていないとは言え、寒波が来ている北陸道。
めっちゃ吹雪いています。
視界、足元に伝わる路面の状況、ハンドルの挙動、全てが物語っていました。
焦ったら死ぬ。
実際に、中央分離帯とディープキスした車両も目撃しました…
雪道に慣れていませんし、もう激流に身を任せて同化しました。

参考HP:
「日本海側 夜にかけ雪続く見込み 注意を」
そして遂に、
やりました。
加賀ICを降りて、山代温泉へ。
宿へ着いたのが16:43。1/2の石川県の日没は16:49。あ、危なかった…
山代温泉「
ゆのくに天祥」へ泊まります。

こちらは山代温泉の引き湯に加えて、自家源泉も湧出している旅館です。
温泉は3つに分けられていて、時間制で男女が入れ換わります。
1/2に九谷の湯処、1/3に滝見と悠幻の湯処に入りました。
九谷と滝見は1F、悠幻は3Fにあります。
泉質としてはナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉でPH8.6。
ヌルヌル感はほとんどありませんが、
これまた肌に良い温泉です。
私が特に気に入ったのは、源泉かけ流しの五右衛門風呂・桶風呂です。
温泉街ド真ん中で山奥では無いので、眺望はそこまで良くありません。
特に3Fの露天風呂は、木が邪魔でほとんど見えずw
しかし肌に良い湯に浸かっていると、雪が降る程の寒さですら頭を冷やし気持ちよく
さらに上から雪が降ってくる雪見風呂。
他に誰も居なかったので、Winter,againを鼻唄しながら浸かっていましたw
旅路は長かったですが、大満足でした。
こちらの宿は色々工夫がみられて、温泉卵作りが体験出来たり
正月は振る舞い酒や、ビンゴ大会があったりと、とにかくあの手この手で盛り上げてくれます。
夏もプールがあるようですし、ビンゴ大会も大盛況だったので
ファミリーには特に良いんじゃないでしょうか。
私は洋室のシングルに泊まりましたが、朝食無料サービスがあったり
夜にお酒を飲みつつ、ちょっとした料理が食べられたりと使い勝手も良いお宿でした。
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉(1.777g/kg)、112L/m、PH8.6
車が雪に埋もれていないか心配でしたが、
宿の方がサービスで窓の雪を落としてくれていました。
ゆのくに天祥さん、第6駐車場まであるのに…ありがたいことです。
山中温泉の駐車場には、前日から放置されたであろう車もありましたが
完全にマフラーまで埋まっていたので、改めてこの正月の雪深さを思い知りました。
ゆっくり休んで、お風呂に入ったり朝食を済ませたら出発。
車で15分ほどの山中温泉へ向かいます。
こちらでは、朝6時からやっている「
総湯 菊の湯」へ。
こちらは公衆浴場で地元の方も、観光客も混ざって入っていました。
靴箱を見ると、大半が長靴。雪も深いですし、道路は融雪の水でグチャグチャな所もあるので
自分の靴を見ると雪に慣れていないなぁと実感しました。
最初は「熱っ!」と思いましたが意を決して肩まで浸かると、案外浸かっていられるものです。
山代温泉から山中温泉への道も雪が舞っていましたが、やはりこれだけ寒い所で入る熱いお風呂、
これはこれで格別ですね。
昔、スキーに行った時に入った温泉が有難かった事を思い出しながら
少し肩まで浸かって、しばらく湯から出て、また入る…と繰り返し楽しみました。
お風呂から出ると、雪も止んでいました。本当は温泉街散策もしたかったんですが

※イメージ画像※
まだお店が開くには早かったのと、高速道路が気がかりだったので今回は帰路へ。
ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉(1.41g/kg)、400L/m、PH9.1
名神、京滋バイパスともに動いていたので、行きとは琵琶湖の反対を通るコースで帰路へ。
北陸道も行きに比べると、雪も路面の状態も良かったです。
9:30に山中温泉を出発して南条SA・草津PAなどで休憩しながら、14:00に帰宅することが出来ました。
今回はDJデミオ+ミシュランのスタッドレスで雪道と、初めて尽くしでした。
結果的には上手くいきましたが今回の北陸行き、雪で高速道路が完全に詰んだ時はUターンするつもりでした。
事前に宿の方にも、自然災害でのキャンセルでの免責について確認。
さらに長時間、車内に閉じ込められる場合も想定して水と食料を積みこみ
奈良と石川県で2回ガソリンを満タンにして臨みました。
ですが財布忘れなど、準備や確認不足だった事もあり、今年の心がけとしたい所です。
今回の旅ではスマホアプリ「
渋滞ナビ」が非常に役立ち
行きも帰りも、ほとんど渋滞に捕まらずに行くことが出来ました。
また初日は奈良→高島市→奈良→山代温泉と、ほぼ半日運転しましたが、それを出来てしまう、DJデミオの純正シート。
そしてガソリン車でありながら、冬の雪道でも満タン法で18.2km/Lとなかなかの燃費をだしてくれたDJデミオは
ほとんど街乗り 時々遠出な乗り方でも、十分に楽しませてくれました。
融雪剤や消雪パイプの水で、帰ったらかなりドロドロでしたが
頑張ってくれたので、これで仕事も頑張れそうです。