昨年は30日が仕事納めでした。
翌31日の大晦日は朝5時に起床して、一路和歌山へ。
12月に湯原温泉 砂湯を訪れ、同じ川にある温泉ということで
興味をもっていた
川湯温泉 仙人風呂を目指します。
R24から京奈和自動車道橿原バイパス、大和高田バイパスを経由してR168を南下します。

五條市を過ぎた所で夜明け。
道の駅「吉野路大塔」の辺りで雪が大丈夫かな?と思いましたが
幸いにも雪はありませんでした。
この道の駅を過ぎてから十津川へ向かうまでは川沿いにグネグネ道を走ります。

R168は現在も色々な所で改善工事が行われているので
狭い道路と、高規格道路並の良い道路が入り混じったなかなかカオスな道です。
まぁ基本的には、乗り物酔いしやすい人にはオススメできない道ですね。
あと、やたら落石が多かったので結構怖かったです。
参考HP:
国道168号線【奈良県吉野郡十津川村】
ですが正直、こうしたグネグネした道をデミオで走るの…すごく楽しいですw

さらに、最短コースを走るので奈良市を出てから2時間半で十津川へ到着。
…が、この時点で8時過ぎw
まだ日帰り風呂が空いていなかったので、十津川でお風呂には入れませんでした。
まぁ出発が遅かったら混んでくるので、これは仕方なかったかなと。
この十津川を出てから、龍神へ向かう最短ルートがR425です。
一度走った事がありますが、かなりの酷道だったのでここは回避w
参考動画:
「酷道」425号線を走ってみた その3
酷道425号】R425に返り討ちにされてみた【突破不能】
Wikipedia「国道425号」
>全線に渡り離合困難な場所が多くかつガードレールが設置されていない箇所も多い上に
>悪路で落石や路肩崩落等の災害も多く、通行は極めて困難である。
>特に奈良・和歌山県境の牛廻越は、近畿では国道308号の暗峠、国道477号の百井別れと並んで、
>道路踏破趣味の者たちなどから俗に「酷道」などと当て字をされる程の名所で
>岐阜県の国道418号や四国の国道439号と並ぶ「日本三大酷道路線」とまで言われる
その後、熊野へ向かいましたが、十津川から熊野までは結構霧がでていました。

走っている間は結構気を使いますが、霧に包まれた
熊野本宮大社の大鳥居は非常に幻想的でした。
奈良の大神神社の大鳥居より大きいんですね。
この日は大晦日でしたので、初詣の準備こそされていましたが参拝客はまばら。
旧社地・大斎原も一人占め状態でした。
元旦だったらこうはいかないでしょうから、一日違いでゆっくり参拝出来ました。
さていよいよ、仙人風呂へ!
近くの河原が駐車場になっています。
重機が停めてあったので、これで河原の石をせき止めて
川底から湧いてくる温泉と混ぜて適温にしているようです。
脱衣場はあります。あります…が…!
道一本隔てた所に脱衣場があるので、ここで着替えて風呂に入るのは結構ハードルが高そう。
実際には、「仙人風呂」の衝立の辺りで着替えていた方が多かったです。
また、水着を着て入浴するファミリーが多く、私のような裸族は珍しかったようです…w
帰ってから知ったんですが、
夏は温泉プールみたいな感じなんですねw
湯原温泉と同じく、川底には落ち葉が積もっていたため少し動くと舞い上がります。
川底・石の隙間から熱い湯が沸いているので、水面を見るとポコポコと気泡が浮いていました。
湯は基本的にぬる目ですが、湧いている箇所がバラバラなので温度もバラバラ。
移動すると温度も変わるので、自分好みの場所を探すのも面白いです。
ただ、ここは大塔川の水位のために冬場限定。
当然、めっちゃ寒いですし風呂の底は、自然の石。
プールや風呂のようにまっ平らではないので、立つと寒い&足の裏が痛い。
そのため、風呂の中で犬かきの如く四つん這いになって移動する姿が、あちこちでw
泉質は川で加水されているためか、特に特徴のない湯というのが率直な感想です。
が、やはりこの大自然の中で入る風呂は、爽快感が違います。
前述したように、ファミリーで入っている方も多かったのでこれからも続いて欲しいものです。
近くの山水館 川湯みどりやさんが
温泉分析書を公開されています。
実際の仙人風呂とは違うでしょうが、参考までに。
参考記録:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(1.554g/kg)、450L/m、PH7.0
その後、R311と和歌山県道198号龍神中辺路線を経由して、龍神温泉へ。
日帰り温泉「龍神温泉元湯」で入浴しました。

実は仙人風呂、屋外で着替えるために足の裏なんかはどうしても汚れちゃうんですよね。
洗い場もないので、龍神温泉でしっかり入ろうと思って訪れました。
男湯は岩風呂と、ヒノキ風呂。そして露天風呂のシンプルな作り。
岩風呂と、ヒノキ風呂は違う源泉を使用しているようです。
(脱衣場の成分分析表も、2つ分あり)
個人的には、ヒノキ風呂がぬるめで好みでした。
ここの泉質はラジウムも含まれた重曹泉で、日本三大美人の湯にも数えられています。
入った感想としては、お風呂のヌルヌル具合は
以前に訪れた片岡温泉や猪の倉温泉の方が強いです。
しかし、お風呂に入ったあとの肌の仕上がりは非常に素晴らしい!
さすが美人の湯だけあります…肌の弱い、私好みのお風呂ですね。
ナトリウム-炭酸水素塩泉(1.428g/kg)、68L/m、PH7.8
成分分析表は、
下御殿さんのHPを参考にしました。
源泉が複数あるので、
こちらも参考に。
今回走ったR311ですが、かなり走り易い良い道ですね。R425とはえらい違いですw

ちょっと残念だったのが、
道の駅 龍神も、
龍神ごまさんスカイタワーも休み!
まぁごまさんスカイタワーは冬期休業なので、仕方ないですがw
しかしそれ以上に残念だったのは、
高野龍神スカイラインは冬期通行規制です。
四輪車はチェーン規制、二輪車は終日通行止めです。
にも関わらず二輪車で走っている方や、「わ」ナンバーのサマータイヤのレンタカーで走っている方も居ました。
高野龍神スカイラインは標高差が激しいので、チェーン規制の表示場所では雪がなくても、高い部分では雪があったり
アイスバーンになっている路面もあります。
規制を守って、正しくドライブして欲しいと思いました。
そして高野龍神スカイラインを抜けた金剛峯寺で、ナツコネはR371へ誘導しました
…が、道路標示を見ると、どうも巾員が狭いようで。

悪い予感がしたので回避しました。
帰って調べると、R371の橋本~高野間は結構な酷道のようですw
参考HP:
R370交差点~R371中の橋交差点
温泉に入ったのももちろんですが、色々な道を走れて有意義なドライブとなり、2014年の走り納めとなりました。
