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最近銀座の腕の良いテーラーが廃業しているらしい

写真は3年前に作ったスキャバルの生地のマークですがこの生地も銀座のテーラーさんから最後の1着分なので安く譲って貰い仕立てたスーツです

拘りは裏地と袖のボタンホールが斜めカットの5つ穴でその内の2つだけに紫色の糸で仕上げてして袖のボタンを外すと腕まくりが出来ること、そして襟のボタンホールも紫の糸で仕上げていることですかね　笑
それ以外にもオーダースーツならではの拘りポイントがあるんですけどね


私は安く購入できましたがこの生地も銀座のテーラーさんでは片手では買えない金額でした

残念な事ですが私の馴染みのテーラーが廃業先から引き取って来た素晴らしい生地を持って来てくれました

その中から好みのイギリス生地2着とモヘアの生地の3ピーススーツをお願いしました

2〜30年前に織られた50〜100年前の織物機で織られた物で現在は職人がいない為もう織る事が出来ない生地が廃業する為に棚の奥から出てきた一品です

イギリスの生地はイタリアの生地のように糸が細くて薄い生地ではなくて少し厚手の生地で両面織のような感じです
表裏のどちらでも表生地としても使える素晴らしい物です

車に例えるなら車庫に大切に保存されていた初代ロータスヨーロッパが新車の状態で中古車として売られているのを購入した気分です

スーツが出来上がったら載せる予定ですが写真じゃ良さが分かるのか不安です 笑

日本にも古い織物機で追っているメーカーがあり、廃業の危機だったそうですが素晴らしい生地を織るのでその生地に目を付けたヨーロッパのグッチ等が少量生産の一品の生地としてオーダーが入り廃業の危機から一気に生き返ったという話も聞いています

今の機械では織れない昔の織物機と職人の技があって初めて出来る味わいのある素晴らしい生地はビンテージカーのような物ですね

頼んでいたオリジナルシューズが出来ました！

レーシングシューズじゃないですよ！

普段履くビジネスシューズですが良い出来です！



スリップオンのシューズで靴底は牛革ではなく敢えてゴム底にしました

前回と前々回作った靴は紐で縛るタイプだったので今回は履きやすいスリップオンにしました

値段は牛革底もゴム底も変わらないのですがあの滑る感じが嫌いなのでゴム底を選択です！

カッコ良いでしょー(笑)

頼んであったワイシャツが出来てきた！

色々な生地で作成

綺麗でしょ　(笑)

頼んでいた靴が出来て来ました！

早速履いてみましたがサイズはバッチリ！

後は足に馴染んでくれれば！

前回作った靴はこんな感じでしたが今回はオーソドックスな中にもちょっとだけオリジナリティーを入れてステッチを赤にしてみました

英国のビンテージの手織り生地でオーダーメイドスーツを作りました！

いつものテーラーさんで作りましたが今回は私の趣味で裏生地を背中と左右で変えて貰いました！

ちょっとは派手ですがまあ裏生地なので良いかな

生地はSCABALのです

前にもスーツを作ったときにもやりましたが袖のボタンは5つボタンで俳優のトムクルーズのスーツのまねです　笑
袖のボタンは斜めカットで２つだけボタンホールを紫で飾っていてボタンを外すと腕まくり出来るようになっています
そして襟のボタンホールも紫で飾っています
そしてポケットも斜めカットで左右でポケットの内側を裏生地に併せてあります
シルエットは細身の今風の格好良い感じです
内ポケットも下だけで無く上側にもポケットが伸びていてスーツを上下逆に持っても中身が簡単に出ないようになっています
凝った作りでしょ　笑
他にはゼニア、ドーメル、ダンヒルのスーツなんかがありますがロータスの表彰式などに着ていくロータスのワッペン付きのジャケットはアストンマーチンの生地で作ったブリティッシュレーシンググリーンのジャケットでこういったお遊びが出来るのも良いですよね




日本人は例えば襟のステッチが左右均等でないと文句を言いますがヨーロッパの方はオーダーメイドの
証しとして受け止めます

襟は例えば右から縫っていき左側まで縫っていくと縫い目が逆になるので左右均等にはならないのですがこれを日本の職人さんなら右は首後ろまで縫って左側も首後ろまで縫って左右均等になるようにしないと日本人の顧客は満足しませんがヨーロッパでは右から左にそのまま縫っていくので左右不均等になるのですがこれをオーダーメイドの証として感じるのか、品質が悪いと感じるのかの差だと思います

ロータスもほぼハンドメイドで作られる車なのでちりが合っていないことは普通ですが日本の顧客はデーラーに文句を言いますが、これもオーダーメイドの服と同じでハンドメイドで作られるロータスの場合にはそれをハンドメイドの証として見られるか否かの感覚の違いだと思います

ロータス乗りの間ではロータスクオリティーだからという感じで許されますが日本車の品質で慣れている方には我慢ならないと思いますがそれがハンドメイドの車の良さであり、ハンドメイドの証なのです

ロータスに乗っていると雨が降れば雨が隙間から染み込んで来たり、トランクが閉まらなかったり、閉まっても左右の隙間が同じでなかったり、雨で漏電して電装系がだめになったりしますがそれもロータスのハンドメイドの一部として許容できないと乗り続けるのは無理でしょうね

ロータスは軽量なスポーツカーで素晴らしいハンドリングとミッドシップのトラクションやピックアップが素晴らしいエンジンマネジメントで好きだから乗る車だから、壊れたら笑って故障自慢をする位で無いとやってられないと思います
壊れるところがかわいいんだよねという気持ちが大切かなと思います