愛機・B7嬢による『ALPINAのある生活』を通し、アルピナと云うオーダーハンドメイドのエクスクルーシブな限定車を乗り続け、本年・2024年は20年目の節目を迎えます。 この年月、「噛めば噛むほど味が出る」語の通り、ALPINAの拘りを徐々に切実に実感しております。
アルピナはBMW社との長年にわたる信頼関係のもと(資本関係はなく、あくまで独立企業として)、BMWモデルを独自の哲学で仕立て直しているれっきとした自動車メーカーです。
年間生産台数は1,700台程度であり、フェラーリやベントレーだって年産1万台を超えるこの時代にあって、敢えて大幅な増産体制を敷くことなく1965年の創業以来コツコツと車を組み上げてきました。
エンブレムに目を凝らせば、左側にキャブレターのエアファンネルが、右側にクランクシャフトが配置されています。
BMWをベースにチューニングを施し、高性能車を作り上げてきたその象徴と云えるものです。
アンダーステイトメントな「アルピナ」は大人のマンにこそ相応しい
Understatement(控えめ)を美徳とし、手作業による少数生産ゆえにALPINAとしての拘りが随所に見られるのが特徴です。
ボディにはデコレーションライン、控えめなエアロパーツ、独特の細い20本フィンタイプのアルミホイールなど専用品を装着して、ベース車両とは違った拘りを演出します。
此の演出は「フォーム・フォローズ・ファンクション(機能のための形状)」という哲学から成り立ち、控えめながら確実な性能向上を果たすモディファイがされアイデンティティーとなっています。
拘りのインテリア
ALPINAのインテリアには、当然BMWと同じシートやインテリアトリムを使用しております。
只、そこに使われる素材や仕上げに付いては、ALPINAの拘りから吟味し直しております。
専用のレザーで覆われ独得の紋様とパイピングがあしらわれ、レザーは裁断箇所やステッチの位置に付いても、ALPINAの拘りを盛り込んでいます。
素材に付いても、南ドイツの牧場と特別な契約を締結し、そこで取れる素材しか使わない。
その牧場はとても広く、また虫も少ない為、牛同志の喧嘩や虫刺されが原因でレザーが痛む事も少ないのです。
深い光沢のあるウッド・トリムには、北米の太平洋だけに自生する月桂樹(ミルテ)を用い、沈金細工のエンブレムがあしらわれる。
ミルテ・ウッドは、ALPINAらしさの演出に欠かせないです。
羊の皮をかぶった狼
ALPINAジャパンのフレーズにある語源、速さと快適性の完璧なバランスから成り立っています。
BMW標準のものを流用しながら組み付けやバランス取りで公差ゼロを目指し、タイヤも専用の1種類で綿密なセッティングをする事で、標準BMWとは別物の仕上がりにするというある意味「アルピナマジック」を実現し、開発やテストに長期間掛けて仕上がりは完璧にする。
開発やテストはニュルブルクリンクを使用せず、公道重視なのもALPINAらしいです。
拘った足の良さ
実はこれがALPINAをもっとも実感させる部分です。
どの領域でもダンパーがガツンとは絶対に動かない、ちゃんとストロークするから、しなやかさは抜群です。
切った時より戻した時のスムースさも抜群、レーンチェンジや山道の左右への振り戻しの綺麗な動きは一部スポーツカーさえも超えるリニアさがあります。
このセットアップ能力の高さ、ダンパー性能は世界最高峰です。
私的な勝手口上での云々は尽きませんから此処までとして、又の機会にさせて頂きます。
愛機・B7嬢は20周年迎え、決して飽きる事のない究極の品質を持ったクルマ、ALPINAの拘りを噛みしめながら乗り続けます。
そして、ブレる事のないMyライフで人生を謳歌し、先の事は分からないので今を楽しみます(^^♪
後、ALPINAの拘りに付いては、BMW@FUN(BMW情報とコミュニティのファンサイト)の『ALPINA情報』も参照下さい。 昔に私・☆アル君がコツコツと取り組んだページになります。
ALPINAの拘りをB7嬢で実感!!!