
3月13日~15日の3日間愛媛の実家へ帰省しました。
帰省といっても誰も住んでいない空き家ですけど。(^_^;;)
母の弟さん(つまり私の叔父さん)の3回忌に母が出席したいと。
法要は14日の午前11時開始なので当日出発ではきつい。
そこで13日(金)に休暇をとって。
相棒は勿論、A6君。一緒に帰省するのは3回目ですが今までは何かと慌ただしかったので私の故郷の良い所をじっくりと見せてあげられませんでした。今回こそは。
午前6時前に奈良の自宅を出発。
明石海峡大橋を過ぎ、
鳴門大橋を越えれば
そこはもう四国です。
高松市に着きました。うどん県、もとい、香川県の県庁所在地で、四国を統括する国の出先機関や、JR四国、四国電力の本社があります。人口42万人、市の真ん中を高速道路が走っています。
高松市を抜けて、讃岐富士(飯野山)を過ぎると、
しばらく走れば愛媛県に入ります。
高い山々には3日前の雪が残っています。
そうこうしているうちに松山市に到着。松山市は四国最大の都市で人口で51万人。俳句、坊っちゃん、坂の上の雲、大江健三郎氏の出身校(松山東高)など文芸は全国でも一流です。愛媛県の県庁所在地です。
高速道路の松山ICを降りて松山市中心街に進むと椿神社の看板が。ここは松山市民から「椿さん」の愛称で親しまれている神社です。そこで旧暦の1月7・8・9日に開催される椿祭りは春を呼ぶ行事として市民に定着しています。
そこから市内を少し東に向かうと全国的な知名度の道後温泉があります。
「日本最古の温泉」の謳い文句は全国に沢山あるらしいのですが、ここ道後と有馬、白浜は特に三古泉と言うらしいです。その中でも色々調べるとどうやら道後が一番古い歴史のようです。
その道後温泉本館と一緒にパチリ。
正面に回って又パチリ。
道後温泉を後にして松山城に向かいます。
いい撮影スポットを探しますが、車と一緒に撮る場所がなかなか見つかりません。仕方が無いので松山大学と愛媛大学の間の道で。(^_^;;) ネットが少し邪魔ですが。
今度はお城の南側に回ります。
春や昔 十五万石の 城下かな と正岡子規が読んだ雰囲気が伝わりますか?
松山市には路面電車が走っています。オレンジ色が地元電鉄の伊予鉄道のシンボルカラーです。
伊予鉄市駅(ターミナル駅)に坊ちゃん列車が停まっていました。正面からの画が撮れませんでしたが、乗員の制服もレトロでいい雰囲気です。
昼近くになりましたので松山らしい処で昼食をと思ったのですが、車からはいい場所が見つからず、走っていたら郊外に出てしまい、仕方なくスシローで。(笑
でも食後、車の背景を見ると雪を戴く石鎚山が。松山の人が愛して止まない景観です。
それから内子町の実家に着き母を降ろして、私たち夫婦で又、見物に。
内子町内に。
内子町は明治後期から大正、昭和初期に掛けてハゼの実から取れる木蝋の生産が盛んに行われ国内のみならず遠くヨーロッパまで輸出されました。煤が出ず、高品質の評価を得たようです。その生産、販売で財を成した富豪の屋敷が歴史的建造物として公開されています。上芳我邸や本芳我邸です。特に上芳我邸は木蝋資料館としても建物内部や庭が公開されています。

向かって車の右側が上芳我邸。
内子のレトロ町並み散歩。
かつての映画館、「旭館」です。今は閉館しています。歴史を感じさせますね。
全景です。
少し南にいくと内子座があります。大正年間に出来た劇場で、今でも文楽、歌舞伎などのプロだけでなく学生・児童の発表会などにも使用されています。
さらにそこから300m西に行くと内子駅があり、ここに昨年からSLのC12が展示されています。
貴婦人のような優美な佇まいです。ここでも記念撮影を。
本日はシーズンオフの平日なのでやりたい放題です。
内子を後にして、ここから車を30分走らせて大洲市に向かいます。
大洲は江戸時代に加藤家大洲藩が支配した6万石の小藩でしたが、二度ほど歴史に登場します。
ひとつは好学・自己練成を藩風としていたので近江から中江藤樹が親戚を頼ってやって来て、陽明学者として名を上げます。後には近江に帰り、近江聖人と呼ばれますが。
もうひとつは幕末です。
大洲藩は藩論を勤皇でまとめ、それで行動します。坂本竜馬らとも近く、大洲藩が購入した蒸気船「いろは丸」を坂本竜馬が主宰する海援隊にリースします。この「いろは丸」が紀州藩の軍艦「明光丸」と衝突沈没します。日本初の海難審判事故となり、坂本竜馬が万国公法を持ち出し賠償金を獲得することになります。
その大洲藩の居城、大洲城です。明治3年廃藩置県と共に廃城になりますが、平成16年市民の寄付を中心に天守閣が再建されました。
肱川を挟んで対岸から。
同じく、愛車と共に。
今度は川を渡りお城の南から。
大洲はかつて朝の連ドラ、「おはなはん」の舞台となりました。
そのゆかりの通りを訪ねます。
時の流れを感じさせる風景です・・・
これが行楽シーズンの休みの日だともっと賑やかになるのですが。
ともあれ、故郷を堪能できました。
Posted at 2015/03/16 23:57:06 | |
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