
7月28日~30日までの3日間で隠岐の島に行ってきました。正確に言うと隠岐諸島ですね。クラブツーリズムのツアーです。今回13人がご参加。
 離島マニアというほどではありませんが、日本海の荒波に削られた奇岩が続く海岸、特にローソク岩は是非一度見たいと思っていました。また、後鳥羽上皇や後醍醐天皇が流罪になった歴史にも惹かれます。
真夏の暑い時期ですが、好転が続き波が荒れないのでこの時期を選択しました。
伊丹空港を13:45発のJAL。
搭乗機はエンブラエル170。76人乗りのジェット機です。
離陸して15分程度で宍道湖と中ノ海が見えました。
それから5分もしないうちに隠岐諸島の島前3島が見えてきました。
一番左が知夫里島、右手前が中ノ島、奥が西ノ島です。
それから約5分で島後島の海岸が。
隠岐世界ジオパーク空港に到着。
バスに乗って移動します。
【隠岐自然館】
まず最初におき西郷港の隣にある隠岐自然館に。隠岐諸島は火山で出来た島で其のありようは独特なのでユネスコ世界ジオパークに指定されています。
館内は3つのゾーンに分かれており、「大地の成り立ち」ゾーンでは、隠岐諸島誕生までの歩みや、奇岩や絶景が生まれる仕組みを紹介します。「独自の生態系」ゾーンでは、ジオラマや剥製標本を交えながら隠岐の陸と海に暮らす生き物の紹介と、なぜ多様な生態系が築かれているか説明します。「人の営み」ゾーンでは、3万年前に遡る黒曜石を介した交流や、天皇のご配流や古典相撲など隠岐ならではの歴史文化について展示しています。(HPより)
ここを出発して近くの神社に。
【玉若酢命(たまわかすのみこと)神社】
この神社は隠岐の総社と呼ばれる社挌(一宮ではない)ですが、重要なお宝を保存しています。社の手前に代々宮司を務める億岐(おき)家の宝物殿があります。
最も重要なお宝の駅鈴(えきれい)。律令時代に官吏が公務で移動する際に駅馬を利用する際に資格を証明する鈴です。全国でも残っているのはここだけと。重要文化財です。
庭の横に映えている仏面竹。下1mくらいが模様になっています。
神社入り口の横に水木しげるの妖怪が。

水木しげるさんは自分の本名(武良:むら)が隠岐に多いので自分のルーツはここ隠岐であると言っておられます。
神社に。
八百(やお)杉と拝殿。
八百杉。約20mの高さですが、かつてはこの倍ぐらいありましたが落雷で途中から折れたそうです。

隠岐3大杉の一つで、樹齢2000年と言われています。
八百の由来は、『遠い昔、若狭の国小浜(現・福井県小浜市)から、人魚の肉を食べて不老不死となった比丘尼(びくに「尼」)が渡来し、玉若酢命神社の境内に杉の苗を植え、「800年後に再びここに来るであろう」と言って去ったといわれています。』
拝殿。
その奥に本殿が。
丸い島後島を南北に貫く国道485号線を北上すると水若酢神社に。
【水若酢(みずわかす)神社】
隠岐諸島には160もの神社があるそうです。律令時代の国ごとに一宮がありましたがここ隠岐には一宮が2つあります。その一つが水若酢神社です。
一の鳥居。
二の鳥居。
土俵。20年に一度遷宮相撲が行われます。

隠岐は相撲の盛んなところで土俵のある神社は沢山あるそうです。
拝殿と本殿。
2つの神社をお参りして次は今回の旅のハイライトのローソク岩です。
【ローソク岩】
奇岩が連続する海の中に一本ローソクのように立って、芯の部分にうまく太陽が収まるとまるでローソクが燃えるように見える名所です。
30分以上前に到着しましたので少し時間調整を。
出航は18時。定員32名の船で。
日本海の荒波で削られた崖の海岸を北上。ここはトンネル。
この断崖の向こうにローソク岩が見えます。
断崖を回り込むと、
他の船が見学中なので立ち去るまで待ちます。
他船が去りましたので岩に近づきます。
太陽が入るまで船頭さんは船を操ります。
丁度、ローソク岩の芯の部分に太陽がかかる位置に来ました。でも船は長さがありますので、先頭の客から船尾の客までうまく見えるようにゆっくり流してくれます。私は船尾の室外に。
もう少し。

カメラの絞りを22にしましたの光条が伸びています。
ドンピシャリかな。
こっちかな?
スマホでも。
船は何度も行ったり来たりして撮影のチャンスを作ってくれました。
一旦ここを離れて近くの場所に。
岩の間からローソク岩が。
大きな岩の下に隙間があります。
この間から光が。
太陽が見えます。
またローソク岩に戻り、最後の撮影を。

今度は絞りを11で。
普段以上の時間を見学させていただきました。帰りは全速力で。
ホテルに着いたのが20時前で部屋に入るより先に夕食を。
バイキングもいいけど膳も楽でいいですね。
刺身料理です。

この他にも料理が続々と続きました。
今日は午後から飛行機で飛びましたが、中身の濃い一日でした。
 
				  Posted at 2025/07/31 13:09:25 |  | 
トラックバック(0) | 
名所旧跡 | 旅行/地域