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奈良の小仏のブログ一覧

2018年09月24日 イイね!

4年ぶりの越前紀行。越前大仏、恐竜博物館、永平寺,一乗谷遺跡など。

4年ぶりの越前紀行。越前大仏、恐竜博物館、永平寺,一乗谷遺跡など。福井県には2014年の7月の連休に旅しました。
MPVでの最後の遠出でした。
その月の下旬にA6に乗り換え、それから4年が経ちました。

ところで、バブルの少し前に一寸とした話題がありました。
大阪一のタクシー会社の社長が故郷である福井県勝山市に日本一の大仏を作ったと。
しばらくは世間の耳目を集めていましたが、その後あまり話題にならなくなっていました。

最近あるテレビでこの大仏様と寺院のことが取り上げられ、その辺りの事情が分かってきましたので是非一度は行ってみようと。
そしてついでにと言ってはいけませんが、その近くの名所にも寄ることに。

昨日、行ってきました。弾丸ツアーなので朝6時に出発。

☆大師山 清大寺

3歳の時に故郷の勝山を家族とともに(追われるように)大阪に出て、1代で相互タクシーなどの事業で莫大な財を成した故多田清翁が、昭和62年に財を投げうって建立したのがこのお寺です。日本一の高さの(座像としては)大仏様や日本一の高さの大仏殿、そして日本一の高さの五重の塔など知る人ぞ知るお寺です。しかし当初から観光や商業主義の側面が強かったのか、次第に客足は遠のいていったようです。しかし最近外国人にも話題になって参詣者が増えてきていると・・・。

朝9時ちょうどに到着。

朝、早すぎたせいか駐車場には僅かな車しか。

正門から入場。正面に五重の塔が遥かに望めます。


門前町。

営業しているようには見えませんね。

唯一営業しているお店で入場券を。1人500円です。建立当初は3,000円だったような!

大門。


傍らには菩薩さま方が。


中門から大仏殿を。



干支ごとの守り本尊。


大仏殿!

間口58m、奥行48m、高さ52m、東大寺の大仏殿をもしのぐ日本一の大仏殿。ただし鉄筋コンクリート造りです。

大仏様。こちらも像高17mで座像としては日本一。

脇には2体の菩薩さまと2体の羅漢様が。

そして大仏殿の3方の壁には11段の棚があり、1m余りの高さの小仏群が1,281体安置されています!


回廊の東側に九龍殿とさらに五重の塔。


中国由来の九龍壁。福井を流れる九頭竜川にちなんで設置されたのだとか。


五重の塔。


鉄筋コンクリート製、エレベーターで4階まで行けます。


各階には仏様が安置されています。上に行くほど位が上がっているような。


4階から階段を上がって5階の展望所に。勝山市が一望のもとに。


近くにある勝山城博物館も見えます。これも多田清氏が作ったもの。実際の勝山城は天守閣はありませんでした。


最後は日本庭園を。


いやー、話には聞いていましたが、聞きしに勝るすごさですね。でも何か空しい感じが禁じえません。故郷を思う大実業家の思いや如何に?


最初はスケジュールに入れていませんでしたが、来る途中見つけた看板で恐竜博物館がここ勝山にあるとのことなので寄ってみることにしました。

☆福井県立恐竜博物館

向かう途中の畑(田かな?)は蕎麦の花盛り。さすが越前蕎麦の本場です。

向こうに見える白いドームが博物館。

運よく第4駐車場に。11時頃。


ところがところが、すごい人です。やはり子供連れが殆んど。当然でしょうね。


チケットを買うだけでもすごい行列。

入場は諦めて雰囲気だけでも味わうことに。(^^;

おっと、この人にだけは挨拶を。

恐竜博士。

第1駐車場はこの状態。ここには第5駐車場まであるのですがもうそこまで満車に。


11時半ごろ、帰り道では入場を待つ車の行列が4、50台に。


ここから約20Kmで永平寺です。最近中部縦貫道が開通して便利になっていますが、私のナビには表示されません。(^^;  来年は地図ソフトを更新しよう。

☆曹洞宗 大本山 永平寺

ここは2回目です。私の実家の菩提寺は曹洞宗なので極めて親しみがあります。

西暦1244年、道元禅師によって開かれた座禅修業の道場です。
四方を山に囲まれた深山幽谷の地に、大小70余りの建物が並んでいます。

こちらも奇跡的にお寺に近いところに駐車場をゲットできましたので、歩いて。


直ぐに着きました。


折角なので記念撮影。


通用門から伽藍に入場。


傘松閣。天井の絵が立派です。システィナ礼拝堂に匹敵?


山の斜面に沿って建物が立っていますので長くて急な階段がたくさんあります。


承陽殿(じょうようでん)。




大庫院(だいくいん)。


仏殿。


浴室。

このお寺は修業の場なので生活の匂いが強烈にしますね。

山門から中雀門を。


伽藍から外に。


納経塔。

苔むした岩が歴史を物語っていますね。

唐門。


谷を流れる小川。


寂光苑。一番新しい施設です。古いお寺でも進化し続けています。


滝さえあります。


正に名刹ですね。

お昼になりましたので一番近い食堂に。


もちろん越前蕎麦を。エビ入りです。(笑

蕎麦本来の素朴な、少し「あく」を感じるおいしさでした。


食後、ここから約10Kmの距離にある一乗谷の朝倉氏遺跡に。

☆一乗谷朝倉氏遺跡

ここ一乗谷を本拠地として越前の国を5代にわたって支配した朝倉氏は、5代の朝倉義景の時に北近江の浅井家と同盟を結びます。しかし1573年、小谷城の戦いで織田・徳川連合軍に敗れ、追ってきた織田軍に刀根坂の戦いで壊滅的敗北を喫し義景は自刃、一乗谷の城下町は3日間焼き討ちにあって灰燼に帰し地上から消えてしまいました。
長い間人々の記憶からも消えていましたが、約60年前にある田圃から農作業中に石製の遺跡の一部が見つかり、発掘調査が始まりました。その後歴史的検証を終えて復元作業が進みつつあります。

復元街並み入り口の駐車場に。


復元街並みに入場。


史実に忠実に復元されているそうです。




生活の匂いがします。


これは染屋さん。


建物だけでなく、当時の服装で。エキストラ?


私が変なことを言ったので笑われてしましました。


北入り口の展示館。


歴史的物品の展示と動画の放映を。


一乗谷川を東に渡ると城主のゾーン。




コの字型の堀を渡って義景館に。


朝倉義景に扮したボランティアの方が説明を。




山城の途中の高台から俯瞰。広大な庭園もありました。


南側の橋から元の駐車場に。


ここから5分の所に朝倉氏遺跡資料館に。




一乗谷遺跡の模型や朝倉氏ゆかりの武具、刀剣が展示されています。




越前という名前には歴史的な響きを感じますが、それに違わぬ文物を見させていただきました。

Posted at 2018/09/24 20:56:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | 名所旧跡 | 旅行/地域

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