
昨日は所属老人会の「歩こう会」で飛鳥を散策しました。
明日香村では3月2日から新しい名所が一般公開されました。
牽牛子塚(けんごしづか)古墳です。
そことその周辺の施設を合わせてという企画です。
自転車で近鉄郡山駅まで。自転車はここへ。
橿原神宮駅で吉野線に乗り換え。
吉野線のホームから線路を見ると、ん? 線路幅が狭い?
時間があったので先ほどの橿原神宮線に戻って確認。

やっぱり!
橿原神宮泉(京都まで伸びています)は標軌の1435mm、吉野線(南大阪線に接続)は狭軌で1067mmです。JRの在来線と同じです。私鉄でゲージが二つあるのは珍しいことです。日本最長の営業距離を誇る近鉄は多くの会社が合併してできた結果でもあります。
吉野行き急行が到着。と言っても約1km離れた隣駅に行くのですが。
岡寺駅に到着。

とは言え、岡寺は4kmも離れた場所にあります。
ここでガイドさんに合流。
東に向かい、最初の見物地を目指しますが、駅の近くにこんな標識が。

最初の目的地の丸山古墳はかつて天武天皇、持統天皇の陵墓とされていましたが今は宮内庁も否定しています。でも標識はそのまま。
丸山古墳に到着。
現在では一部しか形をとどめていませんが、大きな前方後円墳で奈良県で最大、全国でも6番目の大きさだったと。
宮内庁ではこの通り「畝傍陵墓参考地」としています。

被葬者の候補としては欽明天皇や蘇我稲目が挙げられています。
そこから住宅地を歩き西に向かいます。
近鉄吉野線を横切り、小山(岩船山)を目指します。
山の登り口、かなり急です。30度くらいか?
頂上が近くなり、目指す岩が見えてきました。
益田の岩船

こちらは北側から。
南西側の少し高い所から見ると彫り込んだ部分が良く見えます。
南側から。
記念撮影を。
そこから竹藪と杉と桧の森を尾根伝いに歩きます。
次の目的地 牽牛子塚古墳が見えてきました。
直径22mの8角形でこの時代の流行だったそうです。修復前は丸い土がむき出しでしたがあちこちに石板の破片が残っていたので、3層の石板張だったようでそのように復元されました。4年の歳月をかけ修復されこの3月2日から一般公開されました。
これが修復前の姿。
石室を見学。
その南東側にも古墳が発見され、越塚御門古墳と呼ばれています。
中の石室と奥でビデオ上映をしています。
南東側の展望所から全景を。
ここから次の場所に行く途中にお地蔵様が。
最後に岩屋山古墳。
被葬者不明で中は空っぽ。

ふーん、中はこんなになっていたのか。
その近くに近鉄飛鳥駅。
因みに飛鳥と明日香の違いは?こちらをどうぞ。
https://asukamura.jp/kids/yomoyama_yurai.html
地域的には明日香と言えばほぼ明日香村に限定され、飛鳥と言えば高市郡だけでなく橿原市桜井市辺りまで含む地域を指し広い範囲ですかね。
見学はこれで終了。道の駅飛鳥で農産物を買い物。

古都華、美味しゅうございましたと言いたいところですが、期待ほどではなかった。(^^; なかなかイチゴの栽培は難しいようです。
それにつけても飛鳥にはまだまだ古代のロマンが残っていますね。これからも楽しみです。
Posted at 2022/03/24 07:29:36 | |
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