
奈良県高取町は奈良盆地の南端に位置し、面積約25㎢、人口約7千人の小さな町です。
しかし、大和・飛鳥・奈良時代の史跡をたくさん有し、また中世からは日本三大山城の一つである高取城の城下町として、また、薬の町としても発展してきました。
そのような矜持があるのでしょう、他の町との合併をせず個性を守ってきています。
その街で2007年から始まったのが「町家のひなめぐり」です。
町を挙げて家々におひな様をかざり、道行く人に見ていいただく催しものです。
今や全j国各地にありますが、奈良県ではここ高取町と我が大和郡山市が有名です。
今年は11回目だそうですが、土佐街道沿いを中心に100件を超す展示場所でお披露目がされます。
ここでは3月1日から3月31日まで開催され、展示時間は午前10時から午後4時までです。
本日行ってきました。
近くの駐車場をゲットするために10時前に着きました。

ここの駐車場の余裕はあと1台のみ。危ないところでした。
早速おひな様見物に。南端に近い駐車場なので土佐街道を北に上がります。
夢創館さん。多くの展示があります。
またこちらでは、

百人一首詠み人のおひな様。

これらの作者、清水勝さんです。

約3年かかったと。
メイン会場です。
自由に上がれるひな壇。
メインの巨大ひな壇。

立派なものですね。
さらに街中を散策。

普通のご家庭でもご披露を。
由緒あるお医者さん。
薬屋さん。

「だらにすけ」とありますが、これは陀羅尼助といい、和薬の元祖といわれています。1300年前に役の行者がこの地で作ったとされています。

巨大ひな。
更に。
1番展示場に着きました。スーパーマーケットでした。

中のおひな様がガラス越しに見えませんね。中に入りましょう。
北の端まで来ましたので戻ります。
お昼になりましたので、メイン会場の隣のカフェnoconocoさんで。
「ひな巡り特製弁当」を。
通りは一段と人が増えてきました。
おひな様は十分堪能しましたので、この辺で切り上げて近くのキトラ古墳に。
車で10分の距離。
着きました。
キトラ古墳は最近発見された古墳でよく話題にもなりました。
日本の古墳は、殆どが天皇陵で宮内庁管理なので内部の調査ができません。本当に言われている天皇が埋葬されているのか、また内部の様子はどうなっているのかなど。
しかし高松塚古墳、このキトラ古墳などは天皇家のものではないとされ、詳細な内部調査がされました。結果、鮮やかな四神や12支の壁画が発見されました。
最初に地下の展示場に。
石室。
壁画の様子を解説しています。
時代背景など。
1回の入口。
実際の古墳に行ってみましょう。
「乾拓板」といって上に紙を乗せ鉛筆でなぞれば朱雀なのど絵が写せます。
一帯は広大な歴史公園になっています。
今日は天気も良くて、最高の一日となりました。(^^
Posted at 2017/03/12 22:04:12 | |
トラックバック(0) |
名所旧跡 | 旅行/地域