
皆様お疲れ様です。
今日は以前から依頼のあった印を3本納めて来ました。
生業はサラリーマンなのですが、篆刻をやっていると年に1回くらいの頻度で製作を依頼されます。
私の会社は副業を認めていません。
ここは、真面目に守っていて人からお金を頂いて篆刻をすることは一切有りません。
ですから、作品同士の物々交換をしてまいりましたので、その顛末を今日のブログのネタに。
で、いつも行く陶器のお店の窯元から屋号の印を頼まれちゃいました。
依頼と言っても、既存の印鑑のネガタイプを作って欲しとのこと。
出来ればサイズの小さいのをって言われて、『はいはいっ』て二つ返事して作りました。
デザインをコピーするのでとっても楽チン。
しか~し。
老眼進行中の身にとっては小さいのは結構しんどかった。
いつも行くお店の雰囲気はお薦めスポットに載せているので参考までに。
お店は、信楽を始めていく人にはとても行き着きにくい場所にあります。
307号線を挟んで駅とは反対側にある小高いエリアの高いところにお店がありまして。
いつも買いもしないのに、遊びに行ってはお茶とお菓子を戴いてるばっかりです。
古い講堂を移築改装した静かな陶器のお店で、ジャズが流れていて冬はストーブが暖かく、
夏は、エアコンなしでも涼しいし、暇な日曜日をゆっくりと過ごすのに良い隠れ家となっています。
窯元店主で作家さんである社長さんは、若造の私と同じ目線で話をしてくれますし、
同年代の奥方様が出してくれるお茶とお茶菓子がとてもよくって、
今日も嫁娘をつれてしっかりお茶をゴチになってきました。
で、窯元様曰く。
新作があるのですが、これと物々交換ではいかがですかと。
またもや『はいはいっ』て戴いてまいりました。
写真のものでございます。
拙者の印三つと引き換えに戴きました。
なんだか、藁しべ長者っぽい。
娘には、あんなのでよくコンだけ戴いたもんだと。
人の苦労を知らんやつだわ。
一応説明をしておきますと。
糸底のない珈琲茶碗です。
お茶もいただけます。
ごろんと転がる器なので、台が別途付いてきます。
この同種の前作の器は、陶器製の台が付いていますが、このバージョンでは木製の台が付いて来るので、その上に鎮座させます。
材質はサントリーのウィスキー樽に使っていた古材をリユースしたものです。
使えば使うほど渋などが沈着して味わいが出てくるようです。
Posted at 2011/03/20 17:57:39 | |
トラックバック(0) |
篆刻(てんこく) | 日記