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先日、リモコンキーの交換のためにディーラーへ行ってきました。リモコンが効かなくなるのは今回が三度目であり、以前の二回は電池切れのせいだったものの、今回に関しては全く原因がわからないとのことでした。床に落としたり水に漬けたりしたことは全く無いので、恐らくは自然発生的なトラブルのはずなのですが、原因がわからなければ対処のしようもありません。ただ、車両本体は相変わらずとても快調なので、実害が無い範囲であればこんなトラブルも日常のアクセントにはなるかな、などと今は暢気に考えています。
と、そんな文章を書いてから二週間経った本日、VGJ からリコールの通知の葉書が届きました。つい最近もリコール騒ぎがありましたが、今回の件はその続きであるらしく、実際のところ我が白兎がリコールに該当していることは以前から判明していたようです。恐らく、あまりに台数が多かったために複数回に分けて発表したのでしょう。とりあえず次の休日にディーラーへ行って点火コイルを交換してもらうつもりです。
さて話は変わって、もうすぐ開催されるジュネーブショーでVW が新型ポロを出展するそうです。エンジンはガソリンタイプが三種類（1.2L 、1.4L 、1.2L-TSI ）とディーゼルが一種類用意されるらしく、トランスミッションはMTか7速DSG が搭載されるそうです。外観は特にフロント部分がゴルフVI にそっくりであり、遠目には判別し辛いと思います。このクラスにはマツダ・デミオやプジョー・207などエッジの効いたライバルが犇いていますが、高効率のガソリンエンジンやDSG の存在はそれらに対抗する上で充分なアドバンテージとなるはずです。これまでのポロがそうであったように、新型もゴルフと共にVW の主力車種として活躍するに違いありません。
このゴルフVI と瓜二つの新型ポロを見てふと思ったのは、初代ゴルフの精神を引き継いでいるのはポロの方ではないのか、ということです。現在のゴルフは必要充分と言うには少々大き過ぎであり、ハッチバックモデルとしての軽快感など殆ど味わうことができず、むしろサルーン的な重厚感の方が勝っていると言えます。それに比べると、ポロは街中でもそれほど痛痒を感じさせないサイズに収まっていて、道具としての扱い易さもゴルフより上のように見受けられます。しかも、今回は外見までゴルフと同じになる（写真で見る限り内装もそれほど違いが無い）わけですから、買い替えの際にゴルフからポロにダウンサイジングする人が増えるかもしれません。噂によると、ゴルフVII も現行型より小さいプラットホームを採用するとのことですから、今はVW 全体が小型車の開発に力を入れているのだと思われます。新型ポロが今後どのように進化していくのか、VW の未来のラインナップを推察する上でも要注目だと言えるでしょう。