2006年12月26日
来年の正月にVWからゴルフの「サンクスエディション」が台数限定で発売されるそうです。これはゴルフEをベースに新型のアルミホイールやレザーシート等、数々の装備が追加されていながら値段的にほぼ据え置きという、とてもお得なモデルです。単にVWだけでなく、輸入車のエントリーモデルとしても充分に魅力的だといえるでしょう。
ゴルフが所属するCセグメントはトヨタ・オーリス/ブレードの出現により、来年は混戦模様になるかと思われます。今までこのクラスでは磐石の地位を誇ってきたゴルフにも試練のときがやってくるわけです。サンクスエディションはトヨタの進出に対するVW側の迎撃の第一手かもしれません。いずれにせよ、メーカー同士が競い合うことでよりコストパフォーマンスに優れた商品が造られるのであれば、消費者にとってこれほど良いことはないでしょう。心情的にはVWの味方ですが、お互い高いレベルで切磋琢磨してほしいものです。
もし、ゴルフの人気を高める要素があるとしたら、それは例の「ツインチャージャーモデル」の導入が挙げられます。本国ドイツではすでに販売されているのですが、日本への導入は今のところ未定のようです。GTIとの関係上、価格設定が難しいとは思いますが、ゴルフという車種の魅力を高めるためにもなんとか正規販売してほしいですね。
Posted at 2006/12/28 02:33:29 | |
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車 | 日記
2006年12月25日
来年のデトロイト・モーターショウにメルセデスが「コンセプト・オーシャンドライブ」なる車を出展するそうです。いかにもゴージャスなこの車はベントレー・コンチネンタルGTCあたりを仮想ライバルに設定しているのかもしれません。こんな車で海岸沿いを走れたなら、さぞかし気持ちが良いことでしょうね。
最近では各メーカーともオープンカーに力を入れてますが、日本においてオープンカーはそれほど普及しているわけではありません。その理由としては、天候が変わりやすいことも挙げられますが、やはりこの国では「開けっ放し」にすること自体が憚れるというのもあります。私達はオープンカーを見つけると、必ずといっていいほど運転している人がどんな感じか確かめようとしてしまいます。そういう視線に耐えられる・無視できる人でないとオープンカーは乗れないのでしょう。会社の先輩がまだロードスターを所有していたころ、夏の夜の郊外をオープン状態で走るのに同乗したことがありました。交差点を曲がるときに人からジロジロ見られるのは少し恥ずかしかったし、交換したマフラーの爆音が直接耳に入ってくるため非常にうるさかったりもしたのですが、風に溶け込んでいくような爽快感は他に比較するものがなく、オープンカーの醍醐味がほんの少しだけわかったような気がしました。今はまだオープンカーを所有する勇気はありませんが、一生に一度くらいは暮らしを共にしてみて、季節の移り変わりが実感できるようなドライブに行ってみたいものですね。
Posted at 2006/12/27 02:12:09 | |
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車 | 日記
2006年12月24日
サンタクロースと会わなくなってから十数年経ちますが、今更ながらお願いを(しかも三つほど)してみたいと思います。
① 宝くじに当選させてください。一億円も要りません。その1/10くらいで結構です。そうなれば私は様々な物欲から解放されることでしょう。
② マツダがもう一度コスモを造ってくれるようにしてください。何年先でも構いません。3ローターエンジンとシーケンシャル・ツインターボの組み合わせ、FRで6速AT搭載、ロングノーズ・ショートデッキ・ワイド&ローの総アルミボディ、ニュルブルクリンクで鍛えた足回りにブレンボのブレーキ、オールレザーの内装で2by2、メーターを含む車内表示は全てオプティトロン形式、これらの要点を全て満たした究極のデカダンスクーペとして再び世に戻れるようにしてください。燃費は・・・せめて5km/lくらいまで上げてもらえればOKです。
③ 写真の車を新品の状態でください。
以上、ささやかで慎ましい三つのお願いでした。
Posted at 2006/12/24 03:07:33 | |
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車 | 日記
2006年12月23日
先日、マツダ・ロードスターに「ブレイズエディション」が追加されました。これは内外装に特殊装備を施したモデルで、ノーマルに比べると一段とエレガントさを増したように見受けられます。特に足元を飾るBBSのホイールは同社のRG-Hにそっくり(全く同じ物?)で、つい最近雑誌などで見て「良いなぁ」と思っていただけに、この装備は羨ましい限りです。
ロードスターはヨーロッパで「MX-5」、北米で「ミアータ」と呼ばれていますが、この車は真に世界中の人々に愛されている稀有な日本車だといえるでしょう。初代の発売は1989年まで遡りますが、その当時世界に与えた衝撃はとても大きなものでした。国内外各メーカーがボディサイズの拡張とハイパワー化の道を突き進む中、ロードスターは「ライトウェイト・FR・オープン・2シーター」という些か古めかしくなり始めていたコンセプトの下で誕生しました。しかし、現代的な技術で纏め上げられ、なおかつ日本車らしく低コスト・高品質であったロードスターは、発売後瞬く間に人気を博し、ギネスブックに載るほどの売り上げを記録しました。アルファロメオ・ジュリエッタスパイダーが忘れられないイタリアの田舎のお爺さんから、西海岸でナンパに夢中のイケメンサーファー、果てはカップラーメンばかり食べている神奈川の貧乏学生まで、その人気は実に幅広く波及し、各地で様々なコミュニティーが結成されるほどでした。何故ロードスターは世界中でヒットしたのか。その答えを充分に述べるためには長い文章が必要になるでしょう。ただ、あえて一言でいうなら、それは「運転してると爽快だから」だと思います。結局、この当たり前のことに気付かされた各メーカーは、以後挙ってオープンモデルの製造に取り掛かり、そして今の百花繚乱の時代が築かれることになります。私が好きなオープンカーはBMW・Z4とロータス・エリーゼですが、この2台もマツダ・ロードスターの存在無くしては登場してなかったかもしれないことを考えると、ロードスターとそれを造った人々に対して尊敬の念を抱かずにはいられません。
Posted at 2006/12/23 03:27:20 | |
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車 | 日記
2006年12月22日
トヨタが来年度の世界生産台数を942万台に設定したことを発表しました。これにより、不振が続くゼネラル・モーターズを抜いて、トヨタが生産台数で世界一になることがほぼ確実となりました。100年以上にも及ぶ長い自動車史において、日本のメーカーがこの快挙を成し遂げたことは、同じ国民として素直に喜ぶべきことでしょう。しかし、だからこそトヨタには世界に冠たるメーカーとしての理念・姿勢・努力といったものがこれからは求められると思います。
具体的には三つの点が挙げられます。一つ目は、品質の維持・向上です。生産台数が増えた結果として品質が下がったのでは元も子もありません。特に最近はリコールの多発とその処理の不味さが露呈していて、一種の大企業病に冒されているのではないかとの指摘もあります。信頼性こそが国産車の売りですから、その代表的メーカーであるトヨタには他社の倍ほど品質には気を配ってもらいたいところです。二つ目は、単なる営利団体としてではなく人々の生活環境の改善に貢献するような企業になってほしいということです。国内最大である企業の会長ともあろう人が、自社の利潤ばかり追求し格差社会の助長や増税に手を貸しているようでは、社会に貢献するどころかむしろ国民から愛想を尽かされることにもなるでしょう。売った者勝ち・儲けた者勝ちという考え方はライブドアの元社長のような小悪党には似合いますが、トヨタほどの大企業が同じ様では社会にとって害悪を生む要因にすらなりかねません。この点については自省を期待したいところです。三つ目は、とても単純です。それは以前から何度も言っているように運転して楽しい車を造ってほしいということです。極論すれば、スープラの復活であったり、ハチロクのようなコンパクトFRスポーツの復活であったりするわけですが、それがレクサスのような高価格ブランドから発売されるのでは意味がありません。比較的低予算で気軽に楽しめるスポーツカーを造れるのは、現状体力的に余裕のあるトヨタしかないでしょう。はっきりいって、F1に参加する暇と金があるのならこちらのほうに使ってほしいと思います。晴れて世界一のメーカーになるのですから、この辺で「みんなから好かれるトヨタ」に変わってくれると良いのですが。
Posted at 2006/12/22 17:54:30 | |
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車 | 日記