2006年12月16日
今朝、通勤の途中でレクサス・LSを見かけました。LSを街中で見かけるのはこれが二回目になりますが、端正なそのスタイルに威圧感は少なく、さりとて周囲に埋没せずに凛とした雰囲気を発している姿には好感が持てました。レクサス・LSは、COTYに選ばれたのとはまた別に、個人的にも今年一番注目していた車でした。
雑誌等におけるLSの評価は必ずしも賞賛ばかりではありません。特にエクステリアのデザインや運転することの楽しさという感覚的な面に関して、ライバルであるドイツ御三家のフラッグシップよりも好評価を受けていることは殆ど稀です。「後もう少しだけ云々」という、いつもトヨタ車が受けるような評価がLSにも下されていたりします。それは、比較試乗インプレッションという仕事の性質上尤もなことだといえるでしょう。しかし、例えばジャガーとメルセデスでは棲むエリアが違うのと同様に、メルセデスとレクサスも元来棲む場所が違うのではないでしょうか。別の言い方をするなら、ドイツ御三家とレクサスでは目指すところが違うのではないでしょうか。並居る大衆車の群れを制圧・突破し悠々と走るのがドイツ製フラッグシップサルーンの在り方なら、レクサス・LSは周囲の猥雑さから孤立し飽くまでも平穏を得ることを最大の目的としているような気がします。そういう観点から見た場合、この車は立派に目的を果たしていると思います。レクサスのそうした性質がアメリカを除く世界中のハイソな人々に受け入れられるかどうかはまだわかりませんが、高級車市場における新たな価値観の提案という意味において、LSの動向にはこれからも注目していきたいですね。
Posted at 2006/12/17 01:32:57 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2006年12月15日
最近気になるものが一つあります。それはスズキのストリートマジック(通称ストマジ)というバイクです。学生時代に「何か乗り物がほしいなぁ」と思って適当にバイクのカタログを見ていたところ、このストマジが気に入りました。しかし、実際にスズキのショップに行って見積りまで出してもらったものの、大学の先輩がダイハツ・ミラ(TR-XX)を5万で譲ってくれるということだったので私はそちらを選びました。ミラも充分面白かったのですが、あの時ストマジを買っていたら今頃バイク道に嵌っていたかもしれません。
実は今から一年くらい前にバイク購入の話があり、その時の第一候補がストマジでした。当時はコスモも好調だったのでセカンドマシンとしてストマジを考えていたのですが、その直後にコスモの病が発覚したため急遽新車探しを始めることとなり、ストマジ購入計画は自然消滅してしまったのです。それが何故今になって再燃しだしたのか、私にもよくわかりません。ただ、GTIの納車を控えているため、どうあがいても手を出せないのが実情です。COXのボディダンパーとRE30と楽ナビとストマジ・・・・。来年は物欲に満ちた一年になりそうです。
Posted at 2006/12/16 01:14:42 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2006年12月14日
アストンマーチン・DBSは現在公開中の映画「カジノ・ロワイヤル」にボンドカーとして出演しています。今回の007は人間味溢れる主人公が魅力的ですが、DBSの活躍も見所の一つといえるでしょう。アストンマーチンといえば1990年にフォードグループの傘下に入った後、DB7やヴァンキッシュなど完成度の高い車を連発し、近年ではフェラーリと競えるくらいのプレミアムブランドに成長しました。しかし、現在は親会社であるフォードの経営悪化により他の有力メーカーへの売却が検討されていて、安穏とできない状況にあります。確かに大量生産・販売を望めないメーカー(ほとんどハンドメイド)ですが、英国製高性能車の代表としてこれからも頑張ってほしいところです。
DBSのような車を見て思うのは、ヨーロッパではスポーツカーを所有することが上流階級の文化として定着している、ということです。高性能な車を所有することは上流階級のステイタスであり、ある意味では彼らにとって生活上の必需品(たとえば遠く離れた別荘へ行くための)だったりもします。金持ちの嗜好品という側面があるのは日・米・欧共通ですが、さして車好きでもない成金者が単なるブランド品としてフェラーリ等を買うことが多い日本やアメリカに比べれば、ヨーロッパのスポーツカー文化はもっと懐が深いといえるでしょう。階層社会は御免こうむりたいですが、社会の中でスポーツカーが認められているという点に関してはヨーロッパのほうが羨ましいですね。
Posted at 2006/12/16 00:22:20 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2006年12月13日
来年のデトロイトモーターショウで、マツダが「流雅」なるコンセプトカーを出展するようです。が、はっきり言ってマツダに関してはこういうコンセプトカーを幾つ見せてくれたところで、それ自体に何の衝撃もありません。何故なら、私が待ち焦がれているのは唯一「次期RX-7」だけだからです。姿形がどうというより、「これが次期RX-7のプロトモデルです」という説明が一つ付け加えられるほうが、こちらとしては嬉しいのです。確かに、いつの時代でもRX-7は大量に売れる車種ではありませんでした。しかし、今日まで続く「マツダ=スポーティ」というイメージの象徴であり、それを実現するための原動力となっていたのは間違いなくRX-7の存在でした。この車の復活なくしては、マツダの企業イメージも片落ちだと思います。現在マツダは順調に業績を上げている(海外での収益に依るところが大きい)のですが、その先には必ず次期RX-7の生産・販売の計画があるはずです。今は、こういうコンセプトモデルを造って虎視眈々とその機会を伺っている時期、ということにしておきましょう。
Posted at 2006/12/13 01:32:15 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2006年12月12日
最近発表された統計によると、前年同月比における普通車の販売台数が16ヶ月連続でマイナスになっているそうです。その理由は様々ですが、いずれにしろ日本の自動車製造業界にとっては芳しくない状況だといえるでしょう。ただし、その中にあって軽自動車だけは着実に構成比を伸ばしているようです。平成10年に規格が変更された後の軽自動車の進化・増加ぶりを考えると、もはや普通車に乗ること自体が趣味の領域になりつつあるのかもしれませんね。
さて、そんな状況下にあっては当然ながら単価アップ・利益アップのために「いかにして普通車を売るか」という議論が生じるわけですが、その内に「普通車にかかる税金の率を軽自動車レベルまで下げるべきだ」という意見があるそうです。「軽自動車は優遇されすぎているから税率を上げよう」という意見は以前からあったのですが、これはその逆で、まさにコロンブスの卵的な発想といえます。確かに軽自動車の税率を上げたところで、構成比率の増加に歯止めがかかることはないでしょう。それよりも普通車の税率を下げることで燃料費以外の維持費を減らしたほうが、普通車購入の推進を図る上では遥かに影響力があると思います。業界の活性化のためにも、そして我々のより良いカーライフのためにも、この意見は是非実現していただきたいものです。
Posted at 2006/12/13 00:38:54 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記