2006年12月11日
来年のデトロイトモーターショウで三菱が新型ランサーを発表するそうです。ランサーといえばそのハイチューンモデルである「エボリューション(通称ランエボ)」が有名ですが、新型ランサーはノーマルでも充分にアグレッシブなデザインとなっています。ただし、この車が人気を得られるかどうかは楽観視できません。何故なら、過去に三菱はランエボのベースモデルとしてのみランサーを開発してきた経緯があり、当然ながらランサー自体は全くの不人気車種でしかなかったからです。例えば、スバルにはスポーツカーのインプレッサだけでなく高級セダンのレガシィもありますが、三菱にはランエボしかありません。レガシィのライバルとしてランサーセダンを引き合いにだしても、販売台数が示すとおり比較にはならないでしょう。だからこそ、というわけではないのですが、新型ランサーにはスポーツセダンとしての性能・クオリティを期待したいところです。特殊なマシンであるランエボが前提で、ノーマルのセダンを無味乾燥なモデルのように扱うのは、生産・販売するうえで効率が悪いと思います。外観は写真のまま内装に若干コストを上乗せして、200psくらいの出力としなやかな足周りを与えてあげれば、今まで三菱車とは無縁だった人も取り込めるのではないでしょうか。新型ランサーにはランエボの単なるベースモデルとして以上の可能性があると、そして三菱がそういう車に仕立て上げてくれることを、私は信じています。
Posted at 2006/12/12 22:18:55 | |
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車 | 日記
2006年12月10日
LAのモーターショウでランボルギーニ・ムルシエラゴLP640のオープンモデルが発表されたようです。ムルシエラゴはアウディの傘下に収まった新世代ランボルギーニの初作品であり、エンジンやパワートレインの基本設計をディアブロから流用しているものの、4輪駆動を前提として走行安定性が格段に高められたモデルです。かつてのカウンタックのような暴力的な危うさも魅力的ですが、そのテイストをぎりぎり残しつつ現代的に洗練されたムルシエラゴは、やはり「スーパーカー」といえるでしょう。ブガッティ・ヴェイロン、ポルシェ・カレラGT、メルセデス・SLRマクラーレン、エンツォ・フェラーリ等、性能的に飛び抜けたロードゴーイングカーは他にもありますが、商品としての記号性が最も高いのはムルシエラゴだと思います。そのオープンモデルとなれば、唯我独尊さは倍増です。この車に関しては、高級ホテルのエントランスや高級リゾートの駐車場よりも、街角のコンビニの前に何気なく停めてあったりするほうが圧倒的に格好良いと思うのは私だけでしょうか?
Posted at 2006/12/11 22:50:12 | |
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車 | 日記
2006年12月09日
マセラティ・クアトロポルテにAT仕様が追加されたようです。クアトロポルテは先代の角ばったデザインも渋味があって良かったのですが、現行では過剰に色気を発散するモデルへと生まれ変わりました。この車の噎せ返るような華やかさは、ドイツ御三家はもちろん同じイタリアのメーカーであるフェラーリやアルファロメオとも趣が異なるもので、リッチで洗練された遊び上手な壮年男性にこそ相応しいと言えます。スペックや値段を自慢したがるタイプの人には全く似合わない車ですね。3200GTなら通勤の途中でたまに見かけることもあるのですが、それでもやはり醸し出している雰囲気が違います。クアトロポルテであればあきらかに周囲から浮いてしまって、身の置き場が無いかもしれません。結局、この車は他人の視線に晒されることに慣れている人、もしくは他人の視線を気にせずに己のスタイルを貫ける人でなければ所有する資格が無いのでしょうね。私も男を磨いて、せめて試乗させてもらえるくらいの甲斐性を身につけたいものです。
Posted at 2006/12/11 02:56:58 | |
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車 | 日記
2006年12月08日
先日、ヨーロッパでアウディ・R8の予約受付が開始されました。スペックを見ると、最高出力420ps、最大トルク43.9kg-m、0-100km/h加速4.6秒、最高速301km/hとなっていて、1560kgの車重とクワトロシステムのことを考えると、とんでもないパフォーマンスを発揮することが予想されます。ただ、この車の存在意義に関しては単体でどうと言うよりも、フェラーリとポルシェに真っ向から勝負を挑んでいるという点こそが重要なのだと思います。F430やノーマルの911などは、このアウディからのあからさまな挑戦を受けて立たなければならないでしょう。長い伝統から生まれる魅力や車が持つ色気という点において、R8は上記2メーカーの車に勝てるはずもないのですが、性能面では全くひけをとらないどころか、周囲のコンディションによっては互角以上に渡り合うことも可能かと思われます。この車は、人生経験豊かなお金持ちの老人よりも、ブランドに拘らず良いものが欲しいという新進気鋭の若い人達の間で人気が出るのかもしれませんね。
しかし、このR8の発売に関しては一つ気になる点があります。それは、今後アウディが同グループ内のランボルギーニに対してどのようなスタンスで接するのか、ということです。今まではランボルギーニの立場を尊重して技術提供だけに徹してきましたが、同じ領域に生息することになる今後の両者の関係は果たしてどうなってしまうのか、とても興味深いところです。RS4といいR8といい、冷静な振りをして過激路線を突き進むアウディは、現在最も旬なメーカーと言えるでしょう。
Posted at 2006/12/10 02:40:58 | |
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車 | 日記
2006年12月07日
先日、仕事から帰ってくると机の上にBMWの封筒が置かれていました。多少訝しがりながら開けてみると、それは1シリーズのカタログと118i-Mスポの見積書でした。確かに私は今年の4月頃に一度BMWへ行って120iを試乗しましたが、その後はこちらからも向うからも連絡をしたことがありません。「ひょっとして誰か別の人と間違っているのかな」そう思って翌日BMWに電話したところ、どうやら新人の営業さんがデータの中から無作為に登録者を選んでカタログを送っていただけのようでした。私はその営業さんにGTIを発注していることを告げた後、一通り話をしてから電話を終えました。
そもそも、今回車を買い替えるにあたって第一候補としていたのはBMWの120iでした。理由は単純で「クローズドボディのコンパクトなFR」という、まさにその一点でした。実際試乗してみると、本当に「駆け抜ける喜び」を実感できるくらい乗り味に優れていて、さすがBMWと感心するばかりだったのを憶えています。特にブレーキを踏んだときに車体が前方下方向にスライドして沈むような感じがするのには感動してしまいました。「丁寧にセッティングされた車だなぁ」というのが120iの印象であり、正直言ってハンドリングに関してはやはりFRである分だけ120iの方がGTIよりも楽しいと今でも思っています。しかし、それでもGTIを選んだのには当然ながら理由があります。
1 出力が200psあること(NA150馬力では瞬間的なダッシュができないこと)
2 インパネやシート等の内装に関してはGTIのほうが高級に見えること
3 120iで好みのオプションを付けると400万以上になってしまうのに対し、GTIの場合は必要と思える装備が最初から(350万以内で)備わっていること
これらの点を考えると、最終的に「120iはお金持ちのセカンドカーではないのか」という結論に至ってしまい、選択する気がなくなってしまったのです。それに加えて「どうせFFなんだから」と甘く見ていたGTIが思いのほか機敏に動くので、これまた感心してしまった(特にDSGが何ものにも代えがたく素晴らしい)というのもあります。仮定の話をしてもあまり意味がないのですが、もし私がもう少し裕福な立場にあったとしたら、どちらを買っていたのか本当にわかりません。あえて言うなら、もう少し内装にコストをかけて、2ドアで、Mスポが標準装備で、出力は200psで、それで400万くらいなら1シリーズを買うでしょうね(なんだか虚しいなぁ・・・)。やはり、私にとってBMWはたとえ1シリーズといえども高嶺の花のようです。
Posted at 2006/12/08 02:56:55 | |
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車 | 日記