2006年12月06日
スズキ・スイフトスポーツの限定車が発売されたようです。現行スイフトは先代と違って走りを重視したモデルに仕上がっており、国産コンパクトカー市場に活気を与えてくれました。80年代には「ホットハッチ」と呼ばれるジャンルがあったのですが、スイフトはその時代を思い出させてくれるような懐かしい雰囲気を持つ存在でもあります。塊感が強いシルエットながら各部のデザインがシャープなため圧迫感がなく、内装もシンプルかつ上質に纏められていてとても好感が持てます。小型で活きの良い車を探している方にはピッタリではないでしょうか。
現行スイフトはスズキの世界戦略車であり、走行性能に関しては「欧州基準」で開発が進められたようです。欧州基準といっても具体的に数値で表せるわけではないでしょうから、実際の意味合いとしては「やや硬めのサス設定と機敏なハンドリング」というようなものでしょう。個人的にそういう味付けは好みだったりします。しかし、ここで疑問が一つ浮かびます。それは、欧州基準でない車は一体何基準で開発されているのか、ということです。実はここに国産車の根本的な問題が隠されているような気がしてならないのです。身内が某メーカーの人気小型車を所有しているので一時期コスモの調子が悪かった頃にほぼ毎日借りて乗っていたのですが、それは軽すぎるハンドルと過敏なアクセル・ブレーキを備えた、まさにストップ&ゴーのためだけのような車でした。また、最近某メーカーの売れ筋ミニバンでロングドライブに行ってみたのですが、それも曖昧なステアフィールと曖昧なブレーキを持ったふわふわとした味付けの車でした。これらの車は世間一般では非常に人気があり、街中でもよく見かけます。いわば、それこそがジャパニーズスタンダードだったりするわけです。もちろん、国産車の中でも走行性能に優れた車は幾つか存在しますが、大抵の場合それらの車種は「スポーティ」という言葉で片付けられたりします。個人的にはその点に納得ができないのです。「ふにゃふにゃのサスで弩アンダーの設定にしておけば運転の下手な人の事故が減る」とはよく聞く台詞ですが、交通事故の原因の殆どはドライバーの不注意によるものであって運転の上手い下手に起因するものではありません。しかも、メーカー側がそのように「下手は下手なりに乗ってなさい」と決め付けるのであれば、ドライバーのスキルアップなど望むべくもありません。最近は軽自動車ばかりが売れて普通車の売り上げが減少傾向にあるそうですが、それは決して景気のせいだけではなく、運転しやすい車・運転することが楽しい車を作ってこなかったために一般消費者が車という商品に対して期待しなくなり始めているからだと思います。スズキに限らず殆どのメーカーが一部の車種に限りヨーロッパで開発を行っていますが、「欧州基準」で仕上げたものを上質なものとしてアピールするのであれば、生産する全ての車種を「欧州基準」に近づけてほしいものですね。
Posted at 2006/12/08 01:08:36 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2006年12月05日
今日の夕方、VWのディーラーに行ってゴルフGTI(DSG・キャンディーホワイト)の契約書に印鑑を押してきました。初めて試乗したのが5月ですから、かれこれ7ヶ月越しの成就ということになります。納車を来月半ばにしてもらったのでもう少し待つことになりますが、これでやっと一区切りついた気分ですね。
実は気の早いことにアフターパーツの類を幾つか既に取り寄せていたります。代表的なものは「左ハンドル車用右ドアミラー」や「C/ASPORT製スマートトレイ」「COX製フットレスト」等で、これらは納車前にディーラーで取り付けてもらうことにしました。本当はCOXのボディーダンパーやレイズのRE30(18インチ)も用意したかったのですが、これは諸事情(別名資金難)により来年以降の目標とせざるをえませんでした。もっとも、ノーマルでも充分にバランスの良い車ですから、ホイールを替えるのはそれをしばらく楽しんでからでも遅くはないのですけどね。いずれにしても、今は年明けが待ち遠しいところです。
Posted at 2006/12/06 02:57:10 | |
トラックバック(0) |
日記 | 日記
2006年12月04日
今年のパリサロンで一台の衝撃的なコンセプトカーが披露されました。それがこの「シトロエン・C-メティス」です。ノッチバックでフル4シーターでガルウイングという支離滅裂な内容ですが、圧倒的に漫画チックなデザインが全てを帳消しにしてくれます。実際に生産されるかどうかなど関係のない、見てるだけでもわくわくするような稀有な一台ですね。
最近特にそうですが、ヨーロッパ車のデザインと日本のSF漫画・アニメ作品内における機械のデザインは似通っている部分が少なからずあるように思えます。例えばメルセデスのEクラス(W211)のエンジンフードなどは永野護の「ファイブスター物語」に出てくるMHバッシュのデザインとほとんど瓜二つですし、いわゆる「ブレラ顔」とされる近年のアルファロメオのデザインテイストもジオン系モビルスーツにそっくりです。また、最近発表されたプジョーの耐久レース用新型レーシングカーなどはまさに「サイバーフォーミュラ」の世界から飛び出てきたようなデザインであり、本当に400km/hを超えそうなくらいに格好良かったりします。別にヨーロッパのメーカーが日本の漫画・アニメを参考にしているとか、それらの作品・作者が世界的にセンスに優れているとか言うつもりはありませんが、少なくとも両者にはリンクしている部分があると思います。今回のメティスも、自動車のデザインとしては未来的ですが、漫画やアニメのデザインとして見るなら正直ややレトロな感じがします。ただ、大事なのはそういうかなり浮世離れしたものを実際に具現化して提示できる能力・風土がヨーロッパにはあるということです。たとえショーモデルといえども、メティスのような車が自然と出てくるあたりにヨーロッパメーカーの底力を認識させられてしまいますね。
Posted at 2006/12/07 16:58:13 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2006年12月03日
2004年に発売されたフォード・マスタングを皮切りに、最近アメリカのスポーツカーが元気を取り戻しているようです。シボレー・コルベットZ06は既に発売され高い評価を得ていますが、この流れに乗り遅れないようにと同じシボレーからはカマロが、ダッジからはチャレンジャーが復活するようです。いずれも昔「ポニーカー」として一世を風靡した車種であり、それが揃って蘇るのは真に喜ばしいことだと思います。特に今年のデトロイトショーで公開されたチャレンジャーのコンセプトモデルは直線基調のシンプルなデザインがとても秀逸で、もしこの形のまま量産化されれば好き嫌いこそ別れるものの必ず世界中のスポーツカー好きに衝撃を与えることになるでしょう。クライスラー・300Cと同様にメルセデスの先代Eクラスのコンポーネンツが流用されるそうなので、基本性能の面でも心配は無用のようです。輸入車の世界ではマイノリティーの立場に甘んじているアメリカ勢ですが、こういう割り切った車を造ってくれればもう少し人気が出てくるのではないでしょうか。
Posted at 2006/12/06 01:18:49 | |
トラックバック(0) |
車 | 日記
2006年12月02日
PS3用のソフトとして「グランツーリスモ5」の発売が決定しました。発売日や値段はまだ未定のようです。グランツーリスモは2からやり始めたのですが、毎回格段に進化していくグラフィックと繊細な車体の挙動にいつも驚かされてきました。また、車やホイールを購入する際の参考絵図として非常に役立つなど、単なるゲームという枠を越えた使い方もできることから、私は結構重宝しています。その新作が出るということですから、これは期待しないわけにはいきません。PS3を買うのはFF13かDQ9が出るときだと決めていたのですが、場合によっては予定が早まることもありそうです。コーナーへの進入や脱出についてトライ&エラーを繰り返したりマイ・ベストセッティングを模索したりする日々が再びやってくるのかと思うと、ついつい嬉しくなってしまいます。
ただ、次回作に対しては一つ個人的な要望があります。それはレーシングカーの車種を減らしてもっと市販量産車(特に旧車)の車種を増やしてほしいということです。もちろんレーシングカーでいろんなコースを飛ばして走ったり他車とゴールを争ったりするのも楽しいのですが、ゲーム内のイベントにおいてその比重が増えすぎると、とても虚しくなってしまいます。単なるレーシングゲームなら他にもたくさんありますし、レースでの勝ち負けを重視するのであればグランツーリスモが標榜するところの「リアルさ」は必要ないと思うのです。できれば「GT5 for Enthusiast」「GT5 type Racing」という風に分けてくれたらありがたいのですが、まあそれは絶対にないでしょうね。サーキットや市街地コースなどの周回路も楽しいですが、中には「イタリア・エミリア街道」なんていうコースがあっても良いのではないでしょうか。ヨーロッパの片田舎をシトロエン2CVで走ったりするのも乙ですし、グランツーリスモは本来そういうことも許容できるスケールを持ったゲームだと思うのですが・・・。
Posted at 2006/12/04 01:55:57 | |
トラックバック(0) |
趣味 | 日記