2007年04月17日
今日は2週間前の速度違反の件で交通機動隊の詰所に行ってきました。詰所は料金所の脇の建物の一階にあり、特に看板も無くひっそりと運営されていました。案内されて中に入ると、入り口横の棚にヘルメットや備品が無数に置かれていて、やや物々しい雰囲気もあったのですが、周囲の黄ばんだ壁や薄汚れた窓のサッシ、腰の抜けた黒革のソファーや年季の入ったポット等があまりにも昭和的すぎたので、むしろ学校の職員室に入ったときのような懐かしい気分にさせられました。私は本人確認のためにそのソファーで2分ほど待たされた後、警察の関係者にしては柔和な顔つきの中年隊員に指示されて、「取調室」という札が掛けられている小部屋に移動しました。
取調室の内部はテレビ等で見ていたものと概ね同じ造りになっていました。私が奥側の席に座ると、すぐに事情聴取が始まりました。基本的には「いつ、どこで、何をした」という質問形式になっていて、「何のために」という点に関しては答えなくても良いようになっています。私は特に抵抗するつもりも無かったので、「美味しいと評判のハンバーグを食べに行った帰りについつい飛ばしすぎた」と正直に言いました。担当の隊員は、それを簡潔かつ的確に記していきました。少し覗いて見たところ、用紙には予め幾つかの文節が記載されていて、あとはその空白を埋めるようになっていました。ただし、必要な情報を全て手書きで記入していくので、ある程度時間はかかります。私は早く帰りたかったので、記入し易いように無駄なく供述しました。その甲斐あってか、結局トータル15分程で詰所から出ることができました。よく「何事も経験」といいますが、高額の料金を払ってまで見学するほどの価値が警察の取調室にあるとは思えません。できれば二度と訪れたくないところですね。
機動隊員との会話の中で、一つだけ気になることがありました。それは、スピード違反の罰金が一律ではないということです。たとえ僅か10km/hオーバーでも、前科があったり周囲の状況が危険であったりすると、簡単に10万近い金額まで上昇することもあるそうです。それを決めるのは何処かの役人であるらしく、その人の匙加減一つで出費が増えることを考えると、何だか腑に落ちません。因みに、59km/hオーバーと判定された私が「違反金は幾らくらいですか」と尋ねると、その隊員は「大体キロあたり1000円ぐらいだから、60000万円前後じゃないですか」と答えました。「キロあたり1000円」て、肉の量り売りじゃないんだから…。地元に帰ってからすぐに新型のレーダー探知機を取り付けたので、これからはスピードの出し過ぎに気をつけたいと思います。
Posted at 2007/04/22 01:52:48 | |
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2007年04月10日
実は先週の水曜日に高速道路を時速XXXkmで走行していたところ、不意に赤い閃光に打たれました。「はっ!」と気付いて顔を上げても、まだヤツの姿が見えていたことから、かなり離れた位置から撮影されたことになります。このことを話す度に、周囲の人は色々と気休めの言葉をかけてくれましたが、恐らく運命から逃れることは不可能だろうと思って、私はこの一週間とても気分が重いまま過ごしていました。
そして今日、遂に警察から通知が来てしまいました。最低でも2週間くらいはかかるだろうと思っていたので、あまりの手際の良さに少々驚かされましたが、グズグズと引き伸ばされるよりはまだマシだと言えるでしょう。一通り葉書の文面を読んだ後、とりあえず自分の違反レベルを調べてみると…、
50km以上オーバー → 減点12 → 90日間の免許停止+罰金約10万円
となるようです。罰金10万も痛いですが、90日間の免停は何より堪えます。講習を受ければ最大で半分に短縮されるらしいのですが、それでも最低1ヶ月は車にのれなくなってしまいます。自業自得であるとはいえ、少々悔しいですね。これからは通勤が煩わしくなるなぁ…。皆さんも安全運転を…というよりは、オービスに気を付けて下さいね。
Posted at 2007/04/10 22:05:27 | |
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2007年04月07日
一週間ほど前にリモコンキーのオープンボタンが機能しなくなるというトラブルが発生したため、今日はキーを交換するためディーラーへ行ってきました。同様のトラブルは他でも報告されているそうなので、オーナーの方は注意していたほうが良いかもしれません。まあ、リモコンが効かなくてもキーを直接挿せば済むことですから、大した問題ではないのですけどね。ロムの書き換えも必要とのことだったのですが、作業は20分程度で終わりました。白兎初のトラブルは、意外にあっけないものでした。
キーの交換を行っている間、私は新型GTの試乗車で近所を一周していました。発売直後より多大な人気を獲得している新型GTですが、乗ってみると確かに魅力的な車でした。以下にその感想を載せたいと思います。
まず外観ですが、決して派手ではないものの、そこはかとなくスポーティ感が漂っています。グリルのデザインも適度にスポーティで良いですね。個人的にはゴルフVの全てのグレードの中で一番外車っぽい雰囲気を持っているモデルだと思います。次にインテリアですが、基本デザインこそGTIと共通であるとはいえ、細部においては無視できない違いがあったりします。一つ目はメーターパネルの造り込み、二つ目は装飾パネルの質感、三つ目はシートの高さです。特に気になったのは三つ目で、シートを一番低いレベルまで下げておいてもGTIのその状態より高く感じられました。シートポジションについては多分に個人的な好みが反映されますから、一概に良し悪しを決めるのは不可能だと言えるでしょう。ちなみに、ホールド性はGTのシートも充分でした。あとはステアリングもGTとGTIで大きく異なる部分ですが…GTのような普通に丸いハンドルでも良いのではないかと正直思ってしまいました。GTIのエグいハンドルも特別感があって良いのですけどね。この辺も好みの問題かと思います。
さて、一番肝心な乗り味についてですが、こちらは予想していたよりも大きな違いがありました。結論から先に述べると、街乗りに関しては新型GTのほうが好ましいと思います。特に「停止→発進→低速巡航」の際はGTのほうが滑らかであり、後で乗ったGTIの挙動が少し荒々しく感じられたほどでした。その原因としては、やはりスーパーチャージャーの存在が挙げられます。二次曲線的な加速をするGTIに対し、GTは飽くまでも直線的な加速感に終始します。それはターボが効き始める直前の空白部分をスーパーチャージャーが穴埋めしているからに他なりません。カタログや雑誌で読んでいた機能が、これほど明確に実感できるとは思いませんでした。向かい風の中をパワーで突き進むような走りが好みであれば、GTIのほうが良いでしょう。逆に、風に乗って飄々と走るのが好みであれば、新型GTのほうが相応しいのではないでしょうか。
ただし、TSIに関して一つ気になる点がありました。それは、加速の初期段階で発生する「シュルルル」という音が結構大きく聞こえることです。恐らくスーパーチャージャーの音ではないかと予想しているのですが、これはエンジンが二つ稼動しているのではないかと感じるくらい違和感があります。本当なら室内に入り込む音量をもう少し減らすことも出来るはずなのですが、わざとそうしていないようにも見受けられます。つまり「特別な動力ユニットを搭載しているんですよ」とアピールしているのかもしれません。そういった意味でも、この新型GTはメカフェチの心を擽るモデルだと思いますね。
もし去年の時点でTSI搭載のGTがラインナップされていたなら…しかし、それでも私はGTIを選んでいたでしょう。何故なら、GTIは他のグレードと比べても、VWが各部のセッティングに費やした時間が一番長いモデルであると思えるからです。メーカー製のチューニングカーとでも言いましょうか、スポーツ性と快適性の両立をギリギリまで追及している点に、私は共感するのです。もちろん、新型GTにも「先進的エンジンの搭載」という付加価値性がありますので、どちらを重視するか、あとは個人の判断次第になるかと思います。いずれにしろ、ゴルフの購入を検討している方には、念入りにグレード間での乗り比べをすることをお薦めします。
Posted at 2007/04/08 02:55:04 | |
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2007年04月05日
小糸製作所がLEDヘッドランプの商品化に成功したようです。写真はレクサス・LSに装備されている物で、いずれ高級車から順に採用されていくと思われます。これだけ小さなランプでも視認性が確保できるのですから、ライト周辺のデザインは大幅に自由度が増すでしょうね。果たしてどれくらいの明るさなのか、早く実物を見てみたいものです。
最近街中でLSを見かける機会が増えてきたのですが、やはりこのモデルは数ある大型サルーンの中でも特にエッジが効いてて格好良いと思います。先代セルシオと並んで走っている姿などを見ていると、後継車というより全く別コンセプトのモデルのようでもあります。どちらかといえば、その佇まいは衒いの無い知性や慎ましやかな品格という要素を持っていた初代セルシオに近いのかもしれません。世俗の権力をそのまま体現したようなメルセデスのSクラスや、殆ど猛禽類的なBMWの7シリーズ、完璧にスマートなアウディ・A8に比べると、レクサス・LSは細部のデザインこそ先鋭的であるとはいえ、全体の雰囲気としては禅的な静けさを帯びている気がします。敢えて例えるなら「控えめな美人」といったところですかね。旧セルシオのように「ヤンキーかヤクザの所有物」というイメージが今のところ付随していないことも、良い印象に貢献していると思います。レクサスは中古車の管理もするそうなので、大事に使うヤクザは問題無いとしても、貧相な若造が中古のLSを小汚く乗り回すような事態が発生することだけは防いでもらいたいですね。
このLEDランプのように、先進的技術の成果が真っ先に反映されるのも高級車の魅力の一つだと言えます。レクサス・LSには日本を代表する高級セダンとして、常に先駆的な存在であり続けてほしいものです。
Posted at 2007/04/05 01:58:48 | |
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車 | 日記
2007年04月04日
本日から開催されるニューヨーク・オートショウで、スバルが新型インプレッサを発表するそうです。ワゴンが廃止されハッチバックになるという情報はどうやら正しかったらしく、写真で見る限りハッチバックモデルは先代までのワゴンモデルよりも格段に洗練されていて非常に好感が持てます。GC8以後のインプレッサはセダンもワゴンもデザイン的に迷走を繰り返していたので、こういうシャープなハッチバックがラインナップの主体になることは良いイメージチェンジになると思います。可能ならその中に2ドアモデルも加えてもらえれば、より嬉しいのですけどね。
スペックに関しては、特に不安を抱く必要もないでしょう。インプレッサという名が付く限り、戦闘機としての性能は約束されたも同然のはずです。こんなスタイリングで200ps以上を発揮するのですから、欧州ではアウディ・A3、VW ・R32、BMW ・130iあたりが直接のライバルになるかと思います。さらに昨今の280ps規制突破フィーバーに肖って、300ps以上の出力が与えられるようであれば、世界最強のハッチバックモデルになることも不可能ではありません。これを見たアウディが本気になって鬼のような新型S3(あるいはRS3)を造り上げてくる…。将来そういう事態が発生するのも、あながち夢物語ではないのかもしれません。
インプレッサといえばランサーエボリューションとの長きに渡るライバル関係が有名ですが、私は正直両者の争いに興味が無かったりします。何故なら、この両モデルとスカイラインGT-Rは日本が世界に誇れる高性能車であり、その商品的ポテンシャルは国内という狭い枠を優に逸脱しているからです。それゆえ、動力性能・運動性能を追求するあまり、内装が貧相になるのは非常に勿体無いと言えます。たとえ販売価格が上昇しても良いから、内装の質感にまでしっかり気を使って仕上げてほしいのです。そうすれば、単にスペックの面だけでなく製品トータルとして、ヨーロッパ勢と真に張り合うことが出来るでしょう。良いものをなるべく安くという考え方は確かに有難いですし、スバルの経営規模を考えるとインプレッサの開発に資金を湯水の如く使うのが無理であることもわかるのですが、「性能の割りに安い・壊れない」という実利的な理由だけでなく、高性能車としてのステータス性という点でも認められるような車を造ってほしいのです。少なくとも私は、上記の3モデルにはそういう存在になれるだけの資質・資格があると思っています。
バブルの頃はどの自動車メーカーも世界一になる夢を持っていました。それを「思い上がり」と批判するのは簡単ですが、物を造るうえで頂点を目指すのは当然のことだと言えるでしょう。「内装は負けるが性能では勝っている」などという中途半端な言い方ではなく、「内装も性能もうちの方が上だ」と胸を張れるようなグレードを、ラインナップの中に是非用意して頂きたいですね。
Posted at 2007/04/04 03:04:14 | |
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車 | 日記