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2008年10月12日 イイね!

セダン再考

パリサロンの出展車も含めて、ここ数日間は新型セダンの発表が多いです。もう何年も前からセダンの人気が下降していることは指摘されてきましたが、ガソリン代の高騰により無駄に大きくて燃費の悪い車が忌避され始めたことから、案外ここにきて復権がなされているのかもしれません。老人向けの似非プレミアム志向ではなく、若い人でも気軽に乗れるような格好良いセダンが増えるのは誠に喜ばしい限りです。

■三菱・ランサーエボリューションX「GSRプレミアム」
GSRをベースに、内装のブラッシュアップと動力性能・運動性能の強化が施された、お金持ちのための上級グレードです。ツインクラッチSSTを積んだモデルに至っては505万のプライスが付けられているようですが、個人的にはそれほど割高には感じられません。むしろ、以前から言っているように「値段が高くなってもいいから質の良いものをラインナップしてほしい」という要望をきちんと示したグレードだと思います。一つ懸念されるのは、ダッシュボード周りの質感です。多少モール等を増やしたところで、根本的にデザインを変更しない限り、500万オーバーに相応しい高級感は出ないはずですが…。

■マツダ・新型アクセラ
11月19日に開幕するロサンゼルス・モーターショウで、マツダは次期アクセラを発表するそうです。アクセラと言えばハッチバックのイメージが強いですが、実を言うと私はセダンの方が好きだったりします。特に、マイナーチェンジ後にテールランプがブラックアウト化されたときは、素直に格好良いと思いました。シンプルかつスマートだったアテンザがフルモデルチェンジによって中途半端にワルな車になってしまったので、アクセラの方は新型になってもクリーンなイメージを守ってほしいものです。

■スバル・インプレッサ「アネシス」
現行インプレッサのラインナップにセダンが追加されました。ハッチバックのほうがデザイン的に上手くまとまっている気もしますが、コンパクトなセダンという意味では貴重な選択肢の一つとなるでしょう。2Lターボを搭載したグレードが用意されないのは、トヨタ的な合理性に従ってのことだと思われます。「車はセダンじゃなきゃ嫌だ」という保守的な人達に対しては、それなりに売れるかもしれません。

■シュコダ・オクタビア / セアト・エクセオ
シュコダとセアトは共にVWグループの一員であり、オクタビアはゴルフVを、エクセオはアウディ・A4(B7)をベースにしています。上記のアクセラやインプレッサと大して変わらないスペックの車たちですが、一部で決定的な優劣が存在します。それは、エンジンとトランスミッションです。何年か前までは私も「外車といったって、国産とそんなに違いはないだろう」と思っていましたが、ボディや足回り、4WDの技術に関してはともかく、エンジンの低回転域でのトルクアップと、トランスミッションの多段化という面(つまり燃費向上と動力性能向上の両立)において、日本はヨーロッパ勢、特にドイツのメーカーの後塵を拝し続けています。結局、ハイブリッドや水素ロータリーといった「未来」の技術に関して日本のメーカーは一歩先んじているかもしれませんが、「現実」として目の前にある素材=ガソリンエンジンやディーゼルエンジンの技術に関しては、ヨーロッパ勢に負けたままで終わりそうです。トランスミッションについては、「乾式7段DSGの普及」と「高級車で6段、庶民向けはCVT」という考え方の違いを比較すれば、どちらが先進的か一目瞭然でしょう。セアトやシュコダという聞き慣れないメーカーですら、これらの先進的な技術を拝借して車を造っています。その点を考えたとき、国内の各メーカーにより一層奮起してもらいたいと思うのは、私だけではないはずです。

■ランボルギーニ・エストーケ
この車といい、ポルシェ・パナメーラといい、アストンマーチン・ラピードといい、お金持ちの考えることはよくわかりません。我々一般庶民は、ムルシエラゴやカレラGTやDBSに憧れるのであって、それらに何となく似ている化物セダンに憧れるわけではありません。少なくとも私には、お金持ちの要望に答えただけの、利益追求のための産物に見えます。これらの車を街中で見かけたなら「スゲー」と呟くのは間違いないですが、結局はそれだけで終わるでしょう。例えばカウンタックを見かけようものなら、何か晴れやかな気分にもなれるのですけど。

華やかなデビューを飾ろうとしているモデルたちに対して、あれこれ難癖を付けてしまいましたが、その理由は本心から良いと思えるものが無いからです。私にとって理想のセダンとは、BMW の旧3シリーズ(E36)のような車です。今の基準で言えば「コンパクトセダン」ということになります。衝突安全性と走行安定性の要求が高まったことにより、現在の車であのパッケージングを再現することは不可能に近いと思いますが、アウディ・A1のような小さな高級車が出現し始めている今だからこそ、小さなセダンの復活(できればスポーツ性が高いもの)も期待したいところですね。
Posted at 2008/10/12 02:32:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2008年10月07日 イイね!

数年後の岐路

パリサロンでアウディから A1というモデルが発表されました。外観上は今流行のコンパクトなハッチバッグでもあるのですが、他社と異なるのは上級車種並みのハイブリッド技術を積み込んでいることです。恐らく、価格はかなり高いものになるでしょう。もし、250~300万くらいで販売してくれるなら、相当に購買意欲を掻き立てられてしまいますね。
最近の私は、車の好みに関してとりとめがなくなりつつあります。ジェッタにのってみれば「セダンのゆったりさも良いなぁ」と思うし、会社の軽自動車を運転すれば、軽い車重とどんなに狭い道もクリアしていく利便性に痛快さを覚えるし、必ずしもスポーティでなくとも運転を楽しめるようになってきました。もちろん、イザという時のためにパワーはあるに越したことは無いのですけどね。そういった点から考えると、今回のアウディ・A1は、様々な要素の良いところ取りをしたような、理想的なコンパクトカーだと言えます。実際の生産モデルがどのような内容になるのか定かではありませんが、是非とも今回のショウで示したコンセプトをそのまま貫いてほしいと思います。
遥か先のことではありますが、自分が車を乗り換えるときにどんなモデルを選ぶのか、今の時点では全く想像ができません。A1のようなコンパクトカーは魅力的ですし、全長が4.5m以内に収まるならセダンも良いかなと思います(ただし、メーカーはドイツ勢に限る)。手頃な価格のスポーツカーであれば、国産・外国産を問わないのですが、いまだにスープラやシルビアなどの復活は実現していません。トヨタから iQ みたいな車が出現し、そしてそれがかなりの高評価をもって迎えられたりするあたり、もはや庶民向けスポーツカーなどが造られる可能性は限りなく低いものと思われます。そうなると、結局はゴルフの GTI かシロッコに戻ってくることになるのですね。ゴルフを代々乗り継ぐ人は多いようですが、今の私にはその気持ちがなんとなくわかる気がします。
果たして、将来にはどのような選択肢があって、私自身どのような考え方をしているのか…。まあ今から悩んでもあまり意味が無いので、とりあえずは今の状況を存分に楽しんでおきたいと思います。
Posted at 2008/10/07 13:36:55 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2008年09月26日 イイね!

予感的中

去る9月25日、次期ゴルフGTI の概要が明らかにされました。エンジンは引き続き2.0L直4ターボを搭載し、最大出力210ps、最大トルク28.6kgm、0-100km/h加速7.2秒、最高速度239km/hと、現行型とほぼ同等の性能を発揮するようです。足回りにはDCCアダブティブダンピングやXDS電子デファレンシャルといったニューデバイスも装備され、車重も軽くなることから、現行型とはかなり異なるハンドリング特性を示すものと思われます。外観上では、グリルにレッドのストライプが入ることとマフラーが左右デュアルタイプになる以外は特に目立つ部分が無く、一瞥しただけでは他のグレードと見分けが付かないくらい地味に抑えられています。その中でも、現行GTI のあの特徴的なホイールデザインが継承されたことは、御愛嬌と言えるでしょう。デビューは来年の春らしいのですが、必ず試乗に行くつもりです。
次期GTI の写真を初めて見たとき、私はとりあえずホッとしました。何故なら、現行型のトレードマークであるワッペングリルが、新型では採用されなかったからです。VWの現在のデザイナーがワッペングリルを嫌っているという記事を何度か目にしたことがあったので、もしやと思っていたのですが、結果は予想通りでした。巨大なハニカムグリルのアグレッシブ過ぎるデザインが僅か一世代一グレードで終わったことにより、ゴルフ史上におけるV型GTI の異色性・独自性は確立されたと思います。私がホッとしたのは、この点においてでした。
新型と比べて、性能で負けるのは納得できるとしても、個性の強さで負けるのは悔しいものがありますからね。私としては、我が白兎のデザインはとても気に入っているので、なるべくノーマルな外観を保ったままで今後もカスタマイズしていきたいと思っています。
Posted at 2008/09/27 01:26:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2008年09月12日 イイね!

Restart

Restart本日、我が白兎が修理から戻ってきました。破損していた部分は、まるで何事も無かったかのように綺麗に修復されていて、とりあえず一安心といったところです。今回の件を教訓として、これから先はより大事に扱っていきたいと思います。
修理の間、代車としてジェッタの 2.0 を借りていたのですが、数日間乗ってみて、改めて二つの事に気付かされました。一つ目は、ハッチバックよりもセダンの方が重量バランスが良いということです。営業の方から「ロールが大きいですよ」と聞かされていた通り、ジェッタの挙動は GTI に比べてマイルドなものでした。しかし、GTI の場合は少ないロール量でも不快に感じたのに対し、ジェッタの場合はコーナリング中に不快さを覚えることが一度もありませんでした。推測するに、リヤのオーバーハングが大きい分だけ車体後部に安定感が生まれ、同じロールをするにしても GTI が腰高な感じになるのに対してジェッタはどっしりとしたまま旋回できるため、不快感を覚えずに済むのだと思います。ジェッタでいつもの峠にも行ってみたのですが、さすがに GTI より早く限界を迎えるものの、運転し辛いと感じることは全くありませんでした。ボディサイズも大き過ぎず丁度良いくらいなので、将来もっと落ち着いた車に乗りたくなったときには、こういうセダンもありかもしれませんね。
ジェッタと GTI を乗り比べてもう一つ実感したことは、GTI のブレーキはフィーリングが悪いということです。以前から抱いていた個人的な感想を述べると、GTI のブレーキはペダルの踏み込み量に対する制動力の効き方がどうにも不自然な気がするのです。本当は早急に COX の4ポッドシステムに換装したいところなのですが、予算の都合上かなり先のことになるでしょう…。この点に関しては、当面「慣れ」でやっていくしかありません。

以上のように、幾つか思うところがあるものの、いざ走り出してみるとやはり GTI は運転していて面白い車だと言えます。私にとってこの白兎は、日常の足であると同時に「熱中できる玩具」でもあります。白兎が不在だったこの数日間、何か物足りない気分が続いていたのは事実でした。そういった意味でも、これからはより気を付けて運転したいと思います。
Posted at 2008/09/12 16:45:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2008年08月31日 イイね!

匠の技、再び

匠の技、再びオーダーしてから約2ヶ月の期間を経て、本日新たなカスタマイズパーツが届きました。それはトゥアレグ用の R-Line エンブレムをマットブラックに塗装したもの、名付けて「 VWR Black-Line エンブレム」です。ピカピカのメッキとシックなマットブラックが対照的で、非常に満足度の高い一品となっています。
純正の R-Line エンブレムは鮮やかなブルーが特徴的で、単品で見ればとても格好良いアイテムだと思います。しかし、いざ車体に貼ること考えると、これは(毎度独断と偏見で申し訳ないですが)ボディカラーがブルーの車にしか似合いません。アウディの S-Line エンブレムであれば、ワンポイントのレッドがアクセントになるため、どんなボディカラーでも見栄えが良いのですが、ワンポイントのブルーというのは単にそこが浮いて見えるだけでなく、ボディカラーが醸し出す雰囲気を弱める方向に作用します。殊に我が白兎においては、このエンブレムをリヤに貼った場合、「ボディの白」「テールランプの赤」「エンブレムの青」「バンパーの黒」という風に完全にチグハグな組み合わせになってしまいます。フランス車ならともかく、ドイツ車でこの組み合わせは有り得ないでしょう。「デザインは格好良いのだが、このブルーはなんとかならないものか…」。それが純正の R-Line エンブレムに対する、私の当初の感想でした。
そのような認識が一変したのは、業者さんに依頼してセンタートリムをシルバーに塗装してもらったときでした。手渡された品物を見て、あまりの仕上がりの良さに驚いた私は、その時すぐに別のことを思いついていました。つまり、「あのエンブレムのブルーの部分だけを塗り替えることはできないのだろうか」と。振り返れば、それが周囲に対する迷惑の始まりだったと思います。

この2ヶ月の間に、様々な紆余曲折がありました。そして、最終的に品物は私の希望通りに仕上がりました。これも偏に典厩さん(仮名)の尽力のおかげでした。典厩さんの驚異的なマスキング技術と、クライアントの理想を実現させようとする強固な職人魂によって、品物は完成しました。まったく、感謝してもしきれないとはこのことだと、改めて実感しています。
典厩さんの素晴らしいところは、その技術もさることながら、相手が思い描いているイメージを正確に理解できる点にあると思います。私がマットブラックという色を指定したことにはそれなりの理由があるのですが、典厩さんはその意図を完全に理解してくれました。そのような長所は、何も物造りの際だけに役立つわけではありません。職場においても、典厩さんはよく周囲に気を配り、何事も円滑に進むように動くことができる人でした。「でした。」と表現が過去形なのは、実は典厩さんと同じ職場で働くのは今日が最後だったからです。私にとっては、仕事の面でも趣味の面でも、本当に尊敬に値する人でした。
私が典厩さんの役に立ったことは殆ど無いのですが、私自身は典厩さんから有形無形の様々なものをいただきました。そして、今回のエンブレムがその最後の一品だったというわけです。一度貼れば、二度と剥がすことはないでしょう。文字通り世界で唯一のパーツが手に入ったことを素直に喜ぶと同時に、我が白兎のカスタマイズには少なからず他人の「心意気」というものが込められていることを、私はずっと忘れないようにしたいと思います。
Posted at 2008/09/01 01:56:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 日記

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