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QLのブログ一覧

2007年03月03日 イイね!

永遠の反骨精神

今日、仕事を終えて自宅に帰ってみると机の上にBMWから送られてきた封書が置かれていました。内容は335iカブリオレの登場によりラインナップが出揃った3シリーズに関するもので、「3シリーズで旅に出よう」といった感じの小冊子も付いていました。BMWのディーラーには今まで一度しか行ったことがない(しかも相手方にはゴルフを購入したことを伝えてある)のですが、この小まめさには感服します。恐らくメルセデスやレクサスとの戦いが激しいため、シェアを広げるのに懸命なのでしょう。もう少し斜に構えたメーカーかと思っていただけに、正直微妙な気分でもあるのですけどね。
先日、近所のオートバックスへ洗車道具を買いに行ったとき、駐車場で一台の古いBMWを見かけました。それは白いE36(318i)で、若干塗装が傷んでいたもののボディにヤレた感じはなく、まだまだ元気に走りそうでした。円月刀の如き妖しいラインを持つ最近のクリス・バングル・モデルも魅力的ですが、E36のような直線基調のデザインも潔くて個人的には大好きです。E36の4ドアモデルはAE86と同様にウインドウの形や面の構成が非常にバランス良く纏まっていて、ずっと見ていても飽きないほど全体のスタイルが整っています。特にテールのデザインは、恰もトランクそのものがリヤスポイラーの役目を兼ねているようであり、またライト付近の反り返った感じがメルセデスやジャガーなどの高級車メーカーに対する「反骨精神」を表しているようで、とても格好良いです。あの頃のBMWが持っていた若々しさやストレートなワルっぽさは、現在のプレミアム然とした雰囲気から考えると、本当に貴重なテイストだったと思いますね。
ちなみに、車といえばF1マシンにしか興味がなかった私に「ああ、市販量産車でも格好良い車はあるんだ」と初めて思わせたのが、このE36でした。学生時代にホテルのラウンジでバイトをしていた頃は副支配人の車がE36だったのでほぼ毎日見かけていたのですが、総支配人のシルバーのメルセデス(型は憶えていない)よりも、誰かの白のクラウンや白のマークIIよりも、濃紺のE36こそが私には最も輝いて見えていました。そういえば、バイトの先輩に車の購入を相談したときに「本当はBMWがいいんだけど(具体的にはE36のこと)」と言って、失笑されたこともありましたね…。自動車に対する私の好みはこれからも少しずつ変わっていくと思いますが、E36に対するある種の郷愁の念みたいなものは、これからも消えずに残ることでしょう。
Posted at 2007/03/04 02:32:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2007年03月02日 イイね!

毒による快楽

今回のジュネーブショウで、フィアットが「ABARTH(アバルト)」のブランドを復活させるそうです。まず手始めに生産されるのは、グランデプントをベースにしたチューニングマシンで、1.4L/150psを発揮し、後付の専用パーツを装備すれば180psまでパワーアップが可能になっているようです。欧州では今年9月に販売が開始されるらしいのですが、ぜひ日本にも導入してほしいところですね。
また、新生アバルトは単に量産車のブランドとして展開されるだけでなく、フィアットがレース活動をするためのセクションとしても機能するようです。すでに「グランデプント・アバルトS2000」というラリー用マシン(2.0L/270ps、4輪駆動)のプロジェクトが進行していて、彼らがモータースポーツの世界で再び活躍する日が来ることも間違いないかと思われます。この「アバルト・S2000」が市販されることはまず無いと思いますが、もし実現するならランチア・デルタHFインテグラーレ以来の実戦的なイタ車として人気が沸騰することでしょう。
グランデプントは、その「プチマセラティ」ともいうべきスタイルがとても魅力的なのですが、それにスポーツモデルを追加したり、レースのベース車両として活用したりするのは、商売として理に叶っているのと同時に、フィアットのこの車に懸ける気合というものも伝えています。メルセデスにおけるAMG、BMWにおけるM社、アウディにおけるクワトロ社と同じように、フィアットもアバルトを確固たるブランドとして育て上げるつもりなら、地道かつ妥協の無い努力が必要になります。果たして、陽気なラテンの人々にそこまで執着する根性があるのかどうか、これから温かい目で見守っていきたいですね。
Posted at 2007/03/08 02:23:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2007年03月01日 イイね!

血は水よりも濃く

今月に開催されるジュネーブ・モーターショウで、VWが新型ゴルフ・ヴァリアントを公開するそうです。エンジンは全部で4種類用意されるらしく、その中には新型GTでお馴染みのツインチャージャーユニット「TSI」を搭載するモデルもあるようです。出力は140psと新型GTを若干下回っていますが、ファミリー向けのワゴンとして使うには充分事足りるでしょう。
また、近い将来ゴルフには「クロスゴルフ」というモデルも追加されます。これは先日デビューしたクロスポロと同様のコンセプトの下で造られていて、ゴルフプラスをベースとして内外装に特別なパーツが付け加えられています。このクロスゴルフはオフロード走行も平気な4輪駆動車のように見えますが、実際はノーマルのゴルフプラスと同じFFだったりします。90年代に我が国で流行ったRVテイストを盛り込んだゴルフ、といった感じですかね。こちらもエンジンには「TSI」が用意される(出力は140ps)らしく、さらにはDSGや6MTも選べるようです。日本導入は今年の秋頃だそうです。
最近のゴルフは急速にバリエーションを増やしています。その有様は、まるでトヨタ・カローラにも似ていて、ある意味大衆車の宿命なのかなと思います。ゴルフもカローラも世界中で圧倒的な知名度・信頼性を得ていて、それらの各種バリエーションはノーマルモデルの良いイメージを下敷きにして販売されていると言えます。「ゴルフ」という名が付いていれば、「カローラ」という名が付いていれば、とりあえず安心して購入できる…。このように確立されたブランド性は、他社から見ればとても羨ましいものでしょう。
しかし、カローラに関しては最近特にその名前が持つ意味が希薄になりつつあると思います。ランクス・アレックスやその後継的位置にあるオーリス、あるいはフィールダーなどの派生モデルは街中でもよく見かけるのですが、本家であるセダンタイプは実際の販売台数こそ上位にあるとはいえ、一般消費者の間では必ずしも人気モデルとなっていないのが現状です。去年にデビューした新型も、「アクシオ」というタイプ名ばかりが強調されて、車名としての「カローラ」という名前はどこかおざなりにされている感があります。この背景にはセダンの不人気という事情も隠されているのですが、派生モデルの人気が高まったがゆえに本家セダンの人気・需要が下がったことも全く無関係ではないはずです。この先も同様の傾向が続くのであれば、「カローラ」という名前がいずれ消滅することも無いとは言えないでしょう。
ゴルフの場合はノーマルモデルが普遍の人気を誇るハッチバックタイプであるだけに、名前が消滅する恐れは無いと言えます。ただ、最近の派生モデルの展開は本家の魅力・人気を分散させるものであり、カローラセダンと同じくゴルフのノーマルモデルもこれからは徐々に販売台数を落としていくことになるでしょう。「ゴルフ=ハッチバックの小型車」というイメージは、もう通用しないのかもしれません。これからは多様なバリエーションを内包するファミリーネームとして、「GOLF」という名を認識する必要性が生じてくるかと思います。私のように現行モデルからその魅力に取り込まれた者ならともかく、1970年代からゴルフを知っている人達、小型ハッチバックとしてのゴルフに愛着を持っていた人達からすれば、今起きている「名前が持つ意味の変遷」というのはどんな風に見えるのでしょうかね。そのことに対して悪い反応が少ないようであれば、VW GOLFの未来は今まで通り安泰だと思います。
Posted at 2007/03/07 21:49:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2007年02月28日 イイね!

最初から BABY IT'S ALRIGHT

スバルが2007年秋からヨーロッパ市場に新型「ジャスティ」を投入するそうです。このジャスティはダイハツ・ブーンの同型車であり、ダイハツからOEM供給を受ける形で販売されるようです。トヨタグループに加わった後、特に目立つ動きのなかったスバルですが、ここにきてようやく新規の戦略が展開されることになりそうですね。
この数年間、スバルは自社ブランドのイメージアップに努めてきましたが、その結果はあまり芳しくありませんでした。R1・R2のような個性的なコンパクトカーも、各車で採用されたスプレッド・ウイング・グリルも、個人的には嫌いでなかったのですが、世間一般での評価には繋がりませんでした。トヨタグループの一員になったのも、ある種の行き詰まり感に苛まれていたことが、一つの要因だったのではないかと思われます。この点は、フォードの傘下に入りながらも着実にブランド性を高めていったマツダ(今ではフォードグループ内でも重要なポジションにある)と対照的だと言えるでしょう。
ジャスティのような車によって作られた資金がレガシィやインプレッサの開発費に回されるのであれば、それはそれで良いことのように思えます。しかし、グループ内のOEM供給やトヨタの力に頼った経営を続けていくことで、この先スバルが「レガシィとインプレッサだけのメーカー」になってしまうことには危惧せざるをえません。何故なら、恐らくその時にはレガシィもインプレッサも単なるセダン・単なるスポーツカーに成り下がっている可能性が高いからです。技術屋集団としての真面目な車造りがスバルの魅力でもありますが、これからは生き残っていくための狡賢さも身に付けてほしいと思います。企業として面従腹背は卑怯なことではありません。スバルにはいつでも寝首を掻けるくらいの実力と気概を保ち続けてもらいたいですね。
Posted at 2007/03/02 18:52:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2007年02月27日 イイね!

健康優良

健康優良今日はGTIの一ヶ月点検のためにVWのディーラーへ行ってきました。これまでに1500kmほど走っていたのですが、どこにも異常が無かったらしく、全く心配していなかったとはいえ、とりあえず一安心しました。素性の確かさにお墨付きを貰えたので、これから先も気兼ね無く乗り回したいと思っています。
今回の点検では、しかし、一つのハプニングが起きました。今日は点検と一緒にスモークウインカーレンズの取り付けも依頼していたのですが、その過程でディーラーのメカニックが右のドアミラーを割ってしまったのです。ただし、その原因については私にも若干責任がありました。それというのも、私のGTIの右ドアミラーは納車前から左ハンドル車用の物に交換していたのですが、ディーラーへ持って行く途中で私が落としてしまったために、すでに一部破損していたのです。これはパーツレビューの頁を見て頂けたらわかるかと思います。GOLF Vのミラーを交換するときは「外す」というより「剥がす」という感じに近いので、恐らく今回誰が作業してもミラーは割れていたことでしょう。本来は1時間で終わるはずだった点検作業が2時間以上かかったのも、このトラブルのせいではなかったかと考えられます。
この不測の事態に対し、ディーラーのメカニックは新品を取り寄せることを約束してくれました。人によっては「当然のことだ」と言うかもしれませんが、もともと付け替える気でいた私は、恥ずかしながら「ラッキー♪」と思ってしまいました。誠実な対応とは、当たり前のようでいて、実際には行われないことが多いものです。そういった意味で、一切言い訳をしなかったメカニックには感心させられました。この先も何かあった時には頼りにさせて頂きたいと思います。
Posted at 2007/02/27 20:13:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記 | 日記

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