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QLのブログ一覧

2007年02月26日 イイね!

それでもシビル・シェパードは去っていく

第79回アカデミー賞において、マーティン・スコセッシ監督が6度目のノミネートの結果、初めて監督賞を受賞しました。素晴らしい作品を幾つも撮ってきた監督ですし、今回の「THE DEPARTED」も面白い作品のよう(まだ観ていない…)ですから、この受賞は当然だと言えるでしょう。一般的に巨匠と呼ばれる人達は、年を取ると自分の趣味の世界に閉じ篭りがちになるものですが、スコセッシ監督は今でも外界に刺激を求めようとする姿勢を保っています。その若々しさがある限り、これからも良作を創り続けてくれることと思います。
スコセッシ監督の作品の中で私が最も好きなものは、1976年に公開された「タクシードライバー」です。私は「羊達の沈黙」の頃からジョディー・フォスターのファンになったのですが、彼女が出演した作品を一通り観てみようと思って、一番最初に選んだのが「タクシードライバー」でした。初めて観た時は、ジョディーの出番の少なさに正直不満を覚えたものの、この作品が何となく普通でないことは感じ取ることができました。それ以来、もう10回以上は全編通して観ていると思います。学生時代は平日の昼間にワインとチーズを手にしながら、ロバート・デ・ニーロの暴れっぷりをぼんやりと眺めるのが一つの贅沢でした。
「タクシードライバー」について、個人的に良いなと思う点は二つあります。一つ目は、作品全体にダルな雰囲気が横溢していて、最後の過激なシーンでも「これって現代の御伽噺だよなぁ」と思わせるくらいの、良い意味でのルーズさが味わえることです。これに関してはムーディーなBGMも多大に貢献していると思いますね。もう一つ私が気に入っている点は、物語が終わってもトラビス(デ・ニーロ)が孤独であり続けるということです。最後にトラビスはベッツィー(シビル・シェパード)と再会するのですが、両者の間には静かな和解と、爽やかな別れが待っています。純然たるハッピーエンドで終わるわけではないのです。ストーリーとしては寓話性に満ちていながらも、一人のタクシードライバーの人生としては決して楽観的に描かれていません。この何ともいえない曖昧な後味こそが、「タクシードライバー」という作品の魅力ではないかと思っています。この作品を知らない人がいたら、一度観賞してみることをお薦めします。
Posted at 2007/03/01 01:47:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 趣味 | 日記
2007年02月25日 イイね!

That's why they call me Mr.Fahrenheit

北米VWからGTIの限定モデル「FAHRENHEIT」が発売されるそうです。このモデルは内外装に特別なカラーリングが施されていて、非常にアクティブな雰囲気を醸し出しています。個人的に好みの色ではないのですが、ドイツ本国にすらないオリジナルモデルが生産されることは羨ましいと思いますね。
ゴルフに関してVGJに希望したいことがあるとすれば、何といっても2ドアモデルの導入だと思います。日本におけるゴルフの人気が4ドアゆえの実用性の高さによって成り立っていることは重々承知しているのですが、一部でスポーツ志向・スタイル重視の顧客(私も含め生活上後ろのドアが不要の人)がいることもまた事実のはずです。恐らく、次期シロッコでそういう層を全て取り込むつもりなのでしょうが、できればシロッコに比べ廉価であるゴルフにも2ドアモデルを用意してもらいたいと思います。海外のチューニングショップのデモ車は全て2ドアだし、ホイールメーカーやパーツ関連のショップのサイトで掲載されている写真も殆どの場合がキャンディホワイトの2ドアモデルだったりします。趣味性を高める要素として、2ドアであることは必要不可欠だと言えるでしょう。VGJにはこういうマニアックな客の要望にも何とか配慮して頂きたいところですね。
Posted at 2007/02/28 00:56:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2007年02月24日 イイね!

TAKE A5

来月に開催されるジュネーブ・モーターショウで、アウディが新車種である「A5」及び「S5」を公開するそうです。A5はプラットフォームから新たに設計されていて、エンジンもV6/3.2FSI(265ps)、新開発の直4/1.8TFSI(170ps)、V6/2.7TDI(190ps)の三種類が用意されるようです。その他にも8段CVTや5リンク式のフロントサスが装備されるなど、A4のクーペバージョンとしてではなく、完全な上位モデルとしてラインナップされる予定になっています。また、S5はA5をベースにハイパワー化されたモデルであり、V8/4.2FSI(354ps)と6段MT、そして前後トルク配分40:60のクワトロシステムが与えられるようです。両モデルともヨーロッパでは3月に受注開始、6月には早くもデリバリーされるらしく、俄かに購入を検討し始める人が多数出現することが予想されます。
アウディにはTTというクーペモデルがすでに存在していますが、A5とTTがマーケット上でバッティングすることはないはずです。何故なら、TTはスポーツカーであり、今回のA5はGTカー(グランドツーリングカー)であるからです。シャープな走りを楽しみたいならTTの方が良いですし、今や死後となりつつある「贅沢」を味わいたいならA5を選ぶべきかと思います。もし、優雅さに加えて力強さも同時に手に入れたければ、S5という怪物も背後に控えています。そういう点を考えると、やはりA5の最大のライバルはBMWの3シリーズ(335iクーペか325iクーペ、もしくは登場が予想される320iクーペ)辺りだと言えるでしょう。
こうしてみると、先日デビューしたばかりのQ7とこのA5の参加によって、アウディのモデルラインは一応完成するのだと思います。ここ数年に渡って拡張路線を推し進めてきたアウディですが、これからは本気で他のメーカー(メルセデス・BMW・レクサス)のシェアを切り崩しにかかるかもしれません。単なる車好きである私にしてみれば、各メーカー間で熾烈な競争が繰り広げられることは大歓迎です。その影響で1シリーズやA3・A4のクーペモデルが出現するなら、とても有難いですからね。
Posted at 2007/02/27 23:00:22 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2007年02月23日 イイね!

ビーム輝くフラッシュバックに奴の影

バンダイからまたおバカな商品が販売されるそうです。それは「TYPE CHAR」という名のヘルメットの第三作目で、今回は完全なフルフェイスタイプになるようです。しかし、毎度のことながら、色を同じにしても角が付いてなければ意味が無いと言えるでしょう。あれがあるからこそ三倍の速さで動けるというのに…。できれば次回は「TYPE GARMA」なんていうのを造ってほしいですね。速度を感知するセンサーが内臓されていて、時速100kmを超えると「ジオン公国に栄光あれ!」と耳元で鳴り響く高揚感抜群の一品…いかがでしょうか。
最近は安彦良和の「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」を読んでいます。安彦氏の作品に関しては、アニメでは「アリオン」、漫画では「ヴィナス戦記」くらいしか今まで観たことがなかったのですが、人の生死のリアルな描写と、情念が渦巻く独特の雰囲気の暗さがとても印象的でした。今回の「THE ORIGIN」では、そういったテイストが若干薄れているようにも見受けられますが、あの超名作アニメが作画監督自身の絵によって全編再現される(一部独自の解釈も含まれている)という点だけでも充分に楽しめます。やはり、同じセイラさんでも安彦氏が描いた方が一番可憐で美しいと思いますね。シャアにしても、アニメでは表現しきれていなかった本質的な気性の荒さがしっかり描かれていて、改めて魅力的に感じられます。あとは、私が最も共感できるキャラクターであるカイ・シデンがどのように表現されるのか、まだ6巻までしか読んでいないので何とも言えませんが、ミハルとのエピソードとその後の成長ぶりがじっくり描かれることを期待したいところです。
しかし、未だにあの作画力を維持し続けているのは凄いことだと思いますね。相変わらず彩色も素晴らしいし。これからは「ジャンヌ」や「イエス」「虹色のトロツキー」など、今まで何となく敬遠していた作品群も積極的に読んでみるつもりです。
Posted at 2007/02/24 03:32:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 趣味 | 日記
2007年02月22日 イイね!

出会いはブルーモーション

ジュネーブ・モーターショウにて、VWが「パサート・ブルーモーション」を出展するそうです。かつての「3Lルポ」や去年の「ポロ・ブルーモ-ション」ほどのインパクトはありませんが、このモデルも1.9LのTDIディーゼルエンジンにより19.6km/Lを達成していて、リッターカー並みの経済性・環境性を具えています。日本に導入されるなり人気を博しているツインチャージャーシステムといい、今回の超クリーンディーゼルといい、VWの技術は地味ながらも有用なものが多いと言えるでしょう。
私の場合、コスモが3.5km/Lしか走らないので、ゴルフの9km/Lでもありがたいくらいなのですが、このパサートなどを見る限りブルーモーション運動の目標は遥か先にあるようです。恐らく彼らはこれからも「究極的に高効率なエンジン」を追求し続けるのでしょう。トヨタやホンダなどが自動車の動力源としての内燃機関に見切りをつけて電動モーターの開発に着手しているのに対し、VWやBMWなどが依然として内燃機関に拘っているのは興味深い事象だと思います。自動車という機械を造り出した民族の誇りがそうさせるのか、あるいは先達の模倣を繰り返して伸し上がってきた民族が初めてオリジナルだと言えるものを造り出すことに躍起になっているだけなのか、はっきり断定できませんが、このような時代の過渡期にいることは貴重な体験であると思います。少なくとも私は、ガソリンエンジンの終焉の時代に生きていることを自覚して、GTIとの暮らしを日々楽しみたいですね。
Posted at 2007/02/23 02:14:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

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