2007年02月16日
ジュネーブ・モーターショウにおいて、ダッジからオープンカーのコンセプトモデルが出展されるそうです。アグレッシブな顔をしたこのモデルは「デーモン」という名が与えられていて、軽量かつコンパクトに仕立てられているようです。市販化は今のところ未定のようですが、実現するならぜひ日本にも輸出してほしいですね。
ダッジといえばチャージャーやヴァイパーが有名ですが、実際に街中で見かける機会は殆どありません。我々日本人にとっては、名前は知っていても、あまり馴染みがないメーカーだと言えるでしょう。私も含め、何故か日本人はドイツ車を好む傾向があり、輸入車の販売台数でもドイツ勢が上位を占めています。しかし、アメリカという国には世界中から様々な車が流れ込んできて、激しい競争を繰り広げています。むしろ、現在その中で一番弱い立場にあるのが当のアメリカの各メーカーであり、このダッジ・デーモンもマツダ・ロードスターを参考にして製作されている節があります。政治や経済では依然として世界一であるアメリカですが、殊自動車製造に関して明らかに後進的であるのは何とも興味深い現象だと思います。基本的に自閉体質であるアメリカ人(逆に中国人は世界中に進出・定住している)の弱点が一番露呈している部分だとも言えるでしょう。最近ではクライスラーの売却話も取り沙汰されていますし、彼の国の自動車業界は当分混乱状態が続くものと予想されます。
ただ、アメリカの素晴らしいところは、何事も失敗を素直に認めて改善のために全力で努力するという点です。つまり、このまま海外の車に市場を占領し続けられていれば、いずれ全てが劇的に変化する可能性を秘めているのです。メルセデス、BMW、アウディ、レクサス、インフィニティ、アキュラに勝つためには、何よりドイツや日本でも売れるくらいの車を造らないといけません。そのことに気付き、そして実践し始めたとき、アメリカの自動車産業は今一度復活するでしょう。もしそれが現実となり、日本にもドイツ勢並のクオリティを持つアメ車が輸入されるようになったら、購入の選択肢が増えるという意味で、日本人にとっても良いことなのではないでしょうか。
Posted at 2007/02/21 00:25:11 | |
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車 | 日記
2007年02月15日
ジャガーの新型XKRが4月2日より発売されるようです。今回は426ps/57.1kg-mの出力を得ており、軽量なアルミボディと相俟って、かなりハイレベルなパフォーマンスを発揮するそうです。優雅なセダンも良いですが、やはりセクシーなクーペを造ってこそのジャガーだと思います。もう少しロングノーズにしてくれたら、より魅力的なんですけどね。
かつてユーノス・コスモが世に出た時、その内装の豪奢さに関して「ジャガーと同等レベル」と評した評論家がいました。私も初めて実車のコスモ(TYPE-ECCS)に乗り込んだときには、あまりにも日本車離れした華やかさに感激したのを憶えています。本当はそのコスモを購入するつもりだったのですが、私が意志を伝える前に中古車屋が夜逃げをしてしまったので、夢は実現できませんでした。車自体はその後も中古車雑誌で何度か見かけたものの、水周りが要修理状態にあることを既に知っていたので、もはや無理してでも購入しようという気にはなれませんでした。今にして思えば、危なかったような、残念だったような…。やっと手に入れた今のコスモ(TYPE-S)も、結局は購入資金以上の出費でオーバーホールしていますし…。私とコスモに纏わる出来事は、最初から波乱に満ちていたと思います。
そのユーノス・コスモは、一代限りで消えました。しかし、ジャガーのクーペは今もなお、新型が製造され続けています。一体、この違いはどこからくるのでしょうか。歴史と伝統と、それを受け止める人達が、ヨーロッパにはたくさんいるからでしょうか。それとも、どんなに消費文化が発展しても侘び寂びの風情が尊重される日本では、豪華なクーペなど所詮ピエロ的な役割しか与えられないのでしょうか。もしそうなら、少し悲しいことだと思います。
現在は国内でも徐々にクーペ復権の気運が高まりつつあるように見受けられます。どうにか上手くいけば、コスモの復活もありうるかもしれません。ただ、その時には今回のXKRのような若々しさを具えていてほしいと思います。滅びるために生まれてくるのは、もう勘弁してほしいですからね…。
Posted at 2007/02/18 02:26:03 | |
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車 | 日記
2007年02月14日
来月のジュネーブ・モーターショウにおいて、プジョーは207の別バージョンである「RC」「CC」「SW」を発表するそうです。
「RC」は先代の206RC同様にスポーツ性を重視したモデルであり、BMWと共同開発した1.6L/175psのターボエンジンが搭載されます。ヨーロッパではもうすぐ発売が開始される予定で、いずれはポロGTIあたりと鎬を削ることになるでしょう。
「CC」はメタルトップのオープンカーで、エンジンは1.6L/120psと1.6Lターボ/150psの二種類がラインナップされるそうです。CCといえば307の方がメジャーな気もしますが、207CCも洒落っ気では負けていないようです。街を小粋に駆け巡るにはぴったりのモデルではないでしょうか。
そして最後の「SW」ですが、これはワゴンのようにリアを拡大したコンセプトモデルであり、発売は未定とされています。VW・クロスポロといい、フィアット・パンダ・クロスダカール2007といい、最近は小型車にRVテイストを加えるのが流行のようです。ここ日本では90年代初頭のRVブームの頃から小型車をオフロード仕様ぽく仕立てることが常套化されてきたので、最近のヨーロッパの流行はあまり新鮮味がないともいえますが、輸入車市場において新たな需要を獲得するという意味では有効な手段だと思います。こういう現象を見てると、国産車と外車のマーケット上の垣根が徐々に無くなり始めているのを実感しますね。
学生時代は近所にプジョーのディーラーがあったことから、頻繁に206や406を見かけていました。私の本棚には今も、その頃にもらった406クーペのカタログが並んでいたりします。ラテン系の車はどうしても電装系に不安を感じてしまいますので、なかなか手を出す勇気が出ませんが、近所の人が乗っている307CCを見るといつも「お洒落でいいなぁ」と思ったりもします。いわゆる「猫足」というものも、やはり一度は堪能してみたいところですね。
Posted at 2007/02/17 03:52:13 | |
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車 | 日記
2007年02月13日
来月開催されるジュネーブ・モーターショウにマツダが新型デミオを出展するそうです。スペックの詳細など明らかにされていませんが、スクープ写真から推察するとスタイルが劇的に変化するようです。本当にこのデザインのままで発売されるなら、国内でもかなり人気が出るでしょうね。
マツダのことですから、ハンドリングに関しては何も心配する必要がないでしょう。エンジンも現行ほどの活きの良さが失われなければ大丈夫なはずです。問題は、ライバルに比べて開発が若干遅れ気味のトランスミッションにあるかと思います。個人的にCVTには興味がないので採用しなくてもよいのですが、ATならば最低でも5段にしてほしいところです。最近の車種はどれも6段ATが搭載されているようなので、たとえ同じものを積むのは無理だとしても、何とか多段化を実現していただきたいですね。
コストパフォーマンスの良さとスポーティな味付けがマツダの魅力ですが、そこに快適さが加われば、より魅力的なメーカーになれると思います。この新型デミオに、ヴィッツやフィットが君臨する市場へ堂々と割り込んでいけるだけの実力が具わっていることを、今から期待して待つことにしましょう。
Posted at 2007/02/17 01:26:07 | |
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車 | 日記
2007年02月12日
先日、ツタヤでWHAM ! のベスト盤「THE FINAL」を借りました。目的は「Careless Whisper」をゲットすることでしたが、「Bad Boys」や「Young Guns」など他にも良い曲がたくさん収録されていたので、かなり得した気分になれました。WHAM ! といえば何といっても「Last Christmas」が有名ですが、それ以外にもたくさんヒット曲を残しているんですね。もっと早くから知っていればよかった…。
私はよく有料チャンネルなどで昔のプロモ-ションビデオを集めたりしているのですが、やはり80年代は良い音楽の宝庫だと思います。それぞれのアーティストが独自色を出そうと躍起になっていて、まさに百花繚乱という時代でした。しかも、MTVの存在によりビジュアル面でもアピールする傾向が強く、アーティストのイメージが掴み易いという利点もありました。MTVに関しては一方で批判もあるでしょうが、音楽に多大なエンターテイメント性を与えたことは一つの功績だと思います。POPSというジャンルが最も輝いていたのが、80年代だったのではないでしょうか。もうしばらくは、当時の楽曲を発掘していたいですね。
Posted at 2007/02/17 00:18:42 | |
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