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2020年07月20日 イイね!

流転の果てに

流転の果てにアウディA3が納車されて、一月になりました。このブログでは一度も語っていなかったモデルですが、試乗してから購入を決断するまでは一週間もかかりませんでした。何故そのような急転直下の展開になったのか、以下備忘録代わりに記してみたいと思います。

最近のブログで述べたように、今回のニューマシン選定にあたり幾つかのモデルを俎上に上げていたのですが、まず最初に候補から外したのがフォレスター(及び全長が5mに近いモデル)でした。私は仕事の用事でもマイカーを使うのですが、田舎の狭い住宅地などを抜ける際に、ボディサイズが大きいと非常に緊張感を強いられます。色々な場所に行くときに「ここをフォレスターで走ったらどんな感じだろう」と考えつつ運転していたのですが、ある時決定的に無理な場所があったため、ミドルサイズ以上のモデルは候補から外さざるをえませんでした。フォレスターは乗り味がしっかりしつつも全てのフィーリングが穏やかな「癒し系のSUV」であったことから、自分にとって新しい境地が得られるかもと期待していたのですが、今回は残念ながら縁が無かったようです。

次に候補に残ったのはFFの各種ハッチバック群ですが、それぞれに魅力はあるものの、それぞれが決定打に欠いていると感じられました。特にシビックは、運転席からの眺めの良さや、ステアリングから伝わってくる接地感の高さ、重心の低さ、優れた直進安定性など、幾つもの美点があったのですが、内外装のデザイン及び質感にどうしても満足できませんでした。また、どんなにハンドリングが素晴らしくてもFFとしての挙動は同じであり、コーナリング時のトルクステアや、加速時にフロントのトラクションが薄くなる感覚が無くなるわけではありません。マニュアルで操作できれば、また違った楽しみ方ができるのでしょうけどね。市街地や渋滞時のことを考えると、マニュアルはやはり怖くてが手が出せませんでした。結局のところ同じFFであるならば、つい先日発売されたプジョーの新型208などこれから新しいモデルがいくらでも出てくるわけですから、シビックは保留でよいという結論になりました。

そもそも、私が車に求める第一の要素は四駆であることでした。パワーやトルクを余すことなく路面に伝え、コーナリング中でも挙動が安定していて、いつでも加速できるという特性は、四駆でしか得られないものであり、これはゴルフV・GTIに乗っていた頃からの希望でもありました。「このパワー・ボディサイズのまま四駆だったらなあ」という想いを、ずっと抱いていたのです。たとえば、アウディの次期S1が250ps・DCT・500万くらいで出てくれたら本当に理想的だったでしょう。しかし、素のA1があのような価格設定ではS1など仮に出ても予算オーバーになることは必至であり、「それなら他に何か良い候補はあるかな?」というのが今回のニューマシン選定の出発点だったわけです。

では、200ps以上・コンパクトな四駆・予算500万という条件でどんなモデルがあるのか。私が思いついたのはゴルフRやS3の認定中古車、もしくはWRX・S4でした。このうち前者に関しては、行きつけのディーラーは勿論のこと、同じ地方内の他社ですら目ぼしい在庫が無く、かといって遠い所から引っ張ってきて今のディーラーに面倒を見てもらうというのも気が引けたので、とりあえず保留にしました。次にS4ですが、これはD型が出る頃に購入直前まで話が進んだものの、諸事情により急遽家を建てることになったため、立ち消えになった経緯があります。エクステリアはいつ見ても格好良いし、コラゾンのLEDテールランプを付ければ幾分新鮮味も増すとは思うのですが、如何せん2020年現在となっては内装がかなり古臭く感じられたため、候補から外しました。また、現行インプレッサも以前試乗したときに完成度が高かったことを思い出し、今一度検討してみたのですが、パワーが少し足りないのと、それをチューニングしてくれるショップも近くになかったことから諦めました。結局、5月の中旬時点でニューマシン選定は振り出しに戻ったのです。

そんな折、ネットを閲覧していると度々A3の広告を見かけるようになりました。なんでもシグネチャーエディションという特別仕様が出たらしく、その宣伝画像を至る所で見るようになったのです。A3にもクワトロがあることはもちろん知っていましたが、あまり興味がなかったのでここ数年は全く意識の外にありました。ただ、広告で見たマイナーチェンジ後のA3は見た目がスッキリしていて良いと思えたため、試しにコンフィギュレーターで見積もってみました。すると、40TFSIクワトロスポーツに好みのオプションをあれこれ付けていった結果、諸経費込みで600万近くにもなりました。「うん、これは論外だ」と、最初は思いましたね。しかし、一応認定中古車で検索をかけてみると、すぐに見つかったではありませんか。見積もりとほぼ同じ内容で登録後1年以内、走行距離5千キロ以内、諸経費込みで400万くらいの個体が。しかも、高速で1時間ほどの同じ県内のディーラーで・・・。あまりに条件が整いすぎていたので多少訝りもしましたが、とりあえずどんなものかと試乗を申し込んでみました。以上がA3に流れ着いた経緯でした。

ちょっと長くなってきたので一度区切って、次回はA3に決めた理由を具体的に書いてみたいと思います。
Posted at 2020/07/20 03:23:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2020年05月03日 イイね!

Sike!!

Sike!!去る2020年4月10日、FF7のリメイクが発売されました。私は2006年12月29日の記事で、リメイクは当分出ないだろうと書いていましたが、さすがに13年以上も過ぎれば情勢は移り変わるものですね。とりあえず先月中にクリアして、今はやり込み要素の消化に勤しんでいる次第です。発売前は色々と不安に思うこともありましたが、実際にプレイしてみると、それも杞憂だったと言えます。もうすでにいろいろな所で様々なレビューが上がっているのですが、ここで私なりの感想を述べてみたいと思います。

●ストーリー
原作の流れに概ね忠実で良かったと思います。今回は特に気になるような改変が少なく、物語が全体的にスムーズに進むようにというスタッフの配慮が感じられます。まだ序盤なので原作との差が目立たないだけなのかもしれませんが、少なくとも私は違和感や不快さを覚えることがありませんでした。一つだけ心配な点があるとすれば、それは次回作以降のエアリスの生死です。どうにも生存ルートがあることを仄めかしているような演出が多くて、少し気掛かりです。FF7という作品の半分は、エアリスの死によって成り立っていると思います。あの当時の衝撃と悲しみを再現できなければ、物語の核が失われるとも言えるでしょう。一度クリアした後のオプションとしてエアリスが生きている状態にできるというシステムならまだ理解できますが、本編の初見段階でエアリスが生き残る、または復活するというようなストーリー展開だけは勘弁してほしいものです。あと、最後のセフィロス戦は蛇足ですね。一つのゲーム作品としてラスボスの存在が必要なのはわかりますが、この段階でセフィロスを出したのは早計でした。

●BGM
発売前に私が一番心配していたのはこの点でした。せっかく盛り上がるシーンで場違いな新しいBGMを挟んでくるのではないかと恐れていたのですが、さすがにそのような暴挙には出なかったようです。むしろ、原曲の雰囲気をしっかり活かしたうえで現代風のアレンジを加えているので、とても楽しめます。ぜひサントラを出してほしいです。

●グラフィック
とても綺麗です。が、最近発売されたゲームとしては普通かと思います。開発期間が長すぎたせいで当初のアドバンテージが失われたのでしょう。日本語設定と英語設定でキャラクターの口の動きが変わる点は非常に素晴らしいです。

●戦闘システム
グラフィックと同じで特に目新しさがなく、挙動もややモッサリしていて緊張感に欠けます。これは極論ですが、およそアクションゲームの完成度においてフロムソフトウェア社の作品を越えることはかなり難しく、他のメーカーは純粋に「楽しさ」を追求した方が良いと思います。そういった意味で、今回のリメイクにクラシックモードを実装したことは英断であり、当時の操作方法が思い起こされてほっこりします。ハードモードもいいですけど、必要かと言われると・・・。

●インターフェイス
シンプルで特に不満は無いです。というより、やれることが少なすぎてシンプルになっているだけだと思います。強いて不満を挙げれば、チャプターセレクトをもっと細分化して、シーンセレクトにしてほしかったくらいですかね。やり込み要素を消化するにあたり、幾つもセーブデータを作らないといけないのは面倒くさいです。

●キャラクター
クラウド・・・ミステリアスなクールキャラから、残念なイケメンへとジョブチェンジしたことで好感度がグッとアップしました。今後の活躍?も期待したいですね。
エアリス・・・可愛い。声優さんが完璧すぎて全く違和感が無いです。ウザさとあざとさが合わさり最強に見えます。いずれ死ぬと分かっているからこそ、一層輝いて見える部分もあるでしょう。
ティファ・・・可愛い。アフレコ時のマイクレベルが一人だけ違うのではないかと思うほど、囁くような優しい声が素晴らしいです。元々地味な性格でしたが、ちょっと明るく且つ湿っぽくなった気がします。原作とは違うキャラになったとも言えますが、それも悪くないですね。
バレット・・・声優さんの大袈裟な演技が逆に良いです。ちょっと声が若過ぎるときもありますが、どういう表現をしてくるのかと興味が持てて面白かったです。FF7のリメイクに参加できるわけだから、みんな気合が入ってるんだろうなあ。
ジェシー・・・可愛い。原作だと単なる脇役の一人でしたが、いきなり主役陣を喰うほどの活躍でびっくりしました。演出を見るに、まだ生きてる可能性が有ります。ゴールドソーサー編で女優として再登場するのではないでしょうか。なんつって。
セフィロス・・・登場しすぎです。雰囲気を一変させる圧倒的な存在感があるキャラなのに、何度も登場するせいで些か食傷気味です。扱いが軽くて本当に勿体ないですね。


結論として、FF7リメイクはアクションゲームとしては凡庸、ムービー作品としては最高という評価になります。実際、ムービーとムービーの間に少しの戦闘やミニゲームが挟まっているだけで、客観的に見ればアクションゲームやRPGと呼んでいいのか、躊躇われるレベルですらあります。しかし、これはテレビゲーム史上最高に愛された作品のリメイク版であり、当時を知る私たちの記憶を刺激することが今作の最大の目標であるとしたら、それは充分に達成できていると思います。ゲームとしての出来不出来よりも、懐かしさを感じられることの方が重要なのです。冒頭の魔晄炉(ワードで一発変換できるのは何故)やセブンスヘブン、エアリスの家など、内部のレイアウトを極力原作に合わせようとしていることに気付いたとき、私は胸にぐっと来るものがありました。美化された記憶を美しいグラフィックで再現できたなら、リメイク作品としてそれ以上の成果は無いわけです。この商品に関して今の若い人達(もしくはFF7それほど好きではなかった人達)は、客観的に評価することはできても、その価値を本質的に理解することまず無理でしょう。それは良いとか悪いとかではなく、受け止め方、捉え方の感覚が違いすぎるということです。言ってしまえば、このリメイク作品は同窓会のようなものです。違うクラスの人は無理に参加しなくても結構なのです。内輪が楽しめればそれで良いのです。だからこそ、部外者に気を使って思い出を改変するようなことだけはしてほしくない、と思います。
今回は最初から連作であることが公言されており、この内容量でいくならかなり長期間続くことになるでしょう。あるいは状況の変化により制作中止に追い込まれる可能性も十分考えられます。しかし、たとえそうなったとしても、私は別に構いません。FF7リメイクは文字通りゲーム業界における「最後の幻想」だと思います。心地よい幻想ならダラダラ続いても良いし、突然終わってもまた記憶の中に残るはずです。次回作がいつになるかさっぱりわかりませんが、今しばらくは再び動き出したこの物語とその行く末を、いろいろ想像しながら楽しみたいですね。
Posted at 2020/05/03 20:48:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 趣味 | 日記
2020年04月17日 イイね!

決断の時は、まだ迫らず

決断の時は、まだ迫らず先週の土曜日に仕事が終わって車に乗り込んだところ、水温の警告ランプが点きっぱなしになったので、JAFを呼んで自宅まで運んでもらいました。そもそも、最近はオイルランプも点いたり消えたりしていたし、またエンジンからも異音がしていた(知人からディーゼルのようだと指摘されていた)ので、いずれディーラーに持っていくつもりだったのですが、さすがにここまでトラブルが同時多発的に起きるのはマズいと思ったので、翌日ディーラーに電話して、すぐに入庫・点検をしてもらいました。そして昨日に処置が終わったとの報告を受けたので、今日は車を受け取りに行ったのですが、オイルと水温のトラブルに関しては経年劣化に起因したものであり、まあ仕方がないかと納得せざるをえませんでした。問題なのは異音の方で、こちらはスーパーチャージャー関連の部品が一部破損していることから発生しているものであり、本格的に修理するとなるとかなりの金額になるので、今回は応急処置的なことしかしていません。タイミングベルトも傷んできているようなので、これからの維持メンテ代を考えると、シロッコとはもうお別れの時が近づいていると言えるでしょう。来年10月の車検までに次の車を選ぶつもりでいたのですが、すこし予定を早める必要がありそうです。

そういったわけで、最近もいくつか試乗に行ってみたのですが、その感想を手短に記しておきたいと思います。

●MINI・クーパーS
先日クーパーSDに試乗した際にあまり納得がいかなかったので、今回は事前にデータを調べてから臨もうと思って色々調べてみたところ、あることに気が付きました。それは、私のシロッコ(1.4TSI )と現行クーパーS・SDは車重がほぼ同じだということです。つまり、毎日シロッコに乗っている私がクーパーSに乗り換えたところで、ボディの挙動から軽快感が得られるわけがなく、むしろ同じ質量がより小さな体積に凝縮されているのですから、重厚感さえ覚えるのも当然だということです。であるならば、クーパーSに期待すべき点は何なのか。それは、その重さを吹き飛ばすくらいのエンジンの力強さということになります。
そういった視点でもって先日試乗をしてみたのですが、果たして結果は大満足でした。やはり馬力は高いに越したことはないですね。以前乗っていたゴルフ5GTIのように加減速が自由自在で、街中の何気ない運転でも楽しさを感じました。私がコースを間違えたせいで距離が短くなってしまったのですが、久しぶりにもっと乗っていたいと思えるモデルでした。
敢えて言えば、MINIは「ゴーカートフィーリング」という表現を使うのを止めた方がいいのかもしれません。すごくキャッチーで印象が良いのは間違いないですが、実際の商品の性質とは少しかけ離れていると思います。一昨年にスイフトスポーツを試乗したのですが、車重がとても軽いわりに足回りがしっかりしていて、それこそ大きなゴーカートのようで面白かったです。しかし、現在のMINIは商品開発の主眼として「軽量化」を意識しているようには見えません。大型化・重厚化・高級化したボディにパワフルなエンジンを積んで強引に走るというテイストは、ひらひら曲がるゴーカートというよりグリグリ曲がるスポーツカー的だと言えるでしょう。私としてはそちらの方に魅力を感じるので、実際に体験したクーパーSは理想的な存在だと思いました。問題はオプションも含めた総額ですね。新車で500万近くになるなら他の選択肢も・・・と考えてしまいます。MINIを選ぶ場合はまず「これが好き!」という感情が無いと手を出してはいけないのかもしれません。

●メガーヌGT
RSは2回試乗したことがあるので、GTの試乗にも行ってみました。旋回性の良さはRSと同じながら、エンジンパワーもボディサイズも乗り心地も適度な感じで非常に好感が持てました。専用色のブルーが選べるのも良いですね。少し気になったのは、低速時の足回りとEDC のマナーです。若干雑味があります。試乗しているときは何とも思っていなかったのですが、後日シビック・ハッチバックに試乗してみたら、その違いが明確にわかってしまいました。

●シビック・ハッチバック
今まで全く見向きもしなかったのですが、マニュアルでもエンストしない機能があるということを知って俄然興味が湧いてきたのがこのモデルでした。結局試乗できたのはCVTの方でしたが、それでも素性の良さは充分に味わえたと思います。ディーラーの人も暇だったらしく、勧められて近くの峠道を走ったのですが、ステアフィールも足回りの動きもCVTの特性も、全てに無駄がなく的確に反応してくれる感じが驚きでした。見た目が洗練されているのに挙動が妙に荒っぽいのがメガーヌGTなら、見た目が玩具っぽいのに挙動が妙に上質なのがシビック・ハッチバックであると言えるでしょう。インテリアの造形や質感に関しては、国産で同クラスのマツダ3やインプレッサに比べても一段劣るのは否めませんが、走りに集中しやすいデザインであるとフォローしても許されるレベルではあります。そもそもシビックの立ち位置的に華やかである必要はないですからね。本音を言えばもう少し馬力が欲しいところではありますが、そこはアフターパーツが豊富にあるので、どうにでも解決できると思います。とにかくここ最近では最も「意外」な一台でした。

●ティグアンTDI 4MOTION
代車で借りたのですが、やはりSUVは運転しやすいですね。あまりに快適なのですぐに眠たくなってしまいます。扱い慣れたVW車なので違和感なく運転できましたが、車格に対して若干アンダーパワーに感じられたのと、全ての挙動にギクシャク感が出ているように見受けられました。はっきり言えば、ゴルフほど洗練されていないということですね。SUVで選ぶなら、見た目の格好良さ以外ではフォレスターの方が操作感も身のこなしもスムーズで良いと思いました。


総括すると

エンジンの元気度は クーパーS > メガーヌGT > シビック
旋回性能の高さは  メガーヌGT > シビック > クーパーS
運転する楽しさは  クーパーS > シビック = メガーヌGT

といった感じでしょうか。もちろん、たった1回の試乗でその車のすべてを把握・理解できるわけではないですし、その日の気分や体調によっても感じ方が変わるでしょうから断定はできないのですが、現在の私の認識としてはこういう順番になります。今後は、ここにBMWの118d やその他の車がどのように絡んでくるのか、楽しみに待ちたいところです。もっとも、コロナの問題が解決しないと何にも進展しないのでしょうけどね・・・。
Posted at 2020/04/17 23:23:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2020年01月31日 イイね!

少々混乱しています

少々混乱しています本日は特に用事もなく暇だったので、スバル・フォレスター、ミニ・5ドア、BMW・1シリーズの試乗に行ってきました。どれもしっかり造り込まれていて品質的には良かったのですが、そこで得られたフィーリングに関しては結構予想外のものだったので、その辺について記してみたいと思います。

■スバル・フォレスター
今回試乗したのはアドバンスでした。本当は2.5Lを積んだプレミアムに興味があったのですが、そもそも本格的なSUVというものを運転したことがなかったし、後日プレミアムを試乗する際の比較基準になるだろうと思ってアドバンスに乗ってきました。結論としては「こんなにも運転しやすいものなのか!」と甚く感動した次第であります。前後左右ともにグラスエリアが広いため見晴らしが良く、ボンネットも丸見えで車幅感覚が掴みやすいので、久しぶりに大きめな車体を扱うということで当初抱いていた不安も、乗ってすぐに雲散霧消していきました。インテリアに関しては、以前インプレッサに試乗していたことから特に目新しい印象は受けませんでしたが、煩雑に見えるモニター・メーター類もそれぞれが視認性に優れているため、いざオーナーになればあれこれ弄れる楽しみがあるのではと思いました。ドライブフィールについては、スペックから予想していたとおり良い意味でのんびりとしたもので、エンジンとモーターの連携、ステアリングの応答性、足回りの動き方など、全てが穏やかで快適に感じられました。これなら、休日にふと思い立って長距離ドライブに出る、なんていうのもありでしょうね。フォレスターと言えばターボの有り余るパワーでガンガン走るイメージがありましたし、確かにそういう仕様にも魅力を感じるのですが、必要十分なパワーを使いこなす感じでじっくり楽しむのも、また良いのかもしれません。
フォレスターに関しては、その他にも魅力的な点が二つありました。一つ目は、あれこれオプションを付けても合計金額がそこまで高くならないこと(他メーカーの同クラスのSUVに比べたらかなり安いはず)。もう一つは、STI関連の純正パーツ等が後からでも装着できることです。購入時に希望のパーツを全部付けておくのも良いですが、一月に一個ずつパーツを付け足していったりするのも、変化が楽しめて面白いでしょう。運動性能の高さに快楽を求めるのではなく、のんびり・ゆったりと長く車と付き合うことに味わいを求めるなら、このフォレスターは素晴らしい相棒になるのではないかと思います。
ちなみに、この情報は信じるも信じないも自由ですが、スバルは将来的に水平対向エンジンを止める可能性があるそうです。AWDは絶対に堅持していく一方、エンジンのタイプには拘らないというのが本社の方針だそうで、ボクサーエンジンを搭載するモデルは数年後くらいから徐々に減っていくようです。今までのスバル車に魅力を感じている人は、早めに乗っておいた方がいいかもしれませんね。

■BMW・1シリーズ / ミニ・5ドア
午前中にフォレスターの試乗を終えた後、昼食を取ってからミニのディーラーに行きました。本当はクーパーSに乗りたかったのですが、生憎SDしかなかったので、とりあえずボディのサイズ感と、所謂ゴーカートフィーリングの確認という意味で試乗してみました。しかし、これが全くの予想外で、ステアフィールも車体の挙動もやけに重厚感があり、よく言えば一個の塊としての凝縮感がある、悪く言えば「これのどこがゴーカートなの?」という感じでした。後から考えてみれば、モードがGREENになっていたせいかもしれません。この辺に関しては、次回クーパーSをモード確認した上で試乗してから、正しい判断を下したいと思っています。
エクステリアはやはり唯一無二の魅力がありますし、インテリア(主にナビ関係)も事前に思っていたほどチープではなく、概ね満足できました。なにより、コンパクトな車体が街乗りでは特に有効であり、よく指摘される前方視界の狭さも、逆に運転に集中させるという意味では良いような気がします。結論として、ミニに対する評価は保留することにしました。とりあえずはクーパーSを試してから、ということになりますね。
ただ、今回問題だったのは、この後にBMWのディーラーへ行って118i に試乗してしまったことにあります。それというのも、この118i の挙動こそが、まさに自分がイメージしていた通りの「ゴーカートフィーリング」だったからです。より正確に言えば、足回りの動きはゴーカートというより断然しなやかであり、乗り心地に関して硬さを感じる部分は殆どありませんでした。しかし、それでも回頭性が非常に高く、3気筒エンジンによる軽快感も加味して評価すれば、あのメガーヌRSよりも楽しいと言えるほどでした。ミニに対して期待していたものが、あまり期待していなかったBMWの118i で得られたという事実・・・。これが、タイトルにある「混乱」の原因になっています。
元来、私が1シリーズに求めているのは飽くまでもディーゼルエンジンを搭載したモデルであり、A200dのような豊かなトルク感と、しっとりとした乗り心地がBMWで味わえたらいいな、ということでした。もうすぐ118d が日本に導入されるので、すぐに試乗するつもりではいるのですが、たとえそれでA200d と同じようなフィーリングが得られたとしても、果たして118i と同じくらい楽しいと言えるのかどうか。また、近いうちにクーパーSにも試乗するつもりですが、そこで真のゴーカートフィーリングを触れられたとしても、それは118i ほどに軽快感があるものなのかどうか。全て自分で体感して納得しない限り、この混乱が治まることはないでしょう。まあ、いざとなればフォレスターという安息の地を選べば良いわけですから、もうしばらくは色々悶々と考えてみたいと思います。
Posted at 2020/02/02 05:01:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記
2020年01月30日 イイね!

まだまだ先の話ですが

次期マイカー候補について、現時点での所感をば。

【ハッチバック】
■VW・ゴルフ8
〇・・・世間的(世界的?)には評判が悪いが、内外装ともそれほど嫌いではない。現行に比べてサイズアップしなかったことは英断だと思う。漏れ伝わってくる情報だと、GTIよりもGTDやGTEのほうが面白そう。
△・・・ドラポジがしっくりくるかどうか。あとは価格設定。最近のVWとアウディはコスパが悪すぎる。中国市場をメインとして力を注いでいる反面、日本に対しては「こいつらは多少割高でも買うだろ」的な見下し感が強い。
■マツダ・マツダ3
〇・・・素晴らしい内外装。ドライブフィールも爽やかで良い。
△・・・エンジンが物足りない。スカイアクティブXより2.2Lディーゼルを載せたほうが魅力的。
■ルノー・メガーヌRS(トロフィー)
〇・・・挙動が完全にスポーツカーであり、完成度が高く最もコスパに優れた1台。
△・・・二度目の試乗で感じたのが「刺激が強すぎて疲れそう」ということ。自分も年を取ったかなぁ。
■メルセデス・Aクラス(A200d)
〇・・・エクステリアはマツダ3以上にシンプルで良い。落ち着いた乗り心地で、エンジンも力強く、ディーゼルなのに静か。内装もポップな雰囲気で飽きがこなさそう。8速ATも滑らかで良い。
△・・・特に無し。敢えて言うなら、シートの形状が女性向けでホールド感が少ないことと、個人的なブランドイメージの問題(自分にはメルセデスは似合わない気がする)。
■BMW・1シリーズ(次期120d)
〇・・・圧倒的に評判が悪いエクステリアデザインだが、個人的には全然気にならない。むしろ、巨大なキドニーグリルがダサいだけで、全体のプロポーション・シルエットは格好良いとさえ思う。あと少ししたら「190psディーゼル・四駆・8速AT」を組み合わせた120dが本国でデビューするはずなので、大いに期待したいところ。このエンジンならFFでも良いかも。
△・・・必要と思われるオプションを付け足していくと100万円近くは確実に上乗せになること。メルセデスみたいに標準装備を充実させて、オプションとの組み合わせを簡略化すればいいのに。
■ミニ・クーパーS(5ドア)
〇・・・外観は最高で、サイズ感もちょうど良く、いろいろなパーツでカスタマイズできる点が素晴らしい。近いうちに試乗する予定。現時点での最有力候補。
△・・・内装はあまり好みではない。クラブマンと同じだったら良かったのに。
■プジョー・208(次期モデル)
〇・・・個性的なデザイン。昔の206を思い起こさせる。
△・・・果たしてメーター類は見やすいのか。要試乗。

【SUV】
■スバル・フォレスター(プレミアム)
〇・・・すこぶる評判が良く、オーナーさんがみんな幸せそう。できればテレビは見たいので、国内メーカーのナビが装着できる点も良し。外観がカスタマイズできる点も良し。はやく試乗してみたい。
△・・・ターボモデルがあれば理想的。何か大きな変化あるとすればD型が出るタイミングだろうが、それまでは待てない。
■BMW・X1 / ミニ・クロスオーバー / ルノー・キャプチャー(次期モデル)
〇・・・エクステリアデザインが好き。SUVにしてはコンパクトなのも良い。
△・・・デザインで選ぶにしてはコスパが悪すぎる。「フォレスターでいいのでは?」と思えてくる。
■トヨタ・RAV4(PHV)
〇・・・0-100加速が6秒を切るらしい。外装や装備が現行モデルよりグレードアップされる点も良い。ダイナミックトルクベクタリングを搭載してくれれば最高。
△・・・仕事で狭い道も通ったりするので、この巨体はNG。
■プジョー・2008(次期モデル)
〇・・・先鋭的なデザイン。サイズがちょうどいい。
△・・・208と同じで内装が問題。要試乗。

【セダン】
■スバル・WRX-S4(次期モデル)
〇・・・現行モデルは2年前に購入直前までいったが、今回も恐らくそうなるだろう。新型レヴォーグを見る限りデザインも良いはず。
△・・・エンジンの変更で300psを切るのではないか?あと発売時期も下手したら2年後くらいになりそう。プロトタイプでもいいから、早く形にして出してほしい。


車は仕事でも使うので、ボディが大きすぎたり積載性が悪かったりしたらアウト。現時点ではミニ5ドアが頭一つ抜けていて、あとは団子状態。最近は国産車も本当に良いものが増えてきたな、という印象。もしカローラ・ツーリングのGT-FOURなんかが出るのなら、かなり上位に食い込むかも。
実は次期マイカー候補の第1位はフォード・マスタングだったのだが、フォードが撤退してしまったので消滅。なので、カマロの右ハンドルが出たら、全てのしがらみをかなぐり捨てて、そちらに走る可能性もあり。コルベットが次期モデルから右ハンドルになるのだから、カマロもできるはず。
Posted at 2020/01/30 00:12:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | | 日記

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「カシオーク、最終章 http://cvw.jp/b/241312/48217041/
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