2016年04月25日
Gainer、休刊へ。
昨日、Yahoo!ニュースで、光文社が20代後半~30代の若手~中堅ビジネスマンをコアターゲットに展開していた総合情報誌「Gainer(ゲイナー)」が休刊されることになったとの報道がありました。
1990年創刊されたこの雑誌。
ビジネスシーン(大手大企業中心だったが)で働く若いビジネスマンを対象に、ビジネススーツ及び小物類の新作情報とか着こなし方指南、さらには、合コン成功法とか、デートで使える高級レストランとホテル、高級私服や高級車、輸入車などを大々的にフィーチャーし、所謂「肉食系男子」ブームをぶちあげたとされ、2000年代初頭は、キムタクや福山雅治なども表紙を飾ったり、ビジネスに使える裏技講座、読み物小説、企業のカリスマ経営者インタビュー、旬の女優やタレントのグラビア&インタビューなど硬軟織り交ぜた内容、イクメンリーマンにもスポットを当てた内容を盛り込んで、支持を得るも、ここ数年の消費不況、出版不況で売り上げが低迷。
数年前に、若手企業家をフィーチャーした内容にシフトするも時すでに遅し。今回の休刊になったそうです。
一時期、私も読んでたんですが、何かスカしたチャラ系モデルの男(丸の内の大企業勤務の営業マン)が上下合わせてウン十万のスーツを着て、丸の内のビジネス街を颯爽と歩くさま、付き合ってる彼女が勤めてる会社(外資系?)の受付嬢で実家は九州の造り酒屋、職場に行けば、同期入社の綺麗系オトナ女子な子が居て、そいつともデキてて・・・んで、クルマは収入とはかけ離れた高級車か輸入車のSUV、私服は3万のシャツと10万のジーンズ、20万の靴で、彼女と高級レストランに食事に行き、夜景を見て、高級ホテルで・・・・って言うストーリーに何か、うそ臭さと言うか胡散臭さを感じたモンです。
思わず「こんな奴おらんやろ~~~」(By:大木こだま師匠)と読む度に突っ込んでました(笑)。
現実、こんな生活してたら、破産しますね、絶対に。
増してや、こういう奴ほど、仕事できなくて、やがて関連会社に片道切符で出向(「半沢直樹」みたいですな。)、その後借金と女関係で会社を追われて離婚して妻子に捨てられ、自己破産コースですよ。
私なんか、仕事は物流系工場系なんで、ユニフォームだし、私服はG.Uとかで買ったもしくは、親兄弟からのもらい物が多いし、一緒に夜景を見る彼女も居ないし(それは自分のせいです、ハイ。)、乗ってるクルマは今、話題のあのメーカーのクルマだし(いや、好きな車なんで関係ないっす。)、高級レストランとかおすし屋さんなんて年に一度、家族で行くかどうかで、ラーメン屋さんか大衆食堂の方がホッとするし、やっぱ、普通が一番だなと実感しました。
名もなく貧しく美しくで結構。地に足付けた生活こそ大事だなあと、最近思った次第です。
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Posted at
2016/04/25 22:35:33
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