モハメド・アリよ、永遠なれ。

今日、午後、元ボクシングヘビー級王者のモハメド・アリがアメリカ・アリゾナ州で、亡くなりました。

享年７４歳でした。


彼のプロボクサーとしての活躍とその影の問題、波瀾万丈な人生は、いろいろなところで報道されてる周知の事実だから、敢えて語りません。


１９６０年にローマ五輪でボクシングライトヘビー級で金メダル獲得し、凱旋帰国するも、黒人であることを理由にレストランの入店拒否を受けて、メダルを川に投げ捨てたのをきっかけにプロボクサーに転じ、カシアス・クレイからモハメド・アリに改名し、ヘビー級チャンピオンになり、彼の代名詞となる「蝶のように舞い、蜂のように刺す」というプレースタイルで成功するも、ベトナム戦争に反対し兵役を拒否して、チャンピオンおよびボクサーライセンスを剥奪されるも、その後、リングに復帰し、1974年にジョージ・フォアマンに勝ち、自らの拳で再びチャンピオンに返り咲くと言う姿、人種差別問題、社会問題にも真摯に立ち向かった様は、単に強いだけでない、時代を作り、社会と政治を動かし、一家言を持った最初のボクサーだったと思います。


「生ける伝説」と呼ばれたのは、おそらくこの人が最初だったと思います。

晩年はパーキンソン病に悩まされながら、その信念はしなびなかったあたりに、真の意味での「タフガイ」だったと言えます。



謹んでご冥福をお祈りします。
伝説のボクサー、アリよ、永遠なれ。