今日、休憩中にスマホのニュースサイト観てたら、衝撃的な記事が。
ヤフーニュースの産経新聞電子版によると、マツダがミニバンの開発と生産を、平成29(2017)年をめどに撤退する方向で検討に入ったとのニュースがありました。
今後は、世界的に人気が高まっているSUVにシフトする方針みたいです。
現在、業績好調で、所謂「勝ち組」とされてるマツダですが、唯一の弱点であるミニバン市場から撤退するとは、正直、ショックだし、夢にも思いませんでした。
「MPV」「プレマシー」「ビアンテ」の3車種を展開しているのですが、ここ数年の国内の販売状況は、平成22(2010)年で約44,000台を販売するも、国内外のライバルとの競争激化のあおりで、昨年は11,000台と4分の1にまで減少していたことや、スカイアクテイブとクリーンデイーゼル、そして魂動デザインを採用した車種を前面に押し出す戦略が功を奏して、マツダ=スポーティー、先進性のイメージが定着したのも大きいのではとも思ってます。
あと、個人的な感想ですが、ミニバン市場においては、何かしらかの特色というか武器というか飛び道具、わかりやすい見出し的な価値がないと売れないと言う現実もありますね。
具体的には・・・・
トヨタ・・・・アル/ヴェルに代表される圧倒的な高級感、存在感。
ノア/ヴォク、エスクワイアのようなファミリー受けのよさ
HVの先進性。
日産・・・・エルグランドのような走りと高級感と存在感の高さ。
セレナのような家族みんなが使いやすいミニバンの商品性。
ホンダ・・・・ステップワゴンのような小排気量ターボの走りとアイデア
満載の使い勝手の良さ。
三菱・・・・デリカD:5のような、クロカンSUVに匹敵する4WDの
性能の高さと走破性、耐久性の高さ。
スバル・・・・シンメトリカルAWD+スバルボクサーの質感の高い走り
で勝負するエクシーガクロスオーバー7。
VW・・・・・ゴルフトゥーランのような頑丈な道具感を持ったミニバン
BMW・・・・2シリーズアクテイブツアラーのような、走りと実用性を
ハイレベルに融合させたミニバン。
そうしてみると、マツダの今のデザインと技術ならば、こうしたライバル陣に戦える車種が出来ようものなのに、そうした意味ではなんとも残念と言うかもったいない気がします。
一方では、かつてのバブル後の経営危機という苦すぎる経験があるだけに、そうした意味では、選択と集中を行ったと言う意味では、ビジネスと言うか商売としてみたときに正しいとも言えます。
果たして、この戦略がどうなるか?
気になりますね。
Posted at 2016/02/29 21:02:54 | |
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