明日は、成人の日ですね。
我がエリアでは、北九州市、筑紫野市などが今日、成人式だったみたいですね。
私の職場にも、新成人の子が居て、彼も今日、成人式に行ったことでしょう。
さて、今年の新成人は
1996年4月1日生まれから1997年3月31日生まれ(地域によって異なるらしいですが)の方が、晴れて大人への第一歩を踏み出すそうです。
この時代はと言うと、私はちょうど、大学生。
この頃は、クルマの免許を取ってたりした時期ですが、世間的には
病原性大腸菌O-157による食中毒被害の増大、牛海綿性状脳症(BSE)被害などの食の安全を揺るがす事件や、地方自治体の「カラ出張」「カラ接待」などの裏金作り問題が多数発覚したり、銀行や証券会社などの金融機関の経営破たんが始まったり、企業のリストラや経営破たんが多発し始めるなど、政財界の暗いニュースが続く中、アトランタ五輪の女子マラソンで有森裕子選手の銅メダル獲得、サッカー日本代表が初戦でブラジルを破った「マイアミの奇跡」や、メジャーリーグ2年目の野茂投手のノーヒットノーラン、プロ野球では、セ・リーグの長島巨人が、最大11.5ゲーム差を跳ね返し逆転Vを果たした「メークドラマ」などが話題になりましたね。
ちょうど、
マイクロソフトから、世界中のパソコンのOSの標準となる「Windows95」リリースされたのを機に、PCの売り上げが伸びて、日本のネット人口も増え出したのも、この頃でしたね。
あと、
小室哲哉氏率いる「小室ファミリー」が音楽界を席巻し、globeの1stアルバム「globe」がダブルミリオンになったり、TKがプロヂュースしたなかでも安室奈美恵さんの活躍が目立ち、彼女のファッションを真似る「アムラー」がブームになったり、SMAPの中心人物だったキムタクが主演するフジの月9ドラマ「ロングバケーション」、田村正和氏とW主演で話題になったTBSの金ドラ「協奏曲」が立て続けにヒット。先日、放送終了した「SMAP×SMAP」がスタートしたのも、この年でした。
あれから、20年。いよいよ所謂「不惑」に手が届かんとする年代に接近してる私だが、就職浪人→就職→転職→身内の問題多発による大混乱に巻き込まれる→転居→疎遠だった身内との別れ・・・・その中には、自分が招いて自業自得ともいえる事象もあって、その度に自分の無力さ、情けなさに打ちひしがれたものです。悔しさも味わいました。
それでも、そうした事象を力に変えて、ない頭を絞って必死に真面目に今、なすべきこと、出来ることをやってくことしか取り得のない私は、いろんな人と出会い、支えられながら、ここまで生きてるというのが、本当のところです。
私は、そんなに、人様に誇れるような生き方も出来てないし、お金にもステータスにも縁のない人生を送ってる私がこんなこと言うのもおこがましいけど、私がいつも大切にしてる言葉を、毒にも薬にもならないかもしれないけど、今日、このブログを読んでる新成人の方々、あるいは成人して社会で頑張ってる方々にお伝えします。
1、ベストを尽くす。
2、迷惑を掛けない。
3、遊びを忘れない。
自分のことを棚にあげて、正義を振りかざす輩を嘘つきと呼ぶ。
丁寧とは仕事の基本である。
丁寧は、人間の誠実が、これをさせている。誠実とは生きる姿勢である。
私が敬愛する作家の一人、
伊集院静さんが、
「大人の流儀」で語っている言葉です。
私は、所謂「大人の流儀」を体現してるとは言いがたい人生だけど、社会に生きる上で
「誠実さ」「真面目さ」「責任」「結果」が求められる以上、そうした心構えは持っていなければと、日々生きているつもりです。
そして、他人に対して、世間に対して恥じない生き方をしていけば、
「見てる人は見てる」し、引き上げてくれる、そう信じて生きてます。
まあ、現実はなかなかうまくいかず、一生懸命真面目にやっても裏目に出てて、良かれと思ってやってても、怒られることの方が多く、褒められることは、ホント片手で足りれば御の字です。
それでも、
「勝って驕らず 負けて腐らず」を胸にして、
大切な家族や仲間を守るために何をすべきかを考え、行動していけば、例えその時のやり方が間違ってたとしても、経験と知恵を増やせば、やがて大きな力に変わると、私は信じてます。
私も、今でもそうだけど、昔からホント不器用で、要領悪いけど、社会に出て働いて金稼ぐ以上、そんなのは言い訳でしかないし、結局、自分の持ってるものでしか勝負できないし、それで勝負していくほかないんです。
よく「僕(私)、アマチュアだから」とか言って、適当にやってる子もいるけど、私の経験上、そういう子ほど、いざと言うときに、ここぞと言う時に踏ん張りが効かないんです。それが世の中なんです。
でも、
社会で働いて生活していく以上、生き抜く以上、その時々に必要な、いや時に必要以上な努力をしなければならない時期があるし、程度や形は違えども、誰にでも必ずやってくる。まあ、かく言う私も、その中にいるけども。
そういうときに、
人としての真価というか本性というか、地金が出るわけで、そうした積み上げが、その人それぞれの「地頭(じあたま)」が発揮されるし、それらを潜り抜けることで、自信に繋がり、次のステップ、次のステージへと進める訳です。
そして、
そういう時の姿は、いろんな人たちが見てないようで見てるんだよと心得て、日々を生きていかねばならないなと、改めて思います。
結局、人生って、そんなことの繰り返しなのかなと、今年の正月、弟夫婦、両親と呑んで語らう中で、ふと思いました。
新成人を迎える人たちを見て、そんなことを思い、これからも頑張らねばと身を引き締めた次第です。
最後に、自戒の念も含めてますが、これだけ言わせてください。
新成人の皆、成人おめでとう。人生に光あれ。
そして、仕事も遊びも人生も、一生懸命真剣であれ。
そうすれば、本当の意味での「理想の大人」に近づくから。

Posted at 2017/01/08 22:02:43 | |
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