夕方、仕事帰り道、こんなニュースが速報で飛び込んできました。
「日産のゴーン会長に逮捕状」
私は、その時間、家電量販店にいたんですが、そのニュースを聴いた時「嘘だろ?」と思いました。
その後、帰宅して、TVを付けると、「日産会長カルロス・ゴーン容疑者、逮捕!!」とデロップが変わってました。
(毎日新聞 20日 朝刊1面)
報道によりますと、ゴーン容疑者は、有価証券報告書に、2010年から5年間の役員報酬約50億円を過小に記載したと言う虚偽記載を働いた金融商品取引法違反の疑いで、ケリー代表取締役とともに、今日、東京地検特捜部に逮捕されたとのこと。
1998年、深刻な経営危機に瀕していた日産は、経営再建を図るべく、フランスのルノーの傘下に入り、その再建のために、ルノーからCOOとしてやって来たゴーン会長。
「コストカッター」の異名を取った彼は、翌年から経営改革「日産リバイバルプラン」を断行。
TVニュースで、彼が日本語で「痛みを伴う改革になるのは判っています。正直、心苦しい思いもあります。でも、信じて下さい。他に選択肢はないのです。」と悲壮な決意を力強く語ってた姿は、当時大学4年・22歳で、就活がうまくいかず、くすぶってて、就職浪人を決めた私にとって、凄くまぶしく映りました。
その後、生産拠点の削減、車種の削減、販売チャネルの見直し、部品調達コスト削減と共用化、人員削減、事業の見直しなどなど、文字通り「痛みを伴う大手術」を行い自動車会社としての体質・体裁を整えて、その一方で、デザイン戦略を徹底的に推し進めてブランディングの強化に努めたり、復活の象徴としてスポーツカーのフェアレデイZを復活させ、ハイパフォーマンス・スポーツカーGT-Rを発表。
近年は、電気自動車リーフを発表したり、燃費データ不正で経営危機に陥った三菱を傘下に収め、ルノーと三菱の会長も兼任するなど、攻めの経営を展開。その結果、経営危機から2年で有利子負債を解消し「V字回復」を実現。昨年は、ルノー日産三菱連合のグローバル販売台数が、ドイツ・VWグループについで2位になり、日本においてトヨタを上回るなど、文字通り「結果を出した」と言えます。
2002~2005年、20代の私は、当時就職浪人~転職を繰り返し、一時農業をかじってた私は、このゴーン会長のこれまでの実績をリアで見ていて、ビジネスマンとして本当にまぶしく映って、当時大学院生だった弟が、ゴーン会長が来福して、九州大学で特別講演会が開催されるのを知り、見に行って、彼の一挙手一投足に感動感銘感激したのを聞いてただけに、何か複雑な心境です。
当時K11マーチに中古でですが乗ってましたが、弟同様にある意味、ゴーン会長にインスパイアされてた時期もあっただけに、何とも言えないですね。
今後、ルノー、日産、三菱に及ぼす影響はどうなるか判りませんが、今後の推移を見守りたいですね。
Posted at 2018/11/19 22:42:51 | |
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