少し前に、我が地域のJFN系老舗FM局で、在福ラジオ局ではトップの聴取率を誇るFM福岡の早朝ワイド番組「ZERO MORNING」(通称:「ゼロモニ」)が2023年10月改編で、番組開始から4年目の大変革リニューアルをしたことをこのブログに書きました。
内容を整理すると、スタート当初から4年に渡り、メインパーソナリティを務めてたFM福岡アナウンサーの西川さとりさんが月曜と水曜、金曜のみの出演となり、火曜日はFM福岡でも番組を持っているラジオDJの荒川みどりさんが担当し、木曜日はFM福岡新人アナウンサーの梅田あんりさんが担当。金曜日は西川さとりさんと梅田あんりさんのFM福岡アナウンサー師弟コンビが担当し、それぞれの曜日によってカラーを変えると言う、番組始まって以来の大変革を行い、ディレクターをはじめ、スタッフの半数を若手社員が新加入するなど、これまでのFM福岡では考えられなかったくらいの大なたが振るわれました。
リニューアルに際し、西川さとりアナは「確かに、ウチの局でも、喋ってる人、聴いてる人がおじさんやおばさんがやってる番組があって、それらの人気、聴取率は高い。ただ、それだと、結局、若いリスナー、スタッフに食い込めないし、おじさんやおばさんしか聴かなくなってしまう。それじゃ行けないから、今回のリニューアルはそれこそ、ラジオの仕事は初めてだよって言う人を含めた若いスタッフを積極的に使って、この番組から、FM福岡は変わったんだよってことをいち早く表明したい。」と、ラジオ業界、FM福岡の置かれてるステータスを踏まえた上で、5年10年先を見据えたリニューアルで、FM福岡だけでなくラジオ業界に風穴を開けようと言う熱意を語ってました。
大変革から半年。
確かに、賛否両論はあるし、某5ちゃんねるでは「前の方が良かった」とか言う声もありました。
ただ、これまで人気長寿番組、人気ベテランDJ頼りで、若い世代のアナウンサーやDJが育ってるとは言い難かったFM福岡が、この「ゼロモニ」の大変革を通して、漸く本気で若い世代の育成に舵を切ったのは大いに評価されるべきだし、在福FM局のCROSSFMやLOVEFMに実力と人気を兼ね備え、それこそ他局でも番組を持てるくらいの実力を持った若いナビゲーター・DJが多数育ち、結果、若いリスナーの支持を集めてる事や、CROSSFMがホリエモン会長の下で経営再建を図ることが大きく報道されたのも影響してるのか、FM福岡が「ゼロモニ」の大変革から5年10年先を見据えて大きく変えていこうと言う決意を持ってやってる事は伝わって来ました。
確かに、若いスタッフがまだまだ荒削りだなと思う部分もあるし、これまでヘビリスが離れたりしてますが、私的には既存の固定客を切り捨ててでも、生き残りを図る上では時に、大きく変わる時期を乗り越えないとイケないと思うし、逆にそれによって新たなファンを構築できるとも思います。
FM福岡にとっては、それが今だったという事でしょう。
早出の時に聴いてますが、最初はどことなくCROSSFMを意識してるのかなとも思いましたが、通しで聴いてみると「悪くないな」と感じました。
とみにNO.1の会社は、これまでの成功体験に拘って、新しいチャレンジをしないと言うか守りに入りがちですが、それだと先細ってやがてはジリ貧になります。
そうならないために、ちょっと遅きに失した感は否めないけども、企業として永らく続くために、大きなチャレンジをすることは大事だし、私も支持したいと思います。
Posted at 2024/01/29 23:08:48 | |
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