2020年07月31日
自治会は 単なるボランティア団体である
今日 毎日ニースで、障害者の人が自ら命を絶った記事を読んだ・・・昨年11月25日の事である・・・。
コロナの問題では無く、その人が住んでいた自治会役員達の心無い行動が その人を死に追い込んだのだ。
その役員達は何をしたのか?
その記事に寄ると・・・
亡くなった男性が1人暮らしをしていた大阪市内の市営住宅では2019年11月、自治会の班長を住民同士がくじ引きで選ぶことになった。
男性は障害を理由に選考から外してもらうよう役員達に求めたが、
「特別扱いできない」
と聞き入れられなかった。
そればかりか役員らは集会所で男性と対応を話し合った際、障害があることや日常生活への影響を書面に記すよう要求したのだ。
男性は仕方なく書面を作成した・・・すると、役員らは他の住民にも書面を見せて男性のことを紹介すると説明したというだ。
男性は その翌日、自らの命を絶ったのだ。
男性は 亡くなる前夜、近くに住む兄に
「言いたくないことまで根掘り葉掘り書かされた。さらし者にされる」
とため息交じりに話し、落ち込んでいたと言う事です。
男性が提出した書面は便箋2枚に手書きでつづられ、
「しょうがいか(が)あります」
という言葉で始まり
「おかねのけいさんはできません」
「ひとがたくさんいるとこわくてにげたくなります」
「ごみのぶんべつができません」
等と苦手なことを列挙し、文頭に×印を付けた。
「となりにかいらんをまわすことはできます」
等と、可能なことには○印を付けたとみられる。
◇以下は亡くなられた男性が書かされたとされる書面(一部)
しょうがいか(が)あります
○2500えんは ふうとうにいれれます
×おかねのけいさんはできません
○1たい1ではおはなしできます
×ひとがたくさんいるとこわくてにげたくなります
○となりにかいらんをまわすことはできます
○ひととあったらあたまをさげることはできます
×いぬとかねこはにがてです
×ごみのぶんべつができません
○自てんしゃにはのれます
○せんたくはできます ほすこともできます
○どこでもすーぱーこんびにはかいものできます
○くやくしょびょういんにはいけます
×かんじやかたかなはにがてです
私は この記事を、耐え難い痛みを感じながら最後まで読みました。
亡くなられた方の精神的苦痛が、悲鳴が・・・伝わって来る様です。
どの様な悔しい思いで これを書きつづった事か・・・。
いつ私達は 自治会の配下に入り、管理監督される事を強要され それに従わなければならい事になったのでしょうか?
自治会には そんな権限は 何一つ持ち合わせていないのです。
そもそも自治会は 単なる身近な地域の世話好きさんの集団が「会」となっただけであり、単なるボランティア活動でしか無く それ以下でも以上でもありません。
又、個人情報を強要する権利も侵す権利も、個人に何かを命令する権限も 何の特権も何も無いんです。
地球人には 「役」を持つと錯覚する人が多くいます・・・単なる 人である事を忘れて・・・平等な立ち位置である人で有る事を忘れて・・・。
私も ある事で自治会問題に直面し、日本各地の自治会問題を調べる様になり 初めて色々と知りましたが、この錯覚者が多く居る自治会問題は 日本各地で指摘されつつある問題なのです。
私達を管理している「行政」には「自治会」は含まれていないのです!
単なるボランティア団体である「自治会」・・・各地のお話を聞いていると 上から目線や特権階級を得た様な錯覚者が増えてきている様に感じます。
ボランティア活動で大事なのは、「自分はお手伝いをしているだけ・・・少しでもお役に立てれば嬉しいです」と言う 自分の位置を見誤ら無い事・・・。
今回 問題となった自治会の役員と称する方達は、立ち位置を錯覚した人達で有ったのではと私は思います。
この事件は、遺族が以下の内容で提訴しました。
「障害の有無などは他人に知られたくない個人情報。必要性がないのに本人の意思に反して書面作成を強要した」として、プライバシーや人格権の侵害を主張しています。
又 他の住民に見せると伝えて心理的な負担をかけており、役員らは自殺を予見できたと訴えています。
それに対し自治会役員らは
書面の作成については「嫌がっているそぶりはなかった。ストレスのない方法を選択して適切だった」
と主張し争う姿勢を取りました。
この主張を読んで 私は呆れましたが・・・。
私からすれば、この役員達の主張は イジメ加害者と同様の言い訳にしか聞こえませんでした。
被害者が嫌がっているとは感じなかったと言う イジメ加害者と同じとしか・・・。
少なくても その地区の住民の声を聞き 活動しなければならないボランティア活動員が、多様な人の話を聞く能力に欠け 自分勝手な解釈の元で 相談者を傷つけ死に追いやったにも関わらず、その自覚が未だに感じていないのですから 話になりません・・・。
人の相談を聞く・・・それは その人側に立って聞く必要が有り、決して聞いてあげている位置に居てはいけないのです。
増え続けている 自治会問題・・・誰かの上に立ちたければ、国会議員に立候補しなさい・・・当選しないから・・・。
だからといって 現役員と称する者の鞄持ちをしていたら仲間に入れる手身近な地域自治会の役員になって、地域民を見下したり 特権を有したかの様な振る舞いは辞めなさい!
国内の自治会という単なる「会」は、一度全解散し 勘違いした人が居ない 真のボランティア活動団体を再構築する時期に来ている様に思えてなりません。
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Posted at
2020/08/01 00:43:49
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